俳句添削道場(投句と批評)

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「雨白く霞みて塔のない東京」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 雨白く霞みて塔のない東京

村井もこり様、こんばんは。
すごい雨と風でしたね。

御句、因果の説明に季語が使われている点についてはいるか様と同感です。
それ以外では、「雨」「霞」と気象を表す用語が2つ使われているところでしょうか。
春の季語「霞」は、雨で景色が霞むのとは少し意味が違ってくるので、どちらかにした方が良いと思います(雨も降ってたし霞んでもいたのだ、というのは理解できますが)。
実景に寄せるなら雨でしょうか。

あと、「塔のない東京」はスカイツリーと言った方が分かりやすい気がします。予想はできるのですが、なんか回りくどいような。「とう」の韻狙い?
ただ、「見えない」を「ない」と誇張した表現自体はさておき、作中主体がどこにいるかわからないのでちょっと感情移入しづらいです。目の前にあったらさすがに見えるでしょうし。

景は東京全体か、スカイツリーか、絞った方が良いかと思いました。
前者なら作者コメントにある「溶ける」とか使えそうです。
・東京の白く溶けゆく春の雨
やや季語の使い方が気になりますが、一応置かせてください。

またよろしくお願いいたします。

点数: 2

「マネキンの動かざる指花の冷え」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: マネキンの動かざる指花の冷え

気まぐれ亭いるか様、こんばんは。
リボン句会は時々SNSで見かけますが、詳細はよく知らず…でもベスト16ってかなりすごいのでは。

景は明確ですね。ただ、作者コメント=句意でいいのでしょうか?だとしたら、マネキンが自分自身の比喩とは読めないと思います。
以下、ごめんなさいコメントは無視して、実際のマネキンが目の前にある句としての鑑賞です。

〇面白い句です。マネキンが動かないのは当たり前ですし、指どころか全身が動かないはずです。
敢えてその当たり前を詠んだ句。着る服は様々に変わっても、中身は相変わらずそのままなのではないかといった、ある種皮肉めいた心情を描いたのかなと想像しました。

〇気になった点として、季語が付きすぎている気がしました。
上五中七だけで冷たい雰囲気のある措辞なので、下五でまた冷たい季語を取り合わせてもあまり効果がないように思います。

静と動の対比で、
・マネキンの動かぬ指や鳥雲に
とか。

〇こちらで一緒にごめんなさい、前句「淡雪や触れば溶けそな君の笑み」もちょっと近い感想でした。
「淡雪」と取り合わせた時点で、「触れば溶けそな(笑顔)」は想像の範疇のように思います。たとえばですが「淡雪やいつもと同じ君の笑み」とかでも、「いつもと同じと言いつつ、長くは続かない笑顔なのではないか」と読者は想像できると思います。それが季語の力かなぁと。

余計な話まですみません。方向性としてはかなり好きな部類の句です!
またよろしくお願いいたします。

点数: 0

「マネキンの動かざる指花の冷え」の批評

回答者 古味鳥椋人

添削した俳句: マネキンの動かざる指花の冷え

いるかさん、夜焚火の句に素敵な鑑賞ありがとうございます!
自分では傍題季語を丁寧に押さえなおしただけの句、ぐらいの印象だったのですが、詩に対する感受性が豊かないるかさんの鑑賞を通すと今までよりもずっといい景が見えてきました。

御句について、入選なさっているとのことでかたちとしては十分に完成しているようにも思いました。
厳しくとのことで考えると、マネキンの動くことのない指と季語の取り合わせ自体は響きつつも、マネキンの指は動かないもので、当然おさえ直しは必要なものの、「動かないということ」自体を措辞として置くことの説得力が花冷という取り合わせでは見えないという意見もあるかな…?とも。
あるいは人によっては時候における冷えと指という字に、指が冷える、のイメージを繋げてしまって損ということもあるんでしょうか…

古典担当なので、元は「動く」の意を持った古語「はたらく」と、古典では指の意で使うことも多かった「手」で置き換えて
・マネキンのはたらかぬ手や花の冷え
などと考えてみました。中七の意に少し膨らみを持たせられればと思ったのですが、少しでも参考になれば幸いです。

点数: 1

「春昼や塑像となりぬ鴉二羽」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 春昼や塑像となりぬ鴉二羽

頓さま、こんばんは。
「咲き初めて~」へのコメントをありがとうございました。
10日ぶりくらいですが、けっこう久しぶりに感じますね。お忙しいところ顔を出していただいてありがとうございます。
ぜひまたビシバシご意見ください。

点数: 1

「花の雨ねむれる猫とカフェオレと」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 花の雨ねむれる猫とカフェオレと

めい様、こんばんは。
「咲き初めて~」へのコメントをありがとうございました。
一物仕立てで詠みつつ人間のことを連想するのは少し念頭にあったので、唯一そういう観賞をしていただけて嬉しいです。
深い観賞をありがとうございます。

御句、これは佳い句ですねー。
「雨と猫」「雨とコーヒー」はとても相性が良く、悪く言えば類想的な取り合わせだと思いますが、それを三つ組み合わせることで奥行きのある句になっていると思います。
「と」で終わる形も余韻があってこの句に関しては生きていると思いました。のどかに過ぎていく時間が浮かびます。
このままいただきます。

P.S.
カフェオレは季語ではないはずです。
ただし「ホットドリンクス」という冬の季語があり、「寒いから温まる」という文脈でコーヒーなどのワードを入れると、季重なりっぽくなるので注意は必要かと思いますが。
この句はそういう文脈ではないですし、「花の雨」が強いのでどちらにしても問題ないかと。
(白梅さま、季語の判定をAIに聞くのはやめた方が良いですよー。けっこうな確率でデタラメなこと言ってきます)

点数: 1

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