俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1440ページ目

「池の底覗きこめばや春の水」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 池の底覗きこめばや春の水

こんばんは。

「覗き込めば」+「や」で確定条件の疑問形、と思って句の意味を受け取っておりました。
願望の終助詞「ばや」ならば未然形に接続ですので「覗きこまばや」ですかね?

「覗き込む」という動作の願望は達成できてしまうので(底が見えるか見えないかというのはありますが)、この句の句意は「実際に目視したい」=「覗かばや」なのではないかなあ・・・と思いました。

・池の底覗かばやとて春の水

点数: 3

「子守唄しづかに終へていぬふぐり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 子守唄しづかに終へていぬふぐり

おはようございます。
良い句だなあと思って鑑賞しておりました。
中七「て」の緩さが気になっておりましたが、やはり議論はされておりますね。
上五下五がそれぞれ五音名詞。リズムが難しい型ではあります。すぐに山本山や二段切れになってしまう。

終止・連体形同型の動詞を置いたときに句として切れを感じにくくなるのは理解しますが、「いぬふぐりの擬人化」と読み解くのは慈雨様の句作の力を信頼していなさすぎるのでは~~とは思います(わかっていてわざわざ擬人化で読み解くのは問題ないかと)。
むしろ明確に切れを入れてみますか?

・子守唄しづかに終ふやいぬふぐり

しづかに~とあるので強い切れを作りたくなかった、ということなら理解します。

・子守唄しづかに仕舞ひいぬふぐり
・子守唄しづやかに終ふいぬふぐり
・いぬふぐりしづかに終ふる子守歌

提案句にちょっと山本山の気配がありますね。誤読はなさそうですが。

点数: 1

「もふもふの背比べなる猫柳」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: もふもふの背比べなる猫柳

こんにちは。

◆慈雨様が、助動詞「なり」と、その活用形「なる」については解説してくれていますので、そこは理解できると判断して省略。

◆私は俳句特有の文法の「切れ」は生かせるときに生かした方がカッコいいと思うので、この句の場合は終止形「なり」推奨派。「なる」でも意味は通じますが、切れがあっても一物として成立しますこの句は。

◆「なり」という断定を採用して「もふもふの背比べなり猫柳」
これを現代語に直すと
 『もふもふのせいくらべだ!猫柳は』
という句意になっていて意味は通じると思います。なので断定の助動詞「なり」でこの句は問題ないと思っています(断定していますが背比べという擬人化が入るので、暗喩ですね)
 (というかみなさんの「断定はよくない」的なコメントが私は理解できていません。そんなにダメかしら?)

別の形の提案句だけ置いて去ります

・背比べせりもふもふの猫柳

点数: 1

「バレンタインデー野良猫が顔洗ふ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: バレンタインデー野良猫が顔洗ふ

こんばんは。

取り合わせですし、語順入れ替えても大丈夫ですね。
五七五のリズムに近づけることはできます。

・顔洗ふ野良猫バレンタインデー

点数: 2

「古民家に偲ぶ昭和や春時雨」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 古民家に偲ぶ昭和や春時雨

こんばんは。

「偲ぶ」が若干説明臭い気がしますね。
「民家」ではなく「古民家」とわざわざ「古」を付けていますし、何かを偲んでいることをそれ以上に言いたくない気はします。

・古民家の昭和に触るる春時雨

私の句については自句自解はしませんが、慈雨様がけっこうキャッチしてくれています。「枯渇中」は私の俳句力の話で句と直接は関係ないので無視してください。

点数: 1

イサクさんの俳句添削依頼

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