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元記事:ヒキニートだったおっさんが、激モテする為に女の子を助けまくる〜目指せハーレムスローライフ〜

力を入れた部分は、“設定”です。
タイトル、ストーリーキャラクター名等あらゆるものに理由や動機を付けています。
そして、流行りの「おっさん」「ハーレム」「スローライフ」「俺TSUEEE」等の要素も取り入れています。

不安な点は、自作を読んだ上でさらに続きを読みたくなる程の、“面白いと思えるかどうか”です(あらすじも含め)。

基本的なシーンの狙いは、“キャラクターを知ってもらうこと”です。
登場するキャラクターを知ってもらい、それぞれのキャラクターに共感や感情移入してもらう為です。

作品の対象読者へウケるためにした工夫は、女の子を可愛く魅せたり、主人公が活躍できるシーンを多く書いています。

批評は一言だけでも大丈夫です。
この機会に、皆様からたくさんの批評をいただけれたらと思います。

上記の回答(ヒキニートだったおっさんが、激モテする為に女の子を助けまくる〜目指せハーレムスローライフ〜の批評)

投稿者 ドラゴン猫 : 4 人気批評! 投稿日時:

 最初から最後まで読ませていただきました。面白さについて不安があるとのことで、その辺りについて中心に感想を述べさせていただきます。

キャラクターについて
 主人公に個性が感じられません。「少女好き」というのはいいのですが、対象となる年齢層が明らかになっていないのでロリコンか女子高生かで最初悩みました。中学生~JKくらいなのでしょうか?
 それと、これが本題となるのですが「オッサン」にした理由とはなんでしょうか? 主人公の語り口が若いので、これなら十代の少年や二十代の青年だったとしても違和感がありません。現状、「オッサン」であることの意味が薄く感じられます。「社会的弱者だったオッサンが少女を助けてハーレムを創る」というコンセプトは悪くないのですが、肝心の主人公のキャラが弱いのに問題があります。特に台詞と地の文に温度差があり過ぎて、主人公が少女好きの演技をしているようにすら思えます。
逆に一番個性が感じられたのが百瀬です。

ストーリー・設定について
もしかしたらオッサンのキャラよりも致命的かもしれません。どれもイベントがあっさりしていたり、内容が説明的過ぎて問題を解決した時のカタルシスがありませんでした。
以下、疑問に思った部分を箇条書きで。
・少女のせいでヒキニートになったオッサンがなぜ少女好きに?
・祖母に寄生して暮らしていた社会的弱者のオッサンが敢然と悪漢に立ち向かうのは違和感があります。
・冒頭で自分がゲームの中に入ったと思っていますが、なぜすぐにそう思ったのでしょうか?
・倒れている老婆の存在がスタッフに伝わっているのに、周囲は何もしなかったのでしょうか? 何よりもスタッフが老婆のことに首を突っ込む理由が不明です。宿屋がギルド的な役割を果たすみたいなのはわかるのですが、それについて説明がなかったので。
・その他、イベント進行に関する内容やシーン単位での台詞が説明的過ぎです。それらから「作者がこうさせたい」というのが透けて見えてしまい、登場人物が作者の駒になっています。

長所に関してですが、「ヒキニートのオッサンが美少女ゲームのやりすぎで死んで異世界転生」というネタは目を惹きました。それだけに上記の欠点が惜しまれました。

良かった要素

ストーリー 設定 オリジナリティ

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要望 : 長所を教えてください! スレッド: ヒキニートだったおっさんが、激モテする為に女の子を助けまくる〜目指せハーレムスローライフ〜

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元記事:寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのこと

 ドラコンです。「創作相談掲示板」「プロット掲示板」でアドバイスをくださった皆さん、ありがとうございます。何とか完成させました。掲示板のほうへ、構想を出していたころが、いちばん楽しかったですね。実際の執筆では、ハイになる特に書きたい場面はともかく、その他の場面は「事務作業」でした。出そうか、出すまいか、迷ったのですが、せっかく完成させられたので、出してみます。

 とはいっても、何度も「創作相談掲示板」「プロット掲示板」「プロローブ掲示板」「旧掲示板」「鍛錬投稿室」に投稿したものの焼き直しですが。それこそ、初出から最大10年前後経っています。覚えておいでの方はいますか?

 書いていて感じたことは、以下の通りです(順不同)。

 1、「中華・時代劇風ファンタジー世界」が上手く表現できているか? 洋服を着ている印象を持たれたくないので、今作ではあえて服装説明を細かくしてみた。その印象は?
 2、香々の故郷が、「シルクロードの町」と感じられるか?
 3、地の文のうち、「発言者を示す」「視点人物の心情」「背景事情」「キャラの仕草や表情」の書き方がよく分からない。発言者を示す部分は、「〇〇がこう言った」の単調になりやすい。
 4、全体的にご都合主義ではないか?
 5、香々が、消えたり現れたり、閉じ込められていても、出たり入ったりするが便利過ぎないか(ご都合主義)?
 6、裁判場面が2回あるなど、同じ内容を繰り返し書いた感じがするが、その印象は?
 7、作中劇『梨妙音伝』は、初出時には簡単に地の文で説明し、後に銀鈴が細かく説明している。このやり方はどう思われるか?
 8、こちらの管理人・うっぴーさんがツイートされている創作論( https://twitter.com/ranokenn )とは、正反対のことばかりやっているのでは? 主人公・銀鈴が、「受け身」「操り人形」では? また、設定ばかり書き連ねているのでは?
 9、特に書きたい場面はハイになった。だが、それ以外の場面や推敲は、「単なる事務作業」の感じがした。
 10、タイトルの印象は? 作品全体のタイトルも、章題も、「出オチ(ネタバレ)」になっているのか? それともこれで良かったのか?
 11、台詞を書いていて、銀鈴、茘娘、棗児、香々が「何でこんなことを知っているのか?」と感じた。
 12、Wordの音声読み上げ機能を使って推敲すると、場面によっては、「録音した自分の声を聞く感じ」の恥ずかしさがある。また、量が多いので読み上げにも時間が掛かる。
 13、どうしても、台詞が「説明臭く」感じる。

上記の回答(寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評)

投稿者 読むせん : 4 人気批評! 投稿日時:

ひたすら好みのままに言います!!合わなかったらスルーでお願いします!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1,難しいです。

冒頭の冷風扇で

急々如律令は「いそいで速く」「律令のごとくに動け」なので、ここはいいけど
「臨兵闘者皆陣列在前」は「戦に臨める闘者兵士、みんな陣をそろえて我が前に整列せよ」なのを知っているため、それが扇風機回されるトリガーになるのモヤってしまいました。

列車を筆頭に文明を象徴する便利グッズ入れたいのは分かりますが、私的なご都合主義作品目安
「水道の明記が無いけど、自動水洗トイレや自動シャワーなどの設備があきらか個室に設置されている、2階建て以上の宿泊施設」並みに白けちゃいました。

 せめてもう少し原始的なシステムーーーーーーー単純に氷室やしっかりした厚い漆喰による断熱、室内水路などのアナログな手法をとるか、アレクサ式じゃない物理なスイッチ起動式、手動オルゴールみたいな絶えず取っ手をぐるぐる回す機構とか、ゼンマイ式とかの安っぽい道具のほうが中華風スチームパンク感が出ると思っちゃいます。

ギミック解説に拘り過ぎて場所が【後宮内のとある空き部屋。】だけなのもちょっと惜しい気がします。

北側の暗い一室なら明かり目的のロウソクやカワラケをつかった行灯の持ち込み、そのせいで気温が上がっちゃうとか。それを冷やすためにゴージャスにも貴人のために設えられた高価な機具である扇風機を持ち込みしている。とかのシチュエーション説明が好き。

あと、これは仕方がないんですが、「氷風扇」があまりに名前のまま過ぎて中華風ではなく昭和風に感じてつらい(;´∀`)中国でのシーリング・ファンの名称が「風扇」っぽいから、仕方ないんですけどね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
3,
やや読みにくく感じていたけど、●銀鈴、姉弟子の取り調べを受ける
の辺りから、レスポンスが一気に軽妙になるので読みやすい。
ーーーーーーーーーーーーーーー
4、ちょっとご都合主義っぽく感じてしまう

 冒頭で銀鈴が無邪気な事を、他の登場人物たちにマンセーさせ過ぎているようには感じました。中盤から一気に明るいディスがでて親しみが湧くので、もっと早い段階で明るくディスっておいてもよかったかも?

 たぶん読者的には銀鈴と初対面なので、冒頭のアゲアゲで「は?小娘マンセーですか?メアリースーですか?もういいや」みたいな妙な反感を抱いて読むの止めかねない。

ある意味、この物語自体が【読者を銀鈴に惚れさせるための戦い】だと思いますから。読者を追っ払う前に絡めとって欲しい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
13
いまのところ、噺家の高座感、あるいは演劇脚本感はかなり強いです。
あんまり演劇脚本やト書き読むの好きじゃないので、私的にちょっとキツイ(´・ω・`)

香々姐さん出る所まで読めていないので、とりあえずここまで。

良かった要素

ストーリー キャラクター 設定

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目的:趣味で書く

要望 : 長所を教えてください! スレッド: 寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのこと

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元記事:帝国の守護者〜禁忌の子供と業火の宿命の批評

『契約 後編』まで読みました。
プロローグにいきなりクライマックスシーンを持ってきたのは、良かったと思います。
戦闘シーンの後に、世界観の説明、アスカとの絆の深さを感じさせるエピーソードと、導入部に必要な情報を短い中に上手に入れていると思います。

2話目という早い段階で、ヒロインのアスカを登場させているのも良かったです。
プロローグに登場した主要人物二人の境遇と関係が、すぐにわかるので、物語に入って行きやすいです。

戦闘能力が高い護衛として紹介されたアスカが、次の章では、コーヒーが苦くて砂糖を4杯も入れる少女らしい可愛さを見せるというギャップが、キャラを立たせています。

うまいなと思ったのが、設定です。

>参加される場合には、生涯にわたってプロジェクトの存在を知らない外部との接触の制限及び24時間の護衛、いや、監視が付きます。

この制約は、アスカとの濃厚な関係を築くためのお膳立てですね。
ストーリーを盛り上げるための上手な制約だと思います。

難点を言えば、世界観が5話まで読んだ時点で、まだよくわからない、というのがあります。
おそらく、読みやすさを優先して世界観の説明を最小限にしているのかと思います。
また、プロローグから過去に戻り、4話目にして、さらに1週間前に戻り、5話目で昼過ぎに戻っているので、時系列の把握がしづらくなっています。

それらを差し引いても、主役二人に最初から焦点を当て、二人の関係を濃く書いていこうとしている点に期待と好感が持てました!

上記の回答(帝国の守護者〜禁忌の子供と業火の宿命の批評の返信)

スレ主 大陸オオカミ : 3 人気批評! 投稿日時:

作者です。
ご講評ありがとうございます。

作中において序盤に時系列の移動があるというのは、私自身もどうしたものかなと悩んでいましたが、ご指摘いただきまして改めて抹消してしまうか、読みやすいように改善していくか考えようと思います。

雄一とアスカの関係やこれからの展望についても、早めに出せたらなぁと思います。5物語自体はスロースタートになっているとも思っています。

その辺りも改善していければ。会話文を増やすなどして、テンポよくできればと思います。

この度はお忙しい中、拙作を読んでいただきありがとうございました。
精進していきます。
作者

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要望 : 長所を教えてください! スレッド: 帝国の守護者〜禁忌の子供と業火の宿命

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元記事:平成怪奇譚

誤字脱字が多いのですが、その辺は気にしないでください。世界観に注力しています。

上記の回答(平成怪奇譚の批評)

投稿者 うっぴー : 3 人気批評! 投稿日時:

はじめまして。『ノベル道場』の開発、運営をしています、うっぴーと申します。
7話『大人の会話』まで読みました。
欠点の指摘歓迎、ということなので、厳しめにいきますがご容赦ください。

死んだ恋人を生き返らせるために、黄泉の国に冒険に向かうという日本神話を元にした王道的な話ですね。
主人公の動機、目的がプロローグでしっかり示されているので、物語に入っていきやすいです。

桜花堂書店の設定は、おそらく『ビブリア古書堂の事件手帖』を元にしているのだと思われます。神話的な王道設定と、キャラミスの王道設定を融合させて生まれたのが本作かと思います。
古い物と新しい物を融合させる着眼点が良かったです。

主人公、真田春秋の死んだ恋人を生き返らせるためになりふり構わない様子に、最初は好感が持てました。

しかし、その想いを八雲にからかわれたからといって、刀を抜こうとするのは、いただけません。
おそらく、『怖い怖い』のこのシーンの狙いは、真田の想いの強さを示したかったのでしょうが、反魂の儀を執り行える八雲に重症を負わせたり、機嫌を損ねたりしたら、彼の目的は達成できないことになります。

私が八雲の立場なら、こんな危ない少年の依頼は絶対に受け入れらないので、話の流れが不自然になってしまいます。

このシーンでは、真田は後先考えない危ない人間という印象を与えてしまっているので、彼を魅力的な人物にするのであれば、本当は刀を抜きたいけれど、目的のためにどんな屈辱でも耐えよう、という内心の葛藤を描いた方が良いと思います。
その方が、八雲にも気に入られると思います。

>八雲の性格の悪さをこの短時間で嫌という程、骨身に沁みた真田は暗い顔をして条件を聞く

とありますが、刀を抜こうしとした非礼を許してくれるほど寛容な人物なので、真田のこの評価は不当であり、逆に真田の性格の悪さを伝えてしまっています。

八雲の性格の悪さとは、イザナギノミコトとイザナミノミコトの神話の再現をみせつけられた時の真田の絶望が見たいという欲求を指しているのでしょうが、まったく対価を要求せずに、リスクを説明しているので、八雲は天使のような人物です。

>小泉がいる限り、八雲の胴体と首は切り離せないと悟り、真田は刀を置いて深々と頭を下げた。

これも真田の性格の悪さと思慮の足りなさを感じさせる描写です。
真田は反魂の儀を依頼しておきながら相手に刃を向けた己の短慮を反省すべきでしょう。
また、反魂の儀の対価ですが、

>「と、まあ、幼くなった。あと、小せがれの記憶だけが無い」

咲夜が子供になったのと真田の記憶が失われただけなので、あまりにも小さいです。
これが一番いただけません。

八雲の言葉から、イザナミのように醜くなった咲夜をまた愛せるか? といったヘビーな展開や真田自身に降り掛かってくる不幸を予想していたので、ちょっと期待はずれでした。

『失礼ですがお名前は?』の章の最後に、「プロットからだいぶ話がずれてきた」という作者コメントがあったので、おそらく、そういったヘビー展開を考えていたけれど、ヘビー展開を書くのが嫌になってしまったのだと思われます。

もし、重い展開が嫌であれば、反魂の儀やイザナギとイザナミを題材にするのは、そもそも止めた方が良いでしょう。日本神話を知っている読者は、イザナギとイザナミをどうアレンジして、オリジナルを超える展開を持ってくるのが期待します。
が、この話はこれらの設定をほとんど活かしきれていないです。

>「悪趣味ですね」
> 小泉は呟くように言うと、八雲はクスクス笑う。
>「咲夜ちゃんの記憶は対価として奪うつもりだったでしょ元から」

まったく悪趣味ではないです。この程度の対価で死者を生き返らせてくれるのなら、安い物です。

>「結局、あの2人は片方が死んだらもう片方も死ぬ、生き地獄を歩むわけでございますよ」

特に地獄だとは思いません。
八雲は、作者の中では他人の人生を翻弄して楽しむ悪趣味な女性という設定なのだと思いますが……やっていることは、無償のボランティアというイイ人になってしまいます。
この乖離が作品を不自然にさせているので、不自然ではない人間心理に沿った展開になるようにした方が良いです。

ちょっと厳しめの批評をしてしまいましたが、基本設定と、話の筋はおもしろものがありますので、ぜひまた挑戦していただければと思います。

また、この掲示板では、他人の批評依頼に書き込みをすると、宮本ゆうさんの最新の批評依頼がサイトの一番先頭に移動し、批評をもらいやすくなります。
ぜひ、他の方の小説の批評を書いていただけるとありがたいです!

長所。良かった点

神話的な王道設定と、キャラミスの王道設定を融合させたところ。
これを生かせれば名作になると思います。

良かった要素

設定

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 平成怪奇譚

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元記事:【THE TRANSCEND-MEN】

格闘や銃撃といった戦闘シーンに力を込めておりますが、伝わっているのか心配です。
サスペンス調の謎や伏線も入れていますが、それらもしっかりしているのか不安な所もあります。
全体的に「読み取りやすさ」というものがあるのかを依頼します。

上記の回答(【THE TRANSCEND-MEN】の批評)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 3 人気批評! 投稿日時:

「First」・「0 : Escape」から次の「Genesis」・「19××」まで読んで、読了を断念しました。理由は二つあります。

 まず「First」・「0 : Escape」について。

 一つは力を入れておられるはずのバトル描写です。出だしから逃げている主人公が、敵と遭遇するわけですよね。

01>  壁・床・天井が全て白い廊下を駆け抜ける最中、曲がり角で「奴ら」の仲間の1人に遭遇した。皆同じ服装なので奴らが同じ所属である事は分かる。
02>  黒い上下の防弾・防刃スーツに包まれた兵士、いや、特殊部隊と思われる格好をした人物。顔はバイザーヘルメットに覆われて見えない。銃等の武器は持っているらしいが発砲はして来なかった。殺傷ではなく、自分を捕える事が目的らしい。
03>  正面から自分に向かってジャブ、ストレート。両腕を咄嗟に頭の高さまで持って行き2連続でブロック。

 01~02で178文字あります。戦闘アクションが入る03の前に、それだけ読む時間が生じ、それが主観的時間経過を感じます。間延びするわけです。印象を多少極端に申し上げると、「主人公はばったり出くわした敵をじろじろ眺め、敵はその間は待っている。主人公が観察し終わると、敵はやおら殴り始めた」です。

 この後もずっとそんな感じです。動きは詳述されているから、よく読めば分かる(←ここ、割と大事)。だけど、スピード感は完全に殺されています。少し後で主人公が高速化されますが(周囲がスローモー)、最初からゆっくりなのです。

 それでは、動きをきちんと説明してあるから迫力が生じるかというと、実はそれもありません。スローモーだからではありません。このことは、多少説明を要します。

 作者は状況を絵的に(御作では動的にも)想像し、それを言葉で説明するわけですね。読者はその言葉の説明から絵的な状況を再現しようとします。しかし、動的でない静的な絵、例えばモナリザを知らない画家がいたとして、モナリザを説明する文章だけで渡して模写を作ってもらうことはできるか。

 できないですよね。このことは、もっと簡単な絵、例えば四角形と三角形と円を適当に描いた図を使った心理学実験でも確認されています。まず被験者Aが簡単な図形をいくつか描いた紙を見て、絵を見ていない被験者Bに言葉だけで詳しく説明する。被験者Bは言われた通りに絵を描いて、Aに見せる。

 ほとんどのケースで、Bが描いた絵はAが見た絵と全く異なっています。だけど、AはBが言われた通りに描かなかったと責め、Bは元の絵を見て、Aの説明が間違っていると反論する。Aは正確に伝えようと頑張ったのは事実だし、BもAの説明を一生懸命聞いて再現しようとしたのも事実です。でも双方の努力にも関わらず、絵は言葉では伝わらないのです。

 小説の描写でも同じことが起きます。詳しく書いたって、作者のイメージした絵は伝わらないのです。でも、雰囲気やキャラの気持ちだけは伝わります。「銃弾を避けたらしい」(曖昧)→「ぎりぎりだった」(かなり伝わる)→「実に危うかったが、ほっとした」(充分伝わる)、みたいなことです。

 しかも、絵的に説明すればするほど、読むほうは大変です。知っているものや状況ならいいんです。例えば、野球で打者がホームランを打った状況を説明すれば、かなり伝わります。ベースとなる知識が読者にあるからですね(よく「読者の引き出し」と喩えられる)。

 が、オリジナルで見たこともないものだと、類推のしようがあありません。「この説明はどういう状況か?」と考えなければならないわけです。読んでいて疲れてきますし、スピード感や緊迫感も下がります。スローモーションだからといって、読んで想像するための努力は軽減はされません(緊迫感はスローモーになった時点で失われている)。

 次に「Genesis」・「19××」について。

 本編前の但し書きがちょっと問題だと思います。冒頭の節を上記のような難点を感じつつも、この節まで来たら、作者から「思われる」などと自分の作品なのかという言葉があり、「是非考えてみてくれ」などと指示されてしまう。言葉を控えずに申せば、カチンと来た、というものになります。

 そして本編はというと、なぜか生物についての持論が書かれている。正直、読者目線としては面白くもなんともありません。設定や考証を行う作者的には作ってて(書いてて)面白いというのは、自分の経験にもあり、分かります。が、読者としては苦痛です。

 その後の実験らしきシーンも、設定紹介のようにしか感じられず、絵的に想像する気力を出すモチベーションも持てず、さっと斜め読みして終わりました。次の節を開く気に慣れず、断念です。

 それでも、「0 : Escape」に続くシーンだったら、もっと先まで読もうとしたかもしれません。だけど関係が薄いと作者さんが明言してしまっているし、確かに関係なさそう。これでは「0 : Escape」をなんとかイメージしてきた努力が報われず、続きは読めません。

良かった要素

ストーリー

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 【THE TRANSCEND-MEN】

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元記事:Over In Dragon〜悲しみから生まれた絆…〜

私の作品をどう思い読まれているのか気になったので

上記の回答(Over In Dragon〜悲しみから生まれた絆…〜の批評)

投稿者 犬宮蓮 : 0 投稿日時:

最初のプロローグまで読ませていただきました。最初の挿絵、いい感じですね!
ただ、挿絵はあまりお勧めできません。なぜなら挿絵を嫌う人が多いと思うからです。それに作品のイメージを壊しやすく、最悪挿絵をみただけでブラウザバックされるかもしれないからです。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: Over In Dragon〜悲しみから生まれた絆…〜

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元記事:魔書伝奇 あるいは四条維光少年の人生に突如として起こった、不可思議かつ波乱に満ちた冒険

 魔物を行使して人間が闘う異能バトルもの。
 ルビの使い方に関してはかなり工夫しています。一昔前の小説を意識してるかもです。
 主人公は普通の人間ですね。かっこよさは追い求めてません。普通であるからこそ、悩んだり挫折したりします。そこに魅力を込めたつもりです。

上記の回答(魔書伝奇 あるいは四条維光少年の人生に突如として起こった、不可思議かつ波乱に満ちた冒険の批評)

投稿者 朝樹 : 1 投稿日時:

はじめまして。朝樹と申します。
最初のほうだけ読ませていただきまして、自分に死ぬほどブーメランが刺さるのですが、僭越ながら批評を書かせていただきます。欠点の指摘歓迎とのことですので、辛口気味になりますがご容赦ください。

主人公が父親を頼りにしていた、ということが伝わりにくかったと思います。
出だしから、主人公が日常に虚無感を感じている、というのは伝わってきたのですが、「数年前に父親が亡くなったのが原因」というのがいまいちわかりませんでした。日々の虚しさと、父親が亡くなった事実が繋がっているように感じなかったといいますか。
主人公の「虚しい」という独白だけなので、父親がどういう人物なのかが想像しにくかったです。主人公が頼りにしていたのだから、尊敬できる、しっかりした人物なんだろうな、と予想ができるだけで、具体的な人柄を示すものがなかったので、予想だけで読み進めるしかなくモヤモヤしました。

父親が主人公をどういうふうに支えてくれていたのか、生前どんなやり取りをしていて主人公は父親をこれほど支えにするようになったのか、短くてもいいので何かしら具体的なエピソードの回想が欲しかったです。現時点だと、予想で脳内補填しながら読み進めるしかなかったです…。
(本のところで、回想が入ってちらりと姿が出てきますが、父親ではなく本についての回想だったので…。)

友人・透くんの変化というのも、わかりにくかったです。というのも普段の透くんを知らないので、どう変わったのかがわからず、主人公や周りが心配する理由が伝わりにくかったです。
それもわからないまま、二話目で透くんの視点に移って話がどんどん進んでしまうので、置いてけぼり感を食らいました。透くんの事情は隠しておいたほうが面白そうだなと思いました。

母親の描写がいいですね。父親亡き後の、母親との微妙な距離感というか雰囲気の描写が好きでした。
父親が亡くなった理由についてや、本について、母親が何か知っていそうな雰囲気が先の展開が気になる要素になっていたと思います。

描写や雰囲気はとても丁寧だと思ったので、初見の読者へのわかりやすさ・伝わりやすさを配慮していただければ、ぐっと良くなるように思います。その部分がもったいないなと、読んでいて思いました。
少しでもお力になれれば幸いです。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 魔書伝奇 あるいは四条維光少年の人生に突如として起こった、不可思議かつ波乱に満ちた冒険

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元記事:黄昏と宵闇のヨスガ

こんにちは。
ちょうど一年程前に『琥珀』の名前で批評を依頼した、異世界ファンタジー小説になります。
1章を書き終え、当面のサブキャラも出揃ったので、もう一度批評などをいただけたらなと思います。

・魅力的なキャラクターが書けているか。また、書き分けはできているか。
・分かりにくい描写、表現はないか。
・次話を読みたいと思わせるように書けているか。

展開が遅い自覚はありますが、成長物語だからじっくり書きたい気持ちもあります。
25万文字以上ありますので、読めた部分まででも大丈夫です。修正の参考にしますので、離脱した話数なども教えていただきたいです。(本音は全部読んでいただきたいですが……)
よろしくお願いいたします。

上記の回答(黄昏と宵闇のヨスガの批評)

投稿者 じょうじ : 1 投稿日時:

神託の~~まで読みました。

感想は、とにかく情報過多だと感じます。

いじめられる描写が長く読むのがしんどいです。本筋は異世界なんだから、異世界まではさっさと進んでほしいです。
○○騎士がいっぱい出てきたところで、完全についていけなくなりました。転生までたどり着きませんでした。

多分、伏線とか泣き所とかあるんだと思いますが、膨大な情報からそれらを見つけ出さなければいけない感じになり、読むのをあきらめてしまいました。

文章とか文字が好きな人にはいいかもしれませんが、お話が読みたい人には不向きだと思いました。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 黄昏と宵闇のヨスガ

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