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タイトル:ヒキニートだったおっさんが、激モテする為に女の子を助けまくる〜目指せハーレムスローライフ〜の批評 投稿者: ドラゴン猫

 最初から最後まで読ませていただきました。面白さについて不安があるとのことで、その辺りについて中心に感想を述べさせていただきます。

※キャラクターについて
 主人公に個性が感じられません。「少女好き」というのはいいのですが、対象となる年齢層が明らかになっていないのでロリコンか女子高生かで最初悩みました。中学生~JKくらいなのでしょうか?
 それと、これが本題となるのですが「オッサン」にした理由とはなんでしょうか? 主人公の語り口が若いので、これなら十代の少年や二十代の青年だったとしても違和感がありません。現状、「オッサン」であることの意味が薄く感じられます。「社会的弱者だったオッサンが少女を助けてハーレムを創る」というコンセプトは悪くないのですが、肝心の主人公のキャラが弱いのに問題があります。特に台詞と地の文に温度差があり過ぎて、主人公が少女好きの演技をしているようにすら思えます。
逆に一番個性が感じられたのが百瀬です。

※ストーリー・設定について
もしかしたらオッサンのキャラよりも致命的かもしれません。どれもイベントがあっさりしていたり、内容が説明的過ぎて問題を解決した時のカタルシスがありませんでした。
以下、疑問に思った部分を箇条書きで。
・少女のせいでヒキニートになったオッサンがなぜ少女好きに?
・祖母に寄生して暮らしていた社会的弱者のオッサンが敢然と悪漢に立ち向かうのは違和感があります。
・冒頭で自分がゲームの中に入ったと思っていますが、なぜすぐにそう思ったのでしょうか?
・倒れている老婆の存在がスタッフに伝わっているのに、周囲は何もしなかったのでしょうか? 何よりもスタッフが老婆のことに首を突っ込む理由が不明です。宿屋がギルド的な役割を果たすみたいなのはわかるのですが、それについて説明がなかったので。
・その他、イベント進行に関する内容やシーン単位での台詞が説明的過ぎです。それらから「作者がこうさせたい」というのが透けて見えてしまい、登場人物が作者の駒になっています。

長所に関してですが、「ヒキニートのオッサンが美少女ゲームのやりすぎで死んで異世界転生」というネタは目を惹きました。それだけに上記の欠点が惜しまれました。

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