ノベル道場/小説の批評をし合おう!

じょうじさんの返信一覧。最新の投稿順5ページ目

元記事:武神装甲の批評

冒頭からして読みづらい。

0話から2話まで読んだけど、下手だと思った。

0話の冒頭から文章がくどい。
読み解くのに、無駄に考えさせられる。
世界観もまったく説明が無い。刀剣・鎧が出て祭壇・学校・駄菓子屋と出てくるので理解に苦しんだ。

人物描写も薄っぺらい。
書き慣れていない感が強い。
ほかの完結している作品二つも、最初だけさらっと読んだけど。語彙が貧困。

悪いことは言わない。本読め。

~~~ 0話 ~~~
「一部の隙」「一分の隙」
「些風変わり」「些か風変わり」

「眼前の敵を睥睨している。」
 睥睨の意味を辞書で調べてください。

「鋭さを物語るような透き通った銀色が」刀剣か人物か、誤読の可能性がある。

「鷹揚さすら感じさせる出で立ち」

~~~1話~~~
「感触を顔面と耳元に感じた。」
 感触を~感じた。引っかかる表現。

「おぼろげに覚醒」
 矛盾。

上記の回答(武神装甲の批評の返信)

スレ主 じょうじ : 0 投稿日時:

批評ありがとうございます。
「睥睨」の意味を取り違えていることがわかってとても助かりました。
良ければ、次は最後までお願いします。

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元記事:武神装甲の批評

こんにちは。
掲載分まで読ませていただきました。率直な感想としては「説明不足でイメージしづらく、入り込みづらい」でした。

プロローグ的な0話はともかく、本格的に物語が始まる1話~2話で「時代」と「舞台」の説明が少なく、場をイメージしにくかったです。恐らく現代日本だと思って読んでいましたが、外界の3話で「総太が携帯を知らない」と書かれていて、混乱してしまいました。どれだけへんぴな村育ちでも、テレビやラジオなどで情報は来るはずです。村にはラジオすらなくて外にはスマートフォン(?)があるというのも、無理があります。どのような世界なのか、説明が欲しかったです。
「帝国」や「武神」などの重要なワードは、1話か2話辺りで説明が欲しいです。どういう存在なのか、人々にはどう思われているのか、主人公はどう思っているのか。母親との会話の中で出てきてもいいと思います。

地の文も簡潔過ぎて単調なため、もう少し描写が欲しいです。特に人物描写ですね。今のところ、どのキャラにも感情移入がしづらいです。主人公は何故村が好きなのか、どうして村を出て行きたくないのか、それがあるだけでも主人公の人となりが分かります。
大抵、田舎に住んでいる若者は都会に出たがるものですから、留まりたいと思うその明確な理由があれば、より主人公に深みが出ると思います。今だと「下手なラノベにありがちなクールぶってスベってる喋り方の男の子」という印象です。

偉そうに色々と書いてしまいましたが、まだまだ序盤ということで出していない設定もあると思います。この話ではどの設定を説明するか、キャラクターに何をさせたいのか、読者にはどう感じてほしいかを明確にして書いていけば良いかなと思います。
執筆頑張って下さい。

上記の回答(武神装甲の批評の返信)

スレ主 じょうじ : 0 投稿日時:

批評ありがとうございます。

さっさと事件を起こしたかったので、世界観設定については後回しにしてます。現状、それでいいと思ってます。

ただ、世界観設定はもっと考えます。ありがとうございます。

文章が簡潔なのはそのとおりだと思います。重要なところだけ書き込んで、他は簡潔でいいと思ってますが、さすがにシンプルすぎな気もしました。ありがとうございます。

主人公が村を出ていきたくない理由が抜けてました。序盤から入れます。ありがとうございます。

とても参考にありました。
こちらも感想書くのでお待ちください。

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元記事:黄昏と宵闇のヨスガ

こんにちは。
ちょうど一年程前に『琥珀』の名前で批評を依頼した、異世界ファンタジー小説になります。
1章を書き終え、当面のサブキャラも出揃ったので、もう一度批評などをいただけたらなと思います。

・魅力的なキャラクターが書けているか。また、書き分けはできているか。
・分かりにくい描写、表現はないか。
・次話を読みたいと思わせるように書けているか。

展開が遅い自覚はありますが、成長物語だからじっくり書きたい気持ちもあります。
25万文字以上ありますので、読めた部分まででも大丈夫です。修正の参考にしますので、離脱した話数なども教えていただきたいです。(本音は全部読んでいただきたいですが……)
よろしくお願いいたします。

上記の回答(黄昏と宵闇のヨスガの批評)

投稿者 じょうじ : 1 投稿日時:

神託の~~まで読みました。

感想は、とにかく情報過多だと感じます。

いじめられる描写が長く読むのがしんどいです。本筋は異世界なんだから、異世界まではさっさと進んでほしいです。
○○騎士がいっぱい出てきたところで、完全についていけなくなりました。転生までたどり着きませんでした。

多分、伏線とか泣き所とかあるんだと思いますが、膨大な情報からそれらを見つけ出さなければいけない感じになり、読むのをあきらめてしまいました。

文章とか文字が好きな人にはいいかもしれませんが、お話が読みたい人には不向きだと思いました。

長所。良かった点

丁寧な描写は、見習いたいと思いました。

良かった要素

ストーリー

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元記事:転生した空と大地の神の混血少年は地上で迫害されている神達を救う旅に出る

力不足により一旦完結しましたがこれを改稿、新エピソードを加えて13万字以上の新作として再投稿しますが、良い点、悪い点、ランキングやネット小説大賞対策等をご教示いただければと存じます。

上記の回答(転生した空と大地の神の混血少年は地上で迫害されている神達を救う旅に出るの批評)

投稿者 じょうじ : 0 投稿日時:

こんばんは。新作が進まず息抜きに来ました。2話まで読んで感じたのが、この作品の面白いところってなに?ってことです。

ヒロインらしき子とのやりとり、親が殺された時、戦闘など山場と思われるシーンと、なんでもないシーンが同じテンションでメリハリがない。

親の死→「逃げるんだ!」父さんの背中に矢が刺さった→すでに命はなかった
親の死ぬシーンあっさりすぎない?

ヒロインの説明→「とても従順で優しい。外見も紫の髪がふわっとした感じ」
ヒロインの描写それだけ?ふわっとした感じって何?

戦闘に至っては「睡眠魔法!」→「うっ!」→「幻覚魔法!」、「睡眠魔法」→「魔法封じ!」→「あ、あう!」
描写することを面倒臭がってるようにすら見えます。

導入部分だし、これらのシーンにこだわりがないといわれたらそれまでですが、相応の描写がどこにもないので、この物語は何のためにあるの?っていう印象です。
物語の面白い部分を自覚して、くどかったり滑ったりしてもいいから、それぞれをしっかり書き込むようにした方がいいと思いました。

とはいえ、恐らくほとんど初稿だとは思いますので、これから良くなるんだろうと思います。あくまで現状の感想です。

長所。良かった点

逃げ足を学んだってところは、面白くなりそうな要素だと思いました。

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元記事:MG~mutant gene~の批評

じょうじさん、こんにちは。公開されている部分をすべて読ませていただきました。
物語の構成はよかったと思います。アクションシーンに始まり、主人公の信念や立ち位置、世界観の説明、周囲のキャラクターとの絡み、ヒロインとの出会いも印象的でした。続きが気になる冒頭だったと思います。

気になったのは設定です。
◯なぜ玲は特対に入ったのか
特対はMGを取り締まる機関、とはじめから銘打たれています。そういう機関に、MGとの共存を目指す玲が就職するのは不自然に思いました。「特対は、本来はMGと人間との架け橋となるべく設置された機関だが、実際には彼らの捕獲を目的とする取り締まり機関として機能している」というような説明があると、「夢を抱いて入職にしたのに組織で浮いてしまっている玲」という構図がはっきりするかと思います。
◯医療革命の印象が薄い
「遺伝子操作が当たり前になった世界の弊害として、突然変異で人類に害をなすMGが誕生するようになってしまった」とのことですが、前提である「遺伝子操作が当たり前の世界」が実感できませんでした。普通に走って追いかけてるし。遺伝子操作してこんなにすごい社会になっている、というアピールがあると、世界観に納得しやすいと思います。
◯MGの設定が弱い
A「無差別殺人を犯したのがMGだった」

B「MGは無差別殺人を犯す」
は違います。Aだけの理由でMGを取り締まるのは弱い気がしました。
おそらく、その後の少女との交流のためにもMGに過激すぎる設定はつけられないとは思いますが、大半の人間がMGを嫌悪するに足る理由が欲しいと思いました。
それと、「MGは眼が赤い」という設定ですが、これは成長過程のどこかで突然そうなるのでしょうか? 生まれつきなら、病院で出産した時点で隔離されるよなぁと思ったり。

全体的に、設定の甘さが目立った印象です。世界観が大きなカギとなる物語だと思うので、くどすぎず、でも的確に描写する必要があるかと思います。

以上です。いろいろ書いてしまいましたが、合わない意見はスルーしてください。
創作活動応援しています。

それと蛇足ですが、サイトの仕様上拙作が目立つ位置に来てしまいますが、こちらへの返信は遠慮いたします。

上記の回答(MG~mutant gene~の批評の返信)

スレ主 じょうじ : 0 投稿日時:

批評ありがとうございます。気になる続きといってくれてよかったです。
設定について、

なぜ特対に玲が入ったのかは、まさに仰っていた通りの設定が実際にありました。入れ忘れてたので入れます。ありがとうございます。

医療革命については、遺伝子操作は蛇足だったかもしれません。カットするか、よい落としどころを探します。

MGの設定は、ご指摘の通りです。以前は獣のように体が変化して人に危害を加える設定がありましたが、主にビジュアル面でヒロインにその属性をつけるのに躊躇してしまいました。自分でもインパクトが弱いと思っていたので、やはりその設定を生かそうと思います。そっちの方がドラマチックにできそうです。ありがとうございます。

眼に関しては、突然起こる発作のようなものによって、それ以降に赤の眼になるという設定があります。煮詰め切れていない設定なので完結したら再考します。

素晴らしい意見をありがとうございます。

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時間泥棒と怪盗零

投稿者 宮本ゆう 返信数 : 8

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地の文に注力したのですがどうなのでしょうか? 続きを読む >>

長所を教えてください!

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私はあなたのタイプじゃない

投稿者 藍川 海咲希 返信数 : 2

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ご無沙汰しております。藍川です。 まだ2話までしか書き上げられておりませんが、どうか批評して頂きたいです。 意識した点は以下の通... 続きを読む >>

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シャーピン

投稿者 えんがわ 返信数 : 2

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こちらではマイナーな現代モノです。 ただ現代でも日常でも、その中にぽっと浮かんでくるファンタジーのようなテイストが出て欲しいとも思... 続きを読む >>

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元記事:女子高校生と女教師の恋

百合小説を書いているものです。
ブログでは平均10人くらいアクセスして下さるようになりました。
あれから8話書きました。
大体、60話くらいを予定しています。
改めて評価をよろしくお願い申し上げます。

上記の回答(女子高校生と女教師の恋の批評)

投稿者 パクトボー : 0 投稿日時:

はじめまして。
百合好きとしては新参者で、物書きとしてもそこまで歴が長いわけではないのですが、感想と誤字報告程度は書けるかも?と、読書感想文を思い出して書いてみます。アマチュアの言葉なので、気に障る発言があったらごめんなさい。

最初に電車内での会話。自分はあんまり満員電車に縁がなくて、「ちょっと優花里ちゃん短気過ぎないかな、でもそういうもんなのかな」と読み進めたんですが、いきなり先生との会話がすっ飛ばされてびっくりしました。あ、この先生がタイトルの女教師ではないのね…と勘違いしてしまったところです。
その後、(2)でいつの間にか紀香ちゃんと仲良くなってたのを見て、「これ話を急ぎ過ぎてない…?」と不安になってきました。第一話の冒頭も、「これが運命の出会いだったのです」とわかりやすく説明してないだけ…?そういう作風なんでしょうか。作家・猫美恵子についても「そういう名前の凄い作家がいますよ」、お父さんも「何か無茶をさせてる酷い人ですよ或いは思春期特有のものですよ」って感じで、具体例が薄味なのは「そこは本題じゃないから気にしなくていいですよ」ってことだと思って読み進めました。
で、(5)から急に優花里ちゃんが先生を意識し出したのは「え、いきなり!?」とまたびっくりしました。ここまで先輩の描写のが濃くて、先輩メインだったのを先生ルートに書き直したのかな…と感じました。もうちょっと、先生との会話が多いほうがわかりやすかったかな、と感じます。
(1)の電車での会話とか、大勢が周囲にいる中での秘密の出会い!っていう、ドキドキする秘め事感のあるシチュエーションは素敵だったんですが、「当たり障りのない会話をして」ですらっと流されてるのは勿体ないんじゃあないか?と思ったんです。そこをまるっと一話使って描写して、優花里ちゃんが先生に落ちる前準備をするとか…なんてのは、自分ならそうするよ、という話ではありますし、「小説のリメイクは完結してからにしよう」なんて言葉もありますから、あまり気にせず先に進んで欲しいとも思います。とにかく完結頑張ってください。陰ながら応援してます。

最後に誤字かな?と思った部分です。気づいたところだけ。
(1)
建物が最新式という効果は『気持地』の面でも大きい。
→気持ち?検索してみても気持地という言葉が出てこなかったので…浅学ですみません。
(2)
そこには三つ編みでいかにも『文化少女』らしい、
→文学少女?でもなんとなく文化少女でも伝わる気はしますね。
『紹介紹介』を無事に終えたが、
→紹介が重複してる?
(3)
『今日』に戻り早く涼みたい心境だ。
→教室?その後、セリフと地の分でもう一回ずつ「教室に戻ろう」という旨の文章があったので、削っても通じる…かなぁ。でもこれはこれで、優花里ちゃんの心理描写として必要かもしれませんね。
(4)
「うーん。『田伏』さんなりの小説が書ければ私はいいと思うよ。
→田臥?でも(5)以降は田伏さんって呼ばれてますね。臥って字面はちょっといかつい感じでヒロイックなイメージですから(※個人の感想です)、伏のほうが作品にはあってる気がします。
誤字とは関係ないんですが、最初に苗字が出たとき読めなかったので、読み仮名とかつけれたらわかりやすいと思います。ブログだとルビって振れましたっけ?ブログの運営によるんでしょうかね。詳しくなくてすみません。
(5)
優花里の努力に気が付いたのか黙ってやり過ごしてくれたの『であす』。
→だ?又はである?

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http://schoolmistress001.livedoor.blog/

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元記事:白粉花と薬屋

語彙力等心配です。非現実的なこのお話が伝わってほしいです。

上記の回答(白粉花と薬屋の批評)

投稿者 水狗丸 : 1 投稿日時:

「月桂樹」まで読みました。
気になった点を箇条書きにさせていただきます。

・一話の赤い仮面の女性に声をかられて驚かないのは不自然に感じます
・セリフ(特に二話)の多さが気になりました
・「〜た」「〜だ」で終わる短文が続くと流れがぶつ切りになります。他の音に置き換えたり、一文を伸ばしたほうが良いかと

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 白粉花と薬屋

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元記事:写真家のささいな前日譚

赤い蝋燭と人魚の個人的な解釈を含めた二次創作のようなものです。
知識がないため、二次創作に当てはまるのかちょっと微妙なところです。
この作品をもっと加工したりしてしっかり一次創作に近づけて作りたいなと考えています。
将来的には下敷き無しで一次創作作品を書きたいです。
・読みにくい箇所はないか
・きちんと小説になっているか
・物足りない部分はどこか
この三点を中心にご指摘いただけたら有り難いです。
よろしくお願いします。

上記の回答(写真家のささいな前日譚の批評)

投稿者 大野知人 : 1 投稿日時:

 まず先に断っておくんだけど。これたぶん、ラノベではないですよね?
 なんとなくラインナップ見て察してくれてるかと思いますが、ここのサイトは主にラノベ作家になりたい人が集まってくるサイトなのです。
 別に『ラノベ以外はお呼びじゃねーんだよ。帰れ!』的なことではなく、シンプルに純文学系の批評経験がほぼ無いので、もしかすると的外れな批評になってしまうかもしれません。そう感じた場合、無視してください。

 あともう一点、うちのサイトは基本的に一次創作の批評がベースなので、俺自身には『一次創作であること』を前提とした意見を言う癖が有ります。そういう意味でも、『なんかよくわからないなー』と思ったら、パスしてください。

 さて、作品の評価ですが。全体として言うと、『テーマ・内容ともに見え辛いなぁ』と言うのが印象でした。
 どういうことか説明します。

 著者さん曰く、『赤い蝋燭と人魚』の二次創作ということなのですが、読む限りの内容として言えば、作中に登場した『蝋燭屋を訪ねてくる行商人』が訪ねてくる一因となったであろう新聞社・雑誌記者の旅行記をつづっている訳なのですが。

 尺が短すぎて、『こういう事情があって、あの行商人が蝋燭屋に訪ねて来たんだろうなー』以上の情報が作中に無いです。
 これでは、二次創作と言うよりも、ただの『解釈』になってしまっています。
 物語と言うより、設定資料を物語っぽく書いただけ、みたいな。
 これを読んだ読者の所感として『この作者は、こういう解釈をしたんだなー』以外の事を感想として持ちえない訳です。

 じゃあどうすりゃええねん、と言う話ですが。
 一番重要なのは、語り部たる写真家の感情の変化を描き出すことです。
 そしてもう一歩踏み込めば、感情の変化を描くために、シーンの数を増やすことです。
 何せこのお話、『写真家が少女と出会い、話をする』『出版社に戻った後、人魚の話をする』の2つしかシーンがありませんからね。物語として、起伏が無さ過ぎます。

 例えばですけど、3シーンに増やすとします。俺だったら、『数年して、縁日の見世物小屋で少女を見つける』とか『理由があってかつて少女に出会った村の近くに言った時、ふとノスタルジイに駆られて、彼女に会えぬかと村に向かってみた』なんていうシーンを追加して、『赤い蝋燭と人魚』の後の時系列における写真家の心情・考えを描きます。

 つまり、この写真家は間接的とはいえ村が滅んだり、少女が行商人に売られていくきっかけを作ってしまったわけですからね。
 それが後悔であれ、慚愧であれ、或いは何かの背徳的な感情であれ。主人公に当たる『写真家』の心情を大枠の流れとして描き出す必要があると思います。

 他にも例えば、『最初、村を訪れて出会った少女に淡い恋心をいだいてしまう』『後に、縁日の見世物小屋で『人魚』と言う言葉を聞き、何か背筋に走る物を感じた』『小屋に入ってみると、正しくあの日見た少女が虚ろな目をして座っている』『その艶めかしい鱗の付いた足に、彼女の言が冗談でもなんでも無かったと言う事を思い知る』『ああ、私の月給ではとても彼女をどうこうすることは出来ぬだろう、だけれど私は、彼女のその姿に……』
 みたいな。
 
 何でも良いんですが、文章中にあって、感情の描写がとても少ないように感じました。せいぜい、冒頭における生き辛さの描写と、桜の一件くらいでしょうか。薄いし、少ない。

 より正確に言えば、感情とキャラクター性が見え辛いということです。
 よく、『主人公に感情移入しやすくて、読みやすかった』とか『このキャラクターに惚れこんで、このシリーズが好きになったんですよ!』とか聞きませんか?

 小説って言うのは、純文学でもラノベでも、或いは時には漫画でも感情とキャラクター性が重要なのです。
 夏目漱石の描いたネコが、冷静にツッコむキャラでありつつも、どこかネコらしくボケたキャラ性をしていたからこそ、『吾輩は猫である』は人気を博しました。
 太宰治がメロスの熱血っぷり、正義や仁義に突っ走る男らしさを書いたからこそ、道徳的な物として評価され、国語の教科書に『走れメロス』乗っている訳です。
 勿論、『賭博黙示録カイジ』のカイジの冷静でありながら欲望に素直な所が読者からは受けたし、『ひぐらしのなく頃に』の主人公・圭一が馬鹿っぽくありつつも『どこにでもいる普通の人』であるからこそ、雛見沢の恐ろしさ・ホラー性が際立つわけです。

 さて、話をこむぎさんの作品に戻しますが。
 この作品の主人公、写真家にはどんなキャラ性が有りますか?
 『写真家』『桜が好き』『職場で嫌な事があって、取材の名目で逃げて来た』
 辺りの事は見えますが。
 どんな性格の人間か、とかそう言ったことは余り見えません。
 また、少女と出会う前・以降共に『桜が好きだ』『絵が上手い』程度の事は感じている物の、その事によって感情をどう動かされたか見えません。
 例えば『桃色に色づく花びらを見ていると、逃げ出した自分を少し情けなくも思う』とか『彼女に描き出された、まだ生気のあるような桜の姿を見ていると、心の内がすーっと澄んで行くような思いがした』みたいな、感情の動きがまるで描かれてないんです。
 原典である『赤い蝋燭と人魚』だって、『人に裏切られた少女の悲しみ』みたいな部分が作品の中核にある訳で、その二次創作をするのであれば、やはり感情の動きはキチンと描くべきと思います。

 
 次に、台詞の少なさ。っていうか、台詞の特徴の薄さが問題です。
 上に挙げた通り、物語にあってはキャラクター性や感情の動きが大事です。
 ですが御作における会話は、
 
「はじめまして、こんにちはお嬢さん。もしよろしければこの土地を案内していただけますか」
「こ、こんにちは……? 旅行の方ですか」
「ええ、旅行のものです。わたしは写真家でね。この地の風景が気に入ってカメラに是非ともおさめたい」
「あの……お願いがあるんです。いいですか」
「うん? なにかな」
「しゃしん……わたしの写真も……できますか?」

 など、かなり事務的です。
 っていうか、文面の大半が『要望』と『感嘆詞』、後は『疑問』と『返答』で構成されてるから、最低限の情報しか伝わってこない。
 自分語りでも良いし、本旨に関係ない『写真家/人魚の少女のコダワリ』みたいなものを描き出すんでも良いから、もう少しキャラクターの感情や、『この人は今、こういう思考をしているんだな』って言うのを台詞に描き出して欲しいです。

 で、次に。
 設定的な問題。
 『赤い蝋燭と人魚』は大正の頃に描かれた作品です。
 世界観を統一できていなければ、読んでいて違和感を感じてしまい、興が削がれるでしょう。

 ①この時代、そんなに田舎まで電車は走ってない。作品の発表時期的に、ラジオ放送が始まったか始まってないかの時代です。
 無人駅なんてありえません。ほぼ確実にお金や機械を持ち逃げされます。
 また、日本の地形的に十中八九トンネルの開通技術が必要なので、そういう意味でも『無人駅があるような=あまり儲からない路線』を引く余裕はなかったと思います。
 ②地味ではありますが、『交通管理施設』と言う言葉はあまり使われません。特に、年代的な表現でもないです。読みにくいので、他の言葉に変えましょう。
 ③時代的に、相当お金のない時代です。『旅行』ということはまずありえない。
 ④写真を知らない人は、『田舎』であるなら結構多かった時代です。もし、そんなことも知らないような都会育ちのボンボンなら、そう描写してください。
 ⑤スケッチブックも、時代的にはおかしいんですが……。これは読んでいて違和感をあまり感じませんでした。
 ⑥時代的に『中学生』と言う言葉はあり得ません。あるなら、『初等学校』か『女学校』でしょうが、当時の『田舎』では学校に通わずに家の手伝いをしている子供が大半、手伝いの合間に寺子屋(この時代はまだ存在した)に通うような者も多かったため、写真家の予測は全く的外れです。

 最後に。文章的な難点をいくつかあげようかと思ったのですが、全部言うと長くなるので大雑把に2つ。
 恐らく、詩的表現にしようとした名残だと思うのですが、一つの物に対する外見描写がやたらめったら長い部分が有ります。物語の本筋・目的が散逸してしまうので、良くない。
 あと、桜について語るシーンで
  『もしかしてご存知ありませんか。
   この国ではこの季節に各地で咲き誇る花なのですよ。
   わたしはこの花がとても大好きです。
   あなたには好きな花はありますか。』
 って書いてあるけど、それ以降で『読者』の登場するパートが無いため、作中の描写としてすごい違和感が有ります。っていうか多分いらない。

 と言う感じで、大雑把に叩かせていただきました。
 もう少し丁寧な批評が必要な場合は、俺には多分無理なので他の人を頼ってください。
 今後の創作活動、頑張ってください。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 写真家のささいな前日譚

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