俳句添削道場(投句と批評)

添削と批評一覧最新の投稿順の17016ページ目

若人の背を家路へと春時雨

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 若者の背押して帰す春時雨

満州逆路様、こんにちは。またまた、難しい句意ですね。目の付け所は素晴らしいと思います。
若者と春時雨はこの句のメインワードですので外せませんね。中七は推敲の余地があります。『背押して帰す』押しては省けると思います。

点数: 3

「貝寄風や想い飛ばして指輪ごと」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 貝寄風や想い飛ばして指輪ごと

モテないからこそ、恋の句は頑張りたいハオニーです

この句は、女性が気になっていた男性への想いを込めた指輪を貝寄風へと投げつけて、忘れようとしている、したい、完了
そのような想像は出来ました
予想もしないような意味を込めた句ではないので、自分自身は国語力が低いのではと不安にならないでいただきたいです

貝寄風は二月二十二日頃に吹く西風のことだそうで...
長く吹く風ではないようですが、けっこう強い風だと知りました

貝寄風という季語
結論から言って、私は貝寄風という季語をポジティブに捉えました
口の閉じた貝へ暖かくなりつつある強めの風が来て、貝を開けるような気がします(当たっているかは別として)

その前提でこの句を読んだ私は
恋愛に臆病になって心を閉ざしてしまった未亡人が、暖かさに触れて心を開いていく...
だから、あの人との想い出の詰まった指輪ごと投げ捨てて、気持ちに整理をつけたい
このような解釈をしました

この句の「想い」は「貝寄風」という季語のイメージに引っ張られるため、満州逆路様のなさっているであろう解釈も、私のような解釈も有り得ます
どちらかが的外れであるとは言い切れませんし、完璧な100点満点の解答とも言い切れません
100点満点があるのなら、俳句の醍醐味である「意表を突く季語の使い方」は起こりませんからね

手直し
この句は満州逆路様の意図がなかなか上手くいっている句です
映像化という点と、「最後に指輪が出てくる」という意図を徹底します

貝寄風や波間へ飛ばしたる指輪

この指輪の持ち主は、きっと複雑な思いがあったのだろう
と、「想い」と書かなくても一句に中身が入るものです
実際に飛ばしていないのなら「飛ばしたき」と

批評すると、すぐ長文になるのが私の悪いところです
ハオニーは国語力が低いんです(

点数: 2

「若者の背押して帰す春時雨」の批評

回答者 腹井壮

添削した俳句: 若者の背押して帰す春時雨

満州逆路さん、こんにちわ。
いつもお世話になります。

原句から作者からの思いはおおよそ伝わりました。
ナイーブで悩める若者にちょっとだけ手を貸す大人が登場します。多分、その人も同じ道を通っただけに気持ちが良くわかったのでしょう。
春時雨という季語の選択もいいと思います。

ただ、動詞が多く説明的になっていますね。これをクリアしたいのですが自分の今の技量では句意と字面のイメージを残しながらするというのは難しいです。

そこで自分ならこう詠むという例として

春風に押さるる若き背中かな

とさせて頂きます。

あくまで参考までに。

点数: 1

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ