俳句添削道場(投句と批評)

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バス停のダイヤグラム変わり四月

回答者 腹井壮

添削した俳句: バス停のダイヤグラム変わる四月

ハオニーさん、こんばんわ。
いつもお世話になります。

句切れの位置をなるべく分かりやすくした添削です。

「変わり」と「四月」の間の切れに読者は何を想像するのかはわかりかねます。
ただ原句に比べて口に出した時のテンポは良くなった気がします。

ところで自分は五七五の定形を守る事から始めて上五や下五の字余りを覚え、句跨ぎ等の技術を必要に応じて使っています。

ですから破調の句はあまりムリして詠もうとはしないですね。
そもそもそんなに器用ではありませんから。

点数: 1

バス停のダイヤグラム変わる四月の批評

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: バス停のダイヤグラム変わる四月

ハオニー様、こんばんは。いつも的確な御添削、誠にありがとうございます。
ダイヤグラムに着目した点は非常に面白いと思います。
破調の句は難しいですね。上手くはまった時の快感はたまらないですね。
良い破調かと思います。四月という季語も良いです。新生活が始まる様を客観的に描けております。工夫できるとすれば、上五ですね。私はストーリーを描きたいですので、『バスが行く』や『友送り』とします。

点数: 2

「息白き幼馴染みや巫女姿」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 息白き幼馴染みや巫女姿

初詣は6歳の頃に行ったのが最後であるハオニーです

これは設定を決めることに気持ちが先行していますね
これを私は「詳細に言葉で描写するタイプ(言わないと気が済まないタイプ)」と呼んでいます
あれもこれもいろいろと描写しようと詰め込んでいる「思いを言葉に秘めるタイプ(言っちゃいけないと思い込むタイプ)」とは違い、説明的になりやすい傾向があります

「幼馴染み」かな?と思わせる方法は考えました
巫女の息白しかの日の僕たちも

しかし、幼馴染みではないとしたらどんな関係なのか…まさか許婚(強制終了

点数: 1

「木枯らしに身を低くして逆らわず」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 木枯らしに身を低くして逆らわず

海が見えるとすぐ饒舌になるハオニーです

何気ない日常のワンシーンを切り取ったのですね
私は潮風を浴びなれていないので新鮮に感じます

何気ないワンシーンだからこそ、作者さんの技量が問われますので、共感できるような句を詠むためのコツをひとつ…
説明の言葉を置かず、背景の描写に音数を使うことです
今回の場合、「逆らわず」と説明せずに俳句で表現したかったことからこぼれた「海辺沿い」という情報を入れて試行錯誤することをお勧めします
きっと、いい感じの一句が生まれると思います

季語の表記についても…
俳句で「木枯らし」を漢字で書くのならば、「凩」「木枯」と送り仮名を省いて書くのが俳句の表記としては一般的です
これは俳句に慣れてくると、自然と意識できます 意識したときに覚えていきましょう

私なりに
木枯の海へ屈める背中かな
なんて句ができましたが、これは添削ではありませんね…
「身を低く」と「木枯」と、元の句をできるだけ残してみました
身を低く木枯さんざめく海へ

点数: 4

「南国の娘嫁ぐや息白し」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 南国の娘嫁ぐや息白し

冬の句は食べ物系が多くて四苦八苦しているハオニーです

「息白し」は冬の人物を描くためには心強い季語ですね
人物の存在を描写できれば、あとは焦点を絞っていくも、遠景へ切り換えるも自由自在ですから

気になる点は、この句の「息白し」は誰の息が白いのか?ということです
「南国の娘」と「息白し」が離れていて、さらに切れ字「や」で分断されているため、第三者の息が白いのかとも考えられます たとえば、嫁いだ娘さんを心配するお父様です
南国の娘さんが嫁いだ先が寒い地域なのかな?という想像はできますが、はっきりと肌で寒さを感じるような句とは言いがたいです
別に北国じゃなくても、都市の冷たさが身にしみるというニュアンスもあるため、そのあたりの解釈の幅があっていいかどうかは私には決めかねます

南国出身なのかも?とほのめかしつつ、残せる言葉を最大限活かすように
北国へ嫁ぐ娘の息白し

(個人的な偏見だらけですが)キャラづけをするのなら
ノルウェーへ嫁ぐ踊り子の白息
など、インパクトの強い、具体的な言葉が必要です

点数: 3

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