「凍空に灯を刻みゆく空路かな」の批評
回答者 ヨミビトシラズ
航空機の類は、ランプを点滅させながら上空を通過する事が多い。何もない空に刻まれていくその点滅(刻まれていく灯)は、そこが空路である事を如実に示している……という、良い気付きの句。
空を示す季語は他に色々とあるが、
秋空に灯を刻みゆく空路かな
冬銀河灯を刻みゆく空路かな
夏の夜に灯を刻みゆく空路かな
秋空だと、時間帯は夜よりも昼を思い浮かべてしまいそうだし、冬銀河では星空に灯が紛れてしまいそう。夏の夜でも悪くなさそうだけど、凍空の方が「凍」と「灯」のコントラストがあって良さそう。
また、航空機は長距離を移動しながら灯を残していくので、景の時間を少し長くとれる「かな」を使えば、それだけ景を広く取れる。色々と見るべき所のある、とても良い句だと思います。
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夜明け前に仰ぎ観た空の景を、そのまま詠みましたが…。