「きのふ見し青より蒼き初御空」の批評
回答者 ヨミビトシラズ
「きのふ見し」が宙ぶらりんで、ちょっと危険。
私の第一感の読みは、
きのふ見し「青より蒼き初御空」(※1)
で、「昨日、青よりもさらに蒼い初御空を見た」という句景。「どうしてわざわざ「昨日見た」などという事を言うんだろう……過去の景になればそれだけ季語の鮮度は衰えるし、この要素は入れた所でほとんど何の意味も無いぞ?」と思ってもう一度読むと、
「きのふ見し青」より蒼き初御空(※2)
とも読める。これなら、句景は「初御空の前日(大晦日)に見た空の青よりも、初御空の空はさらに蒼かった」となる。恐らく、本来の句意はこちらの方であろう。
(※1)の句意の場合は、「昨日見た」を撤去して
○○○○○青より蒼き初御空
とし、「今この景を見た」とする方が自然。上五には色々と入れられるので、後はそちらにお任せします(^_^;)
問題は(※2)の句意の方。この場合、誤読を避けるにはいくつかの方法があって……
きのふ見し青よりも蒼初御空
中七下五で切れを入れるのも一つの方法だが、一番確実なのは「昨日」と「青」を助詞で直結させる方法。
きのふの青より深き蒼初御空
去年(こぞ)の青より深き蒼初御空
ちょっと苦しいけど、これなら誤読なしで一気に読み下せます。それでも、句跨がりによる窮屈な感じと、説明っぽさからは逃れられない……どうしよ(*_*)
点数: 1
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