俳句添削道場(投句と批評)

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「秋空が抱いて黄花の咲き乱れ」の批評

回答者 よしはむ

添削した俳句: 秋空が抱いて黄花の咲き乱れ

大浦美津子さん、こんにちは。
これはできれば、黄花の名前を具体的に書かれた方が良いと思います。
黃い秋の花というと、例えば、黄花コスモスなどでしょうか?

どんな花なのかわからないと、想像するイメージがかなりぼやけたものなります。

俳句の基本の一つとして、ありのままを写生するというのがあります。
例えば、高浜虚子の「桐一葉日当りながら落ちにけり」などは、情景がはっきりイメージできます。
逆に、抽象的な句は、想像の幅が広がるように思えるかもしれませんが、何が言いたいのかハッキリしないので、情景がイメージできないのです。

点数: 2

今回は感想のみを述べました

回答者 ハオニー

添削した俳句: 暁光の花誠のしるべあなかしこ

手直しの提案は可能です
しかし、気持ちの整理がつかないうちは、その領域に触れちゃいけない気がするのです

俳句に限らず、詩歌はつくってから何週間か寝かせるとその作品を自分の表現したかった形へと磨くことが出来るものです

この時はこんな気持ちだったな、と思い出せるように記しておくのが最善かと思います

点数: 0

月明かりピアノに譜面過ぎし日々

回答者 よしはむ

添削した俳句: 月明かりピアノに譜在りし日のまま

ねぎみそさん、こんにちは。
私は俳句歴が浅いので上手な添削はできませんが、感想を書かせていただきます。

月明かりとピアノの楽譜で故人を偲ぶとは、美しい句だと思います。

ただ、語呂が良くなかったのが残念です。
中七「ピアノに譜在り」
下五「し日のまま」
と、中七が意味の通らない状態で途切れてしまっており、リズムが悪くなってしまっています。

そこで、このあたりを改善してみたのですが、ちょっと意味が通りづらくなってしまった感があります。
他の方の意見も聞いてみたいところです。

点数: 1

暁光の花誠のしるべあなかしこの批評

回答者 雨々

添削した俳句: 暁光の花誠のしるべあなかしこ

初めまして、雨々です。

前回の暁桜様の句も拝見しておりました。

亡くなったご主人さまへの思い、しかも亡くなられてからまだ日が浅く、
日々色々な思い出や寂しさが 整理しきれずに溢れてくる、
そんな2句ですね。

2句にはご主人様のお名前やご法名も入っていますね。
だからこそ、私たちはこの句に対して手直しはしてはならないのではないかと存じます。

俳句のテクニックだけで言うなら 色々と考えるところもあるでしょうが
ご主人様の固有名詞がこの句の大半のウエイトを占めており、
なおかつ お二人にしか分からない暗号のようなものも入っているのかもしれない、
何しろ どんなにきれいに弄ったところで これ以上の愛を語る事などできない
と 考えます。

この2句はご主人様へ捧げる句として ご家族のものとなさってはいかがでしょうか。

そして 俳句をこれからもお続けになる行程で その時々の気持で推敲してみるのも
故人を思い出すことが供養とも聞きますので 何よりのご回向ではないかと思います。

点数: 6

くずかごへ投げたき夜の秋思かな

回答者 ハオニー

添削した俳句: 屑箱にポイと投げたり秋愁ひ

秋はいろいろなことを考えたくなりますね

これは東北の人間だから分かるのですが...
「(ゴミを)投げる」は北海道・東北の言葉であり、「(ゴミを)捨てる」の方が一般的のようです
が、これは原句を尊重して残した方がいいでしょう

一番気になるのは「秋愁ひ」です
「愁う」が強い感情のため、捨てたとしても吹っ切れた感じがしないのです
吹っ切れたその先に、食欲の秋やスポーツの秋が想像出来るのではないか?
と私は考えます
後は具体的なものがないから、どういう状況なのかも想像しづらいです

秋愁いは強いから、少し乾いた「秋思」でやってみました
「夜の」で少し範囲を絞ってみました

点数: 2

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