俳句添削道場(投句と批評)

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いつまでもいるぞ網戸のカブトムシ

回答者 ハオニー

添削した俳句: カブトムシ網戸の裏にいつまでも

面白いカブトムシの様子を描こうとしていたのですね
下五(座五ともいう)の「いつまでも」にそのような思いを反映したかったのですね

これは「カブトムシ」、「網戸」が季語です
どちらかを外すと句意から大きく逸れるるとになるため、どちらも活かしたいと思います

「裏に」は説明的ですし、なくても
裏が「部屋側か外側か」は網戸によって異なりますが、部屋の中から網戸にカブトムシが張りついているという解釈は、どちらかと言えばひねくれものです
その考え方も、詩心があるといえばあって素晴らしいものですが(ry

そうした場合は
「ここから出して!」と網戸のカブトムシ
とすれば一応成立します

本題に戻ります
網戸のカブトムシ、とすることで主役「カブトムシ」と脇役「網戸」となるかと思います
主役と脇役を入れ替えるには、網戸の描写を増やして「~(網戸の描写や思い出)~網戸にカブトムシ」とすれば逆転します

あとはこの「いつまでもいるぞ」という、直せそうな表現をどうするかです
そこは作者さんの考え方次第です
ご健闘をお祈りします

点数: 2

「お前邪魔押しくらまんじゅう燕の子」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: お前邪魔押しくらまんじゅう燕の子

お待たせしました
ようやく思いつきました

あ~すけ様のおっしゃる通り、比喩と擬人化を一句に入れると重くなるのです

「押しくらまんじゅう」を活かした句は、もうまさにあの句が模範解答です
わたしは逆に「お前邪魔」を活かしてみたいと思います

「お前邪魔!」と押しのけている燕の子
これでは「乱暴者のジャイアン説」が消えませんね

さらに言葉を刈り込み「餌」という状況を入れます

「お前邪魔!」と押しのけ餌へ燕の子

これでセリフと行動の2つの擬人化がすっきりとまとまりました
これが託卵かもしれない、という想像の余地はあえて残しておきます

点数: 2

白焼きも一箸で止む大暑かな

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 鰻食う丼も小振の大暑かな

本来、夏負けしないように食べる鰻で夏の食欲不振を詠う。難しいですが、面白い挑戦かと思います。季重なりの解消について、『大暑』を残すとするならば、鰻は蒲焼きや、白焼きと表記すれば良いかと思います。私の個人的な意見では、白焼きはあっさりとしたイメージを出せると思います。

点数: 3

花火までトロッコ列車辿りえず

回答者 大須賀一人

添削した俳句: 行けど行けどトロッコ列車遠花火

切字はむつかしいですね、勉強にさせて頂きます。
「行けない」と云う言葉をよりストレートに表現してみました
奇しくもあ~すけ様と似た句になりましたね。

点数: 2

「添削の礎いずこ蝉時雨」の批評

回答者 腹井壮

添削した俳句: 添削の礎いずこ蝉時雨

るまりさん、こんにちは。

添削依頼者からの御意見は非常に貴重です。

自分は賞金・商品稼ぎの俳人モドキでエセ柳人です。

そんな自分が俳句を愛しているかといえば「イエスと」言えば嘘臭いので「ノー」とはっきり申し上げます。

でも俳句が楽しいかと言えば「イエス」であり俳句の楽しさを多くの人と分かち合いかと問われればそれも「イエス」と答えます。

酔いどれ防人さんがおっしゃってましたが自分も本来はどんな方に対しても添削できる立場にはありません。

ただ、便宜上「添削」という言葉を使って自分だったらこう「推敲」しますよと申し上げているに過ぎないのです。

おそらく他の方も同じような気持ちで今まで「添削」されていたのではないでしょうか。

もし、多少なりとも依頼者のお役にたてるなら今後も「添削」ではなく「推敲」致します。

ハオニーさんは、現在ある程度以上のお弟子さんや後輩を抱えていらっしゃる方なんでしょうね。

自分はご承知のように俳句や川柳を賞金・商品稼ぎの手段としている賎しい者なので結社等の事情は全くといっていい程存じ上げません。

ただ、ハオニーさん自身が指導法や指導者の養成等に何か思う事があったのだろうと察しています。

点数: 6

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