俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1443ページ目

「節分後山鳥集う豆の跡」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 節分後山鳥集う豆の跡

こんにちは。

◆この句の題材がすでに「節分の後だから豆(の欠片)が散らばっているから鳥が集まっているよ」という報告を題材にしていて、報告説明が強くて詩を妨げています。
 「節分の後だから」「豆(の跡)」という原因理由を全部言ってしまっているのは損です。

◆「山鳥」という種類の鳥がいます。この鳥も季語でして・・
 コメントによれば「山鳥」ではなく「いろいろな種類の鳥」っぽいので、季重なりを避けるべきのように思います。

せめて語順を変えて、原因⇒結果という因果の流れを少しでも弱くしてみますが、題材そのものがなかなかつらいところです。

・鳥集ふ豆撒き果てし境内に

点数: 1

「三寒四温せせらぎは里通過」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 三寒四温せせらぎは里通過

こんにちは。はじめまして。

「涸川」は冬の季語です。
なので、川に水が戻るのは俳句では春の気持ちです。この句は「ついに春が来た」という気持ちなのだと思いました。

が、季語が冬の季語「三寒四温」。
「暖かい日のあと、また寒い日が来る」という季語です。

慈雨様の提案句のように「四温」のみなら「冬だが暖かい日」の意味を持ちます(その後に再度寒くなること前提ですが)ので、多少つじつまも合いやすいのですけれど、句意としてはやはり早春の季語を使いたいところです。

・早春や里にせせらぎ戻り来て

点数: 2

「節分や何処の窓も閉めりけり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 節分や何処の窓も閉めりけり

こんにちは。

◆「や」「けり」切れ字がふたつ。ここは修正したいところ。
◆下五「閉めりけり」ここの文法がよくわからないのですが・・「閉まりけり」なら理解できます。
 が、上述の通り「や」「けり」の二重切れ字を回避するためには下五の「けり」を変えるべきかな・・と思います。

・節分やいづこの窓も閉まりをり

点数: 1

「梅が香にいま恍惚の迷子かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 梅が香にいま恍惚の迷子かな

再訪です

◆迷子なのは自分 ⇒ 親を見つける(親と合流したら迷子ではなくなる)
 でコメントをすべて包含する気はしますし

◆親が迷子である
 でも解釈は可能な句

どちらにしても、香り立つ梅の園で親御さんを見失ってしまった、と解釈したのでしょうね

「わからない」はえてして否定的な意味を含んでしまいますし、
他人の受け取った句意(悪意がありそうなものを除く)に「わからない」ことを悩むよりは「そういう受け取り方もあるのだ」と探求したいところですねぇ

点数: 0

「笹鳴に息をひそめて聞きにけり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 笹鳴に息をひそめて聞きにけり

おはようございます。

◆後半がこのままの場合「聞く」が強く、上五の助詞は「に」ではなく「を」だと思うのですが・・・
 (とはいえ、この句形のまま「を」にするのは散文的)

◆この「けり」は自分の動作を「詠嘆」しています。
 「(私は笹鳴きを)聞いたのだなあ」
 ちょっとおかしな気がしますね。
 「けり」はもともと助動詞として「(伝聞)過去」の意味がありますし、自分の動作を「けり」するのは難しい用法だと思っています。
 ここは下五「けり」を回避する方が。。

 たとえば補助動詞「をり」を持ってくれば、上五は「に」のままでもいけます。「~に居る」という繋がりができますので。

・笹鳴に息をひそめて聞きをりぬ

 「けり」を諦めれば上五「や」の復活もありえますが、「笹鳴が聞こえたから自分は息をひそめて聞いている」という因果ありありの句です。自分から離さないと「や」は難しいかもしれません。

・笹鳴や息をひそめて聞くがよき

点数: 2

イサクさんの俳句添削依頼

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