「人を喰ふツキノワグマや胸に月」の批評
回答者 なお
負乗さん、こんにちは。
御句拝読しました。
反応遅くなり失礼しました。そのわけは、色々考えていたからです(汗)。
まず、「人を喰う」。これは、負乗さんのことだから、「人を食った」措辞かなとか勘ぐったりしましたが、コメントからするとマジで、そんなことないようです。
でもマジだとすると、いきなり「人を喰う」から始まる俳句ってどうなの?と思ったり。
それから「ツキノワグマ」、これはたしかに人里に出没するのはこの種ですが、カタカナで書くことも含めて、種まで言う必要あるだろうかと。「熊」だけではダメか?
最後に、「胸に月」、胸にある白い毛が三日月に見えるから月の輪熊と言われるわけですが、ここでその情報が必要か?ここで「月」と出しても季語の扱いになるわけではないし。
こんなことを色々考えていたら時間がたってしまいました。
そこで提案句ですが、人は食わないで、あとクマの種も言わず、季語は季語で出してみました。
・人襲う熊にも事情月仰ぐ
なんだか前置きが長かった割には拍子抜けの提案句かもしれませんが、行為の後でその場に呆然と立ち尽くし天を仰ぐ熊の姿が浮かんだらと。
勝手ながら、熊が冬の季語であることはここでは考えませんでした。
負乗さん、勝手にいじくってごめんなさい。よろしくお願いします。
点数: 2
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今夜は旧暦八月十五日の十五夜で、"仲秋の名月"ですね。
近年、ツキノワグマが山里に頻繁に出没し、犠牲者も多いと、今、ネットのニュースで知りました。
気を付けて下さい。