「貝寄風や想い飛ばして指輪ごと」の批評
モテないからこそ、恋の句は頑張りたいハオニーです
この句は、女性が気になっていた男性への想いを込めた指輪を貝寄風へと投げつけて、忘れようとしている、したい、完了
そのような想像は出来ました
予想もしないような意味を込めた句ではないので、自分自身は国語力が低いのではと不安にならないでいただきたいです
貝寄風は二月二十二日頃に吹く西風のことだそうで...
長く吹く風ではないようですが、けっこう強い風だと知りました
貝寄風という季語
結論から言って、私は貝寄風という季語をポジティブに捉えました
口の閉じた貝へ暖かくなりつつある強めの風が来て、貝を開けるような気がします(当たっているかは別として)
その前提でこの句を読んだ私は
恋愛に臆病になって心を閉ざしてしまった未亡人が、暖かさに触れて心を開いていく...
だから、あの人との想い出の詰まった指輪ごと投げ捨てて、気持ちに整理をつけたい
このような解釈をしました
この句の「想い」は「貝寄風」という季語のイメージに引っ張られるため、満州逆路様のなさっているであろう解釈も、私のような解釈も有り得ます
どちらかが的外れであるとは言い切れませんし、完璧な100点満点の解答とも言い切れません
100点満点があるのなら、俳句の醍醐味である「意表を突く季語の使い方」は起こりませんからね
手直し
この句は満州逆路様の意図がなかなか上手くいっている句です
映像化という点と、「最後に指輪が出てくる」という意図を徹底します
貝寄風や波間へ飛ばしたる指輪
この指輪の持ち主は、きっと複雑な思いがあったのだろう
と、「想い」と書かなくても一句に中身が入るものです
実際に飛ばしていないのなら「飛ばしたき」と
批評すると、すぐ長文になるのが私の悪いところです
ハオニーは国語力が低いんです(
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連投失礼します。
貝寄風という季語を知り、どうしても使ってみたくてこの句を作りました。
別れて多少時間が経った後のカップルをイメージした句です。
一応自分の中では女性が主人公になっています。
吹っ切れずとっておいた指輪を投げ捨てるからこの想いごと風に吹き飛ばされないかなぁというような句です。
貝寄風という普通あまり見慣れない言葉を最初に置き、想い飛ばしてで失恋か片思いのどっちかと思わせてから指輪ごとでオチが判る、そんな句になっていたらいいなと思います。
そして貝寄風の意味もどちらかというとややネガティブだなと私は感じたので、知っていたら最初の方でもうネガティブと判る裏技のように使えていたらいいなと思います。
添削よろしくお願いします!