根は土に葉は大空へ夏の木々
回答者 腹井壮
添削した俳句: 根は土に葉は青空へ夏木立
せこ三平さん、こんにちわ。
前回の添削からさらに工夫のあとが見えますね。
せこ三平さんの詩人としての向上心の現れと思います。
ところで調べた結果(個人的な推測も多数含む)ですが「夏木立」という季語は元々ただの「夏の木立」であったものが少しづつ木陰のイメージををプラスしていったようです。
季語にはたまにこういうケースがあるようですね。
さて、ハオニーさんの仰る通り現在は夏木立に木陰の意味が含まれている以上「夏木立」という季語は無理があるような気がします。
一方で季語の原理主義者にしてみれば「夏木立」で何が悪いと言いだしそうです。
そして、「青空」という夏をイメージさせる言葉は季語に役目を託したいという判断でこういう形になりました。
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