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シンセティック・シューター (仮題)

スレ主 ラ研の無惨 投稿日時:

どうも如月千怜です。プロローグ掲示板は初めて使用させていただきます。
今回投稿する作品は以前スレッドを立てた「ホムンクルスに転生した主人公」の話です。
ちなみにここから先の展開は、一話完結エピソードを掲載していく中で時々大きな事件を描くような話にしようかなと思っています。

登場キャラクター(一部プロローグ時点では登場しない者もいます)

シャーロッテ
ホムンクルスとして転生した主人公。愛称はシャロ。
酒の飲みすぎでホームから転落死したのを自殺と誤認され、錬金術師のユークリッドに手違いで魂を提供されてしまう。
前世では社畜であり、様々な不満から日常的にヤケ酒をしていた。
そして転生後もホムンクルスとして強制労働させられることを嘆くが、ユークリッドが彼が思っていた以上に丁寧に扱ってくれたことからその不満は物語を通して次第に消えていく。
ちなみにこの事を彼は後に「冤罪で入れられた刑務所が職場よりホワイトだったみたいだ」と語る。

性格
前世での嫌な経験が多いことから口が悪く、造物主のユークリッドに対しては仲が良くなってきた後も一向に敬語を使わず終始おっさん呼ばわりを続ける。
ただ女の子に対してはかなり甘く、新キャラと出会う度にその容姿を散々心理描写で褒めちぎりどこがかわいいかを丁寧に語るのが確定している持ち芸の一つ。
(もちろんこれは一人称だからできる芸当である)
仕事に対しては真面目であり、ユークリッド相手でも文句を言うことはあるが、結局は彼のために力を尽くす。
また客人の前ではユークリッドに対する普段の不敬を自重し、彼を立てるなど、決して彼を信頼していないわけではない。
酒が大好きであり、夜には誰にもバレないよう倉庫に忍び込み勝手に酒を飲むことがある。
まあ糖尿病のヒーローがいるくらいだから、アル中のヒーローがいても別にいいよね。

戦闘能力
悪魔達に気まぐれで魔眼の能力を与えられていて、視力が全体的に強化されている。
暗視能力の他に、体感する時間の流れを劇的に遅くし、敵の攻撃を見切る能力を持つ。
世の中のチート特典と比べたら、弱くはないけど絶妙にいらないくらいのしょっぱい性能だが。
もっとも彼の真価は優れた射撃センスにあり、魔眼による視力強化もあってかなり優れた命中精度で射撃を行う。

ユークリッド・スカラー
シャロの親になる錬金術師。愛称はユウ。
だけどレギュラーキャラには彼を名前で呼ぶキャラクターがいない。
(シャロはおっさん、後述する弟は兄貴、部下達は社長と呼ぶため)
錬金術師の結社である「ユークリッドファミリー」を立ち上げた若きリーダーであり、自分の結社を大陸一の錬金術師集団にすることが夢。

性格
偏屈で粘着質。シャロが嫌がっているのに興味のない話を長々するなど自分本位な行動からシャロからは煙たがれている。少なくとも彼が悪いところは決してかばってもらえない。
あと役割分担という名目で自分の苦手なことを何でも他人にやらせるので、錬金術師と無関係な人員ばかりを次々雇用してしまう癖がある。
資本金を集める前準備と言えば聞こえはいいかもしれないが……
ただ経営者を志すだけあってかビジネスマナーは完璧であり、商売相手からの信頼は厚い。

戦闘能力
錬金術によって火薬を製造することに目を向けており、それによって大陸で初めて銃と爆薬を発明したという偉大な実績を持つ。
基本的に直接戦闘よりも戦闘に使うための道具を製造するのが役割であり、良くも悪くも支援特化型である。
銃を発明した本人だけあって射撃は上手いが、シャロのセンスの高さの前にはあっという間に追い抜かされていく。

クラウディオ・スカラー
ユークリッドの弟。愛称はクラウ。
シャロが生まれる前までは数少ない戦闘員であり、ユークリッドが錬金術師の材料を手に入れるため探索に赴く際の護衛が主な仕事。
年が離れていることと、自分の苦手なことを多くできるため、兄のことを強く慕っている。そのため彼に平然と不敬を働くシャロとは若干折り合いが悪い。

性格
兄と違い素直な熱血漢。休みの時は近所の子供達の遊び相手をするなど気のいい兄貴分である。家庭では弟だけど。

戦闘能力
優れた腕を持つ魔法戦士であり、剣術とそれを強化する魔法剣による苛烈な攻めを得意とする。
必殺技は魔法剣の威力を最大まで解放させて放つ魔法光波。

ヴェロニカ・ノイマイヤー
ユークリッドに雇われたメイド。
元々はシャロに仕事のやり方を教えた後に退社する契約だったらしいが、シャロの家事があまりにもヘタなのでそのままメイドを続けることになる。
平社員のレギュラーが一人はいた方が話を作りやすいのでは、と思って作ったキャラクターなので処遇に対しては不確定要素が強い。

ちなみにシャロは彼女に若干気があり、容姿を散々褒めちぎるが怒りっぽくてたくさん殴られたのは嫌だったと語る。
あんまり褒めちぎりすぎるとリゼロのエミリアみたいな未来を辿った後が心配なので、そういう意味でも処遇は未定。

プロローグ

 十本目の缶を開ける。それを一気に流し込んだ。
「ちく……しょお……」
 何本開けても満足できない、心の奥にある怒りの火が、一向に消えない。
「あのクソ野郎……ぜってぇ許さねえ……」
 残業代未払い、上司のモラハラ、不当な叱責、減給……何をとってもあそこに楽しみを見出せない。
 特にモラハラ……女みたいな顔とかのたまったかと思えば、男同士だから合法とでも言わんばかりに尻を触る。明らかに悪質だ。労働組合も冗談だと思っているのか真面目に聞いてくれねえし……
 ああ、マジで嫌になってきた。会社やめてえ……だけど転職先も思いつかないし……
「ちょっと兄さん、危ないよ! 前見て前!!」
 なん、だよ。うるせー駅員だな。こっちは仕事終わりでイラついてんだよ。貴重な自由時間くらい一人で好きに飲ませろよ、ヴォケ。
「あっ……」
――そう思っていたら、唐突に襲う浮遊感。頭から落ちて、強く打った……

――それから俺は、少しばかり寝込んでしまったらしい。明日も早起きして出勤しないといけないのに。家に帰る暇もなく、出社しないといけないのか。
「うーん……」
 朝になったらしい。無意識にまぶたを開き、俺は目覚めた。
「……えっ?」
 そこで俺が見たのは、見覚えのない不思議な景色だった。
 目覚めたところは石造りの暗室。灰色の石壁はどことなく、古代ギリシャの神殿を彷彿させるものだ。
 照明は原始的なかがり火。そして壁と同じく石でできたベッドが素肌を冷やす。
 視線を下ろすと一糸まとわぬ姿にされた己の肉体が見えた。ほんのわずかだが胸が膨らんでいる。胴回りも目覚める前より細くなり、何より下半身にあるべきはずの証明証が女のものになってやがる。
「ユークリッドさん、こちらです」
「失敬――おお、目覚めているじゃねえか」
 戸惑う中、目の前の扉を開けて男が入ってきた。ガキの頃好きだったRPGに出てきそうな、魔術師風の怪しい外套を着た若い男。多めに見積もっても三十代前半くらいだろうか。
「やあ、初めまして。俺はユークリッド。君を造った天才錬金術師だ。よろしく」
 初対面なのに馴れ馴れしい物言いで迫ってくる男。中身が男と知らないとはいえ、全裸の若い女の子を前にして堂々とした奴だ。
 というか、錬金術師ってどういうことだよ。とっくの昔に科学的に不可能なことが立証された学問じゃないか。そんな職業が実在しているなんて、ここは地球ではないのか?
「……俺をどうする気だ?」
 一言そういったら、相手は戸惑っていた。
「……えっと、男の子みたいな話し方をするんだね、君」
「……俺は男だ。少なくとも今目覚める前まではそうだったはずだ」
「なんだって?」
 いちいち動揺するなよ。天才なんだろ、もっと堂々としろよ。メッキ臭いと思われたいのか。
「それはおかしい。女性のホムンクルスを造るから、女の子の魂を提供してくれと頼んだのに」
 ホムンクルス……パラケルススが造ったと言われる人造人間か……俺の知っているものの定義にどれだけ当てはまるのかは知らないが、俺はそれになったのか。
 それより魂の提供ってなんだ? 輪廻転生的な何か、なのだろうか。
「なあ、おっさん」
「……何だい?」
「俺は一度、死んだのか?」
 答えられる質問だったのか、一気に落ち着く男。天才を自称する資格はまだ残っていそうだ。
「……ああ、君は死んだ。それまでに重い罪を犯したから冥府が君の魂を提供したんだ。ホムンクルスとして生まれ変わり、贖罪をさせるために」
 そうか。あの時飲みすぎたせいでホームに落ちたんだな。それで目覚めることなくひかれて死んだ、と。しかし重い罪ってところは理解できない。
「ちなみに君の犯した罪は自殺って聞いたところだよ」
 自殺……確かに、あの世側の基準では重い罪と扱われやすいものだな。でも俺の転落は事故だと思うのだが。
「……うっかり落っこちただけで自殺か。厳しいジャッジだな」
「え、もしかして君、死ぬつもりはなかったのかい?」
「何言っているんだ? そうじゃないならこんな質問しないだろ」
「……それもそうだな。わかった、少し待ってくれ。彼らともう一度交渉してくる」
 慌てて出ていく男。誰もいない部屋に一人残された。
 見回したところ、服は置いてくれているみたいだ。でもスカートばっかりでズボンがない。この世界ではジェンダーレスがあまり浸透していないのか。いや、ただ単に服を選んだ奴の趣味かもしれない。決めつけるのはさすがに早すぎる。
 一方で上半身はかなり充実しているな。フリルの主張が強いゴスロリにセーラー服、ボトム次第で男女兼用にもなれるコート……
 とりあえず、あまり露骨に萌えを狙った奴は恥ずかしい。コートとロングスカートで行こう。

「――ただいま」
 ちょうど着替えが終わった頃に錬金術師の男が戻ってきた。
「おお? その服にしたのか。中々センスがいいじゃねえか。君に似合うと思っていたんだよ。最高にかわいいぜ」
――やっぱり、選んだ奴の趣味だったらしい。
 それにしてもこの男、結構ニッチな趣味をしているな。どういう工程で俺の体を造ったのかは知らないが、もし仮に造形を自由にできるならわざわざブスに作る奴はいない。各々が理想のスタイルの女を思い描いて造るだろう。
 思春期になりたての女の子くらいの大きさしかないこの胸と、選んだ服が露出度から縁のない服ばかりなところとか。
――もしかしたら、そういう観点においてはこのおっさんとは気が合うかもしれないな。
「あ、良かったら鏡見てみるかい?」
 手鏡を差し出してきた。受け取って早速覗き込んでみる。
 そこに映った顔。それは手入れの行き届いている長すぎない銀髪、青く鋭い瞳、そしてスカートがなければ男のふりをすることすらできそうな中世的な顔立ち。
 率直に言って、実に美しい。それでいて、胸が大きすぎて邪魔になることもない。男だった時とほぼ同様の勝手で動けるのか。スマホがあったら自撮りしたい、ここまで切望したのは生まれて初めてだ。
 ……おっと、いけない。流されて大事な話を忘れるところだった。
「……そういや、話どうだった?」
「ああ、それか。ダメだったよ。ノークレームノーリターンの契約だったから」
 やけに現代的な言葉だな。冥府を支配しているのが真っ当な天使か、堕天使や悪魔なのかは知らないけど、どっちにしろ仕える神がいるんだろ。もっと古風な言葉使って雰囲気出せよ。
「それに彼ら、交信を切る際に『当たりくじを引けて良かったな』とか言っていたぜ」
「当たりくじ? 俺が?」
 どういうことだ? まるで俺の魂だけが特別みたいな言い方だな。
「……とにかく、君は俺にとっては初めて造った大事なホムンクルスだ。養ってあげるからお手伝いはよろしく頼む。それがホムンクルスとして生きることだ」
 どの道俺はここでも社畜として生きなければならないらしい。だが今は目の前の男を信じるしかないな。何も知らない国で就活なんてできるわけがないからな。
「……そう言えば、俺の名前はどうなるんだ?」
「ああ、それか。ホムンクルスの名前は錬金術師が自由につけることができる。俺は君が生まれる前から決めていたぜ」
「……で、俺の名前は?」
「シャーロッテ、シャーロッテだ。これからよろしく頼むぜ、シャロ」
――逃げる場所はない。受け入れよう。ここが俺の新天地……故郷の家族や友達とはもう二度と会えなくても、生きるために全力を尽くそう。

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