俳句添削道場(投句と批評)

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ばあちゃんの逝きし八月眼を瞑る

作者 オマちゃん  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

ある年の8月の暑い日に、祖母が亡くなりました。
墓参りは毎年欠かさずに行き、墓前で目を瞑りながら、1年間の近況報告をするようにしております。
追悼の句のような立派なものではございませんが、8月になるとばぁちゃんに遊んでもらった幼少の頃を思い出します。

最新の添削

ばあちゃんが死んだあの日の蝉時雨

回答者 卓鐘

ジグソーのコメントありがとうございました。ワンピースは洋服も方もありますしねー、「1ピース」(いちピース)の方が全然いいと思いました。響きも明るすぎなくて。

御句、八月はどうしても原爆、戦争、お盆、様々な意味が乗っかってきちゃいますね。確実に戦争で死んだを思いました。また「目を瞑る」は死んだという意味もあるので、その意味で誤読も起きやすいでしょうか。

また、なおじいさんと同じく、「逝きし」では幼少の頃の思い出という印象が薄れ、せっかく「ばあちゃん」と言っているのに、バランスが悪いと思います。

幼少期は、死というものに深く悲しむわけでもないが、驚きとなんかぽっかり開いた感じだけが残るような気がします。それと夏の暑い日との心情がうまくあいますね。また、暑い日にはそれを思い出すような感覚もわかります。それをうまく一句にだしたいですね。ちょっと句意がだいぶ変わっちゃうかもですが提案くを置いておきます。

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

命日の八月ばあちゃん元気かい

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。オマちゃん様、いつもお世話になってます。

御句、私のばあちゃんが亡くなったのも八月でした。
私は、げばさんの添削に一票入れました。これでいいのだと思います。いい句です。

ただ、どうしても私の心の中に何かが残っていて、それをお伝えしないとおさまらないので聞いてくださいね。
確かに、「ばあちゃん」という呼び方、これは「逝きし」とか「目を瞑る」という古風な措辞とのバランスが悪い。
毎年、命日の八月には墓参りをするという、毎年感を出したい。これは、俳句では「時間経過を詠まない」というようなことがあるかもしれませんがどうしても入れたかったです。
そして目を瞑る、これは目を閉じて、心で会話をするために目を閉じることですよね。そこでもう、句で会話始めちゃいました(笑)!
冒頭の「命日の」がなければ単に八月に祖母に会いにきた孫の句、となってしまいますが、「命日の八月」と言っているので、ああ、亡くなっているのだな、とわかってくれるかと。その亡くなったばあちゃんに、墓の前で「元気か?」と尋ねる。
…蝉時雨が止みません。

点数: 3

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空澄むや祖母の墓前に目を瞑る

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

オマちゃんさん、これはおばあ様への墓参りの句ですね。ご先祖様への感謝の気持ちがより濃くなる八月ですね。

今回の句は下五の「目を瞑る」が気になりました。逝去することを「瞑目する」ともいうので、これは、誰が目を瞑っているのか?という疑問が出たからです。八月におばあさまが瞑目されたともとれそうです。

また「逝きし」と古語を用いつつ、上五で「ばあちやん」とくだけた措辞にしているのもどちかに合わせた方がいいかもしれません。

今回は「八月」という季語が戦後かなりいろんな意味を持っていることもあるので、「墓参り」という季語に変えてしまうか、「祖母の墓前」「仏花手に」みたいな形で墓参りをしているということを表す措辞にするか。オマちゃんさんが目を瞑っていることがわかるようにはしたいですね。

たとえば、これは一例ですが、これらを整理して、
「祖母の墓前に目を瞑る」もしこれが中七下五だとしたら、上五は何がいいでしょう?「墓参り」だとそのままですし、「八月」だと違う意味がこもっちゃいそうですし。それとは違う、そこはかとなくじんわり、オマちゃんさんの気持ちを再現できそうな季語を選んだりしてみると、季語に気持ちを預けられるかもです(*'▽')ぜひ推考してみてください!

点数: 2

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盆用意祖母命日のカレンダー

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

この句の「八月」は「逝きし」と形容してしまったため「ばあちゃんの亡くなった当時の八月」になってしまっています。
なので、「目を瞑る」が「ばあちゃん」という読みが発生します。
おばあ様の亡くなったのは過去、季語「八月」は現在、という工夫が要りますね。
先にコメントを残したなおじい様の句では、「命日の」で現在に八月になっています。

げばげば様の言うとおり、「八月」は意味の強い月で「戦争で被災して亡くなったのでは?」などの深読みも付いて回るようです。思い入れによっては季語を変えてしまうのも手ではありそうです。

点数: 1

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「ばあちゃんの逝きし八月眼を瞑る」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
再登場失礼します。
ぬるいビールの句では、何度も登場失礼しました。
といいつつ、また来ています。

初秋の句、コメントありがとうございます。
残念ながら、げば宅、豪邸ではありません。
玄関たたきは今風のタイルのやつですし、窓は1個だけ大きい透明にこだわりましたが、普通の家です。俳句は想像の芸術というだけあって、みなさんの頭の中でどんどん大きな家になってしまっています(*'▽')

まだまだ学ぶことばかり、これ私もです!でも、勉強していく価値があるなーっていう面白みを感じてます!目に映る小さな発見が意外と俳句のタネだったということってあるようです!

点数: 1

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添削対象の句『ばあちゃんの逝きし八月眼を瞑る』 作者: オマちゃん
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