春の森の静寂木漏日揺るる
回答者 腹井壮
添削した俳句: こもれ日と揺れる眠たげ春の森
満州逆路さん、こんにちわ。
原句を一読して何が揺れているのかどうして揺れるのか全くわかりかねました。
しかし、りんごのほっぺさんの解説で理解できました。
確かに良い光景を切り取ろうとしていらっしゃいます。
そこで気になるのは「眠たげ」という言葉です。
春眠暁を覚えず という言葉がありますが春という季語からすでに眠たくなるというイメージは想起されていますので「眠たげ」は不要な言葉かと思います。
そこで眠たげに変わり静寂(しじま)を斡旋しました。
破調させていますが静と動の対比を読みとって頂けましたでしょうか。
なお、切れに関しては文語と口語の違いや解釈の問題あるいは現在の主流である俳句に必ずしも切れは必要ないとの考えもありこちらの欄だけで解説するのは難しいです。
これから御自身での学習が不可欠と思われます。
もし宜しければ私の添削依頼への御意見だけでもお願いいたします。
点数: 1