俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の4ページ目

「ひんがしの腐草濡れる甘雨かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: ひんがしの腐草濡れる甘雨かな

おはようございます

◆明確な季語がないように見えます。御本人はどれを季語としているのでしょうか?
「腐草蛍となる」の形なら季語ですが「腐草」は季語ではなさそうです
「甘雨」も手元の歳時記には見つからず、ネットでは「慈雨(夏の雨)と同じ」、「春の優しい雨」など解説がまちまちでした。ネット情報は鵜呑みにしては危険なものなので、これを季語として使うには確かな情報が欲しいです
◆東大寺だとわからない、というのも慈雨さまと同じ意見です。有名な古典でも「ひんがしの野」で「東にある野」という意味ですし

かっこつけた言葉でなく、コメントにある風景を自分の言葉で詠むのをお勧めします。「蛍」の季語で。

・大仏ややさしき雨を飛ぶ蛍

点数: 1

「山笑うあちこちみても山笑う」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 山笑うあちこちみても山笑う

おはようございます

私も似た句を出して指摘されたことがあるのですが、

故郷やどちらを見ても山笑ふ/正岡子規

という先行句がありました

まあ、子規と同じ心意気ということで

点数: 1

「小さき庭あふるるリズム五月雨」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 小さき庭あふるるリズム五月雨

句の作者問題と、著作権について、補足します

自分の責任で出される句集や、結社の会報などでしたら、たとえば師匠の添削を受けた上で、著作権は自分にある状態で掲載することはあるはずです。
クローズドの句会でのアドバイスなんかもそうですね

このサイトで出された「添削希望の句」と「提案された句」は、まず全世界にネットで公開されてしまっているという問題があり、
提案の句は、師匠でもなんでもない人間が責任のない状態で出している句で、権利や責任の所在が不透明です。提案句作者が「著作権を差し上げます」と明確に言えば権利はセーフですが、このサイトを見た第三者が「もとの作者の作品ではない」と思ってしまうのは止められないと思います
し、その添削にうっかりミスがあった場合、提案句を出した人間のミスが別の場所に広がることにもなります

「著作権のあるなし」と「本人の句と認めるかどうか」はややずれた問題なのですよね・・

例として、某お茶飲料会社の俳句募集事業では著作権はすべてお茶飲料会社に移ります。俳句そのものは会社側が自由に使えるようになるのですが、「飲料会社が作った俳句」とはならず、本来の作者の作品として扱われています。

いろいろややこしいので、あとはご本人の良識と、投句先の判断になるかと思います

点数: 3

「小さき庭あふるるリズム五月雨」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 小さき庭あふるるリズム五月雨

こんばんは

おかえさきさんに補足です。

多くの投句先が「自分が著作権を持つ非公開の句」と限定していることが多いので、ご確認ください。
賞品や賞金や名誉のある投句先は、後でバレると揉めます。

インターネットの不特定多数の人に見られる場所に出した句は、「公開済み」の句になります。ここ添削道場も誰でも見ることができるので、全ての句が「公開済み」になります。
会員制であっても、不特定多数が見ている場所(SNSとか)も「公開済み」になります。
(特定少数に見せる程度なら、そのメンバーに口止めすればセーフと思いますが、重々お気をつけください)

また、意見を出し合う句会などにおいて、他人が添削した句を出すのはマナー的によろしくないと思います。

句を出す先(使い道)をなおじい様に伝えた上で、なおじい様の了解があって、他人に迷惑がかからずルールとして大丈夫ならセーフとは思いますが、
基本的には、他人の提案の句をそのまま使い回すのは避けた方が良いと思います

点数: 1

「葉桜や桃色の葉は何処でゆく」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 葉桜や桃色の葉は何処でゆく

はじめまして。よろしくお願いします。

御句、「桃色の葉」とみて「葉が桃色になる種類の桜があるんだなあ・・珍しそう」と思ってしまいました。

俳句には十七音という少ない音数しかなく、多くの言葉を使って説明するのが難しいので、「桃色の葉」といって「桜の花」のことという伝わりにくい比喩(宍戸さまの言うところの「暗示」)は大抵失敗します

◆「葉桜」という季語には、桜の花が散って葉っぱに変わったという意味を含み、桜の花を惜しむ気持ちも含んでいます。だから「葉桜」は初夏の季語なのです。
 つまり、宍戸さまの作ろうとした句の意味は全て「葉桜」の四音に入っています

 「葉桜や」と夏の季語を使っておいて春のことを詠む、というのは俳句には向いていません。春を詠むなら春の季語、夏を詠むなら夏の季語を使うのをお勧めします。
 季語によっては「行く春」「雛納め」など、いってしまう季節を惜しむ季語もありますので、いろいろ調べてみてください。
とりあえずここまで。

点数: 2

イサクさんの俳句添削依頼

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