俳句添削道場(投句と批評)

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木枯らしに身を低くして逆らわず

作者 大浦美津子  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

海辺沿いの道は木枯らしが厳しく前に進むこともままなりません。そのような時はじっと立ち止まりやり過ごしています。

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「木枯らしに身を低くして逆らわず」の批評

回答者 ハオニー

海が見えるとすぐ饒舌になるハオニーです

何気ない日常のワンシーンを切り取ったのですね
私は潮風を浴びなれていないので新鮮に感じます

何気ないワンシーンだからこそ、作者さんの技量が問われますので、共感できるような句を詠むためのコツをひとつ…
説明の言葉を置かず、背景の描写に音数を使うことです
今回の場合、「逆らわず」と説明せずに俳句で表現したかったことからこぼれた「海辺沿い」という情報を入れて試行錯誤することをお勧めします
きっと、いい感じの一句が生まれると思います

季語の表記についても…
俳句で「木枯らし」を漢字で書くのならば、「凩」「木枯」と送り仮名を省いて書くのが俳句の表記としては一般的です
これは俳句に慣れてくると、自然と意識できます 意識したときに覚えていきましょう

私なりに
木枯の海へ屈める背中かな
なんて句ができましたが、これは添削ではありませんね…
「身を低く」と「木枯」と、元の句をできるだけ残してみました
身を低く木枯さんざめく海へ

点数: 4

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「木枯らしに身を低くして逆らわず」の批評

回答者 腹井壮

おうちゃんさん、こんばんわ。

日常生活の何気ない行動に目を向けるところがいいですね。それだけで一句詠めてしまうのですから勉強になります。

ところで原句において気になるのが動詞の多さです。

ここ最近でいうとハオニーさんや酔いどれ防人さんや輝久さんは御自分の添削依頼の句も添削案の句も動詞はいつも0か1つごく稀に二つなのです。

動詞が多いと説明や報告的になりやすいし、焦点がぼやけて句全体が散漫になりがちな傾向にあります。
私自身もこういうところから上手な方の作句を見習いたいと思います。

それでは動詞を減らした後何をするかというと言い方を変えて同じ事を表現したいと思います。
具体的には「立ち止まる」を「歩を休める」 や「身を低くする」を「しゃがむ」に言い変える事ができます。

それらをふまえて添削案が三つあります。

海辺の木枯しに足の竦みけり

海辺の木枯しに体(たい)の縮みけり

海辺の木枯しに体(たい)を任しけり

もしかしたらやや説明的になりますが「海辺の」の代わりに「荒(すさ)ぶる」でもいいのかもしれません。

点数: 1

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