俳句添削道場(投句と批評)

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夕暮れの薮蘭からも虫の声

回答者 ハオニー

添削した俳句: 夕暮れて薮蘭漏るる虫の声

薮蘭は季語といえるかどうかの位置にいる言葉のようですね
季語とは言えないと初めて知りました

声が漏れると比喩的に言いたい気持ちは分かります
しかし作者さんが虫の声と言い切っている以上、聴こえているのは伝わります
「どこから聴こえる?」という情報だけあれば、漏るると説明する必要はないです
虫の声も比喩的な季語なので、「漏るる虫の声」と比喩を2つ重ねる作戦は難しいかな?と思っています

夕暮れや薮蘭からの虫の声
夕暮れ→薮蘭→虫の声
と、カメラワークが出来ている提案の句もありますし

夕暮れの薮蘭からも虫の声
と、虫の声が薮蘭から野原や花壇内へと広がっていくような提案の句もあります

私の限られた頭では「漏るる」が活かせる手直しは浮かびませんでした...

点数: 1

度々すみません

回答者 雨々

添削した俳句: 新涼や昨夜の麦茶の飲み残し

書き忘れたことがありました。

上五の「新涼や」について。

新涼という季語歳時記によりますと

秋に入ってから感じる涼しさのこと。「涼し」だけでは、夏の季語となる。夏の暑さの中
で感じられる涼しさではなく、「涼しく過ごしやすい季節」になってきたことをいう。
また、
立秋を過ぎてもまだまだ暑い日が続く。そんな中で時折涼しい風が吹いたりすると、
「ようやく秋らしくなってきましたね」などと言い交わす。その気分が「新涼」である

とのこと。
ここから考えますと 夏の気配の残る秋の涼しさ、「麦茶」の存在価値としていい感じです。
しかし、何でしょう、少し居心地が悪い。
もう一度 句をよく読んでみますと、問題は「飲み残し」にあると気付きます。
「新涼」とは、言葉の響きそのものもあるとは思いますが、
とても清らかで凛とした、爽やかなイメージです。
それと「飲み残し」から漂う生々しい生活感が相容れないのでしょう。
(ときおり そういった組み合わせのギャップで大成功している句にも出会いますが
それはまた別のテクニックやら大変な話だと思います。)

ということで この句には「新涼」とそのまま掲げるより、新涼の傍題である「秋涼し」を使うことを提案します。
生活感との違和感が少し解消される響きではないでしょうか。

点数: 4

秋涼し厨に麦茶残りたる

回答者 雨々

添削した俳句: 新涼や昨夜の麦茶の飲み残し

ねぎみそさん 初めまして^ ^

説明を読んで 冒頭の
秋になり 涼しくなって麦茶を飲む量がぐんと減った
というところを句にさせていただきました。

季語二つは難しいですが なぜ二つの季語が出てくるのかが明瞭に分かれば 大丈夫でしょう。
軸足がどちらに有るか、例えば語順でも相当違ってくるので 推敲するのも楽しく、また発見が有るかもしれません ^ ^

説明に 湯呑みが出て来ましたが
湯呑みというと 温かいものを飲むイメージで 季語では無くも季語の香りがする名詞と 自分は思いました。それでなくても季語二つなので
湯呑みの存在が なんとなくですが邪魔します。(麦茶を温かくして飲んでみたが やっぱりまだ暑い季節なので 全部飲まずに残してしまった、とも読めるのです。)
なので 説明には無かったですが 厨に、としました。
もう作る季節でもなくなったと 秋涼しを強調しました。

湯呑みと厨では 体積が大いに違うため、ねぎみそ様のイメージしたものと違うかもしれませんね
ですので これは添削ではなく ねぎみそさんの提案したお題に対しての新たな句だと捉えて下さい。

指摘事項: 季重なり

点数: 4

「もてなしや炭焼き小屋の濁り酒」の批評

回答者 輝久

添削した俳句: もてなしや炭焼き小屋の濁り酒

新米様、初めまして。新米様の俳号は2~3のネット句会でいつも拝見しております。

今回の一句は添削はいらない様な気がします。只、自分の立ち位置を明確にする為に
「もてなして炭焼き小屋の濁り酒」
「もてなさる炭焼き小屋や濁り酒」

としてみました。あまり変わらないですかね?

点数: 0

秋涼し麦茶残れる湯吞みかな

回答者 輝久

添削した俳句: 新涼や昨夜の麦茶の飲み残し

初めまして。私も俳句初心者です。

やはり「昨夜」は要らない様な気がします。切れ字の「かな」を入れたため
季語の「新涼や」を秋涼しに変えてみました。

出来た句は平凡になりましたが・・・私にはここまでみたいです。

点数: 1

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