俳句添削道場(投句と批評)

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蒲の穂や爆ぜて吹かれて日の暮るる

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: がまの穂の爆ぜて吹かれて日の暮るる

真波様、こんにちは。ほとんど手直しの必要など無い素晴らしい句かと思います。
がまの穂を漢字表記にしたほうが、季節感が出ると思います。あと切れ字を効果的に使えば句にメリハリが出ると思います。

点数: 1

月光やうつむく祖父と大仏と

回答者 ハオニー

添削した俳句: 月しょって手元酒見る仏かな

お初にお目にかかりますハオニーです
月しょって、という表現がユーモラスですね
これはこれでひとまず面白いです

月しょって、は「本当に月を背負っているのか」と本気にするひねた性格の方もいるでしょうね
そのあとすぐに手元へ行ってしまうから、私のように「月を背負う」という比喩に突っ込む人がいるのです

仏が「大仏」と「なくなった方」を掛けているのはすぐに分かりました
ここで敢えて「亡き祖父」と書いてみます

亡き祖父と月を背負いし仏かな
亡き祖父と月とを背負う大仏ぞ
これで「大仏」と「亡き祖父」とを重ね合わせようとしている感じは出ます

月しょってが重要ではない場合は作戦変更です
月ではなく月見酒という季語を使い
大仏も月見酒せん亡き祖父と

敢えて倒置法で「亡き祖父と」を後ろに置きます
これで「じいちゃん、大仏様と月見酒しているのかな? それなら寂しくないよね?」というニュアンスは入りそうです

さらにもう一段階
月光で行きましょう
月光や酔うたる祖父と大仏と
月光やうつむく祖父と大仏と

これであの日の祖父が大仏のようだ、という意味が入ったような感じがします

いろいろやってみましたが、この中にピンとくるものはありましたか?
現時点で一番「これだ」と思っているものを手直しとして載せておきます
まだまだ私は考えますよっ!(

点数: 2

「月しょって手元酒見る仏かな」の批評

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 月しょって手元酒見る仏かな

月を背にうつむく大仏さまの姿が哀愁ただようだけでなく、
ユーモラスにも見えます。
お祖父様の在りし日の姿を重ね合わせたのですね。
大仏様が大きいほど、お祖父様の存在感が大きいほど、
その姿が印象に残りますね。

添削すべきところは思いつかず、すみません。

点数: 0

傷心の友とブランコに乗る夜長かな

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 傷心の友とブランコと夜長と

「と」を多用する元句でも十分面白い句だと思います。
愚痴を言う友の言葉を、ブランコに乗りながら静かに聞く作者。
とつとつと愚痴を言う友と、ゆるく漕がれるブランコ。そんな光景でしょうか。

添削というよりは、言葉遣いを変えたら映像がどう変わるかなと実験してみました。
傷心の友と作者が一緒に並んで、無言で夜のブランコをぐいぐい漕いでいます。
慰める言葉も思いつかなくて一緒に勢いよく漕ぐ作者さん。
その二人を秋の夜長が包み込んでいます。

点数: 2

失恋の友とブランコと夜長と

回答者 よしはむ

添削した俳句: 傷心の友とブランコと夜長と

ハオニーさん、こんにちは。
いつも添削ありがとうございます。

一読した感じだと、「友」と「ブランコ」と「夜長」にどのような関連があるのかすぐにわかりませんでした。

フラれたと書くのは説明的すぎる(想像の楽しみが減る)ので、あえて書かなかったということですが、ここは、わかりやすさを優先して、「失恋の友」としてみました。
おそらくこれで、わかりやすくはなったと思いますが、陳腐な感じにもなってしまったので、俳句の推敲は難しいところです。

どちらが良いのか、他の人にも意見を聞いてみたいと思います。

点数: 2

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