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「野菜室ひと月大根なほ潤み」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 野菜室ひと月大根なほ潤み
こんにちは。
安定のシングル句ですね。
この句も「一か月前に野菜室にしまった大根が出て来たけれどまだ水分が残っているから食べられそう」という情報がぎゅっと詰め込まれているので、手を出しにくいのですが・・・
個人的には「一か月前に野菜室にしまった大根を見つけた」「食べられそうな大根を冷蔵庫から発見した」の二句に分けますかねぇ・・・
・一か月大根暮らす野菜室
・大根のまだ麗しき野菜室
いずれにしても、大根が食べごろから一か月経ってしまっては、季語としても鮮度が怪しくなってくるので、早めにいただいてください・・・
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「河津土手さくら茶飲めば風一陣」の批評
「半眼の耳動きたる炬燵猫」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 半眼の耳動きたる炬燵猫
こんにちは。
描写しているはずなのに「炬燵猫」の説明になっていると思われます。どうしましょう?
いくつかの解消法はありそうですが、わずかこれだけなのに、句の要素が多すぎる状態になっているような気がします??? 分析している私もびっくりです。
目と耳両方の情報を入れようとすると、対比・並列の表現や、カメラワークなどのテクニックが要りそうですけれど、
・目は止まり耳は動けり炬燵猫
・目は虚ろ耳は本気の炬燵猫
ちょっと私の技術では良い句になりません。難しそうですね・・・
とりあえずの解消法ですが「半眼」「耳が動く」で句をそれぞれ作ったらいかがでしょうか?
・炬燵猫耳だけ起きているやうな
・半眼に何かを悟る炬燵猫
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大根のなほ瑞々し野菜室
回答者 よし造
添削した俳句: 野菜室ひと月大根なほ潤み
拙句 炬燵猫・・正直言うと俳句観のズレを感じましたが、それはそれで刺激になりました。ありがとうございます。
御句・・日常的なものを句材にする姿勢は共感します。なほ、ひと月大根という品種がある場合には、下記のコメントは無視してください。気になったのは、ひと月という限定はいらないだろうということと、野菜が潤むというのかなという点です。
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