「水仙や傷は忘れたとき傷む」の批評
回答者 なお
慈雨さん、こんにちは。
拙句「箸持てぬ」にコメント有難うございました。
恥ずかしながら、私、「作者」と「作中主体」および「一人称」を十分に理解せず混同していました。慈雨さんのおかげでクリアになりました。何を今さら…と思われるかもしれませんが、本当に皆さんに教えていただく毎日です。有難いです。
気まぐれさんもおっしゃっていましたが、「箸持てぬ」と「フォーク添え」はどちらかでいいでしょう。これこそ余白残しかな?
さて御句拝読しました。なかなか考えさせる句ですねー。
私は能登地震のこととは思いが至らず、一般的な失敗とか挫折とかのことをお詠みかと思いました。水仙は、私のイメージは、寒い中に肩寄せ合って咲いて、きれいだけどポキッと折れそうで、案外弱いのではないかと。ですからイメージは「傷」には合いました。
ただ、傷は忘れられないから傷のような気がします…。それからしますと、
・忘れえぬ傷の痛みや野水仙
なんだか大きく変えてごめんなさい。
さて御句のコメントに添えられた、慈雨さん自薦の十句、僭越ながら私のベスト3を!
一席:停電の町に満月しづかなり
二席:補助輪を外せし朝や糸とんぼ
三席:其々に進みゆくなり石鹸玉
佳句をたくさん有難うございました。
今年もお世話になりました!
って、まだ30日で明日1日ありますからまだ早い!?
点数: 1
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
大晦日も元日も仕事で、あまり年越しの感慨もないのですが…今年の元日の能登半島地震はつらい出来事でした。未だに進まない復興も。
来年を良い年にできますように。
さて、皆様に今年も本当にお世話になりました。たくさん楽しみながら、学ばせてもらいました!
どうぞ引き続きよろしくお願いします。
☆2024年自選十句☆
(やってみたかった(笑)。「レベル低い!」と言わないでくださいね…)
・春風は汽笛と共にのと鉄道
・其々に進みゆくなり石鹸玉
・旅人に葉桜が寄り添つてゐる
・補助輪を外せし朝や糸とんぼ
・短夜の加速度αを求めよ
・天の川星の終はりを見てゐたか
・ウクライナガザパリワタシ原爆忌
・停電の町に満月しづかなり
・花野にいました証人はいません
・老夫婦去りクリスマスローズ咲く