俳句添削道場(投句と批評)

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声高く園庭走る子へ落葉

作者 春の風花  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

前回、落ち葉の句へコメントと提案句をありがとうございました。
切れ字が二つ入ってたり、ミスを犯してましたので推敲してみました。
宜しくお願いいたします。

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「声高く園庭走る子へ落葉」の批評

回答者 慈雨

春の風花さま、こんばんは。
「水鳥や~」へのコメントをありがとうございました。ヘンテコな句を鑑賞いただいて恐縮です(笑)。
「八分音符の集いたる」、いいですね!詩がありますね~。ありがとうございます☆

さて御句、皆様のコメントにあるように中七下五が秀逸ですね!
3音の季語を下五に置く場合、「落葉かな」とすることも多いですが、「かな」は「~であることだなぁ」「~だと思うなぁ」と句全体を優しく包むような詠嘆だと聞いたことがあります。仮にそうすると、子どもの姿を微笑ましく眺め続けているような、穏やかで余韻のある句になりますね。
一方、風花さまの句のように「落葉」と体言で終えると切れのある、締まった句になりますね。まさに落葉が子に舞い落ちた一瞬の感動を詠んだ句になると思います。
それぞれに特性があるのでどちらがいいとかではないですが、この形、とても好きです。

余談ですが、今週のNHK俳句でも木暮陶句郎さんが、「湯豆腐」のような4音の季語だとつい「湯豆腐や」としたくなるけど、何でもかんでも「や」をつければいいというものではない、「湯豆腐に」とした方がいい場合もあるんだと語っていました。
切れ字もその特徴を理解して使うか使わないか見極めていくのが大切なんですね。

話がそれてすみませんm(__)m
またよろしくお願いします☆

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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「声高く園庭走る子へ落葉」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

形としては中七下五は良いですね。

◆上五のやや気になる点。
 「声高く」・・五音に収まるので初心者さんがよく使う言葉なのですが、普通は「声が高い」と言った時、声の音程が高いことを表します。
 ここは「声高=こわだか」、声が大きいという意味だと思いますので、言い換えたいところ。
 句の後半に「園庭を走っている子」がいるのですから、その描写に寄せてもいいですね。先に頓様から出ている「嬉々として」とか良いですね。

◆ここからは、春の風花様が今後さらに推敲されるとして、先の話になります。

 中七下五「園庭走る子へ落葉」は、形としてはできていると思います。
 できていますが、誰かがどこかで同じ言葉を使ったような、どこかで見たような表現に思えます(これを【類想】と言います)。
 【類想】句は「他の誰かが似たような句を作ったことがある」とみなされるので、選では避けられがちになります。

 【類想】を脱するため中七下五を変えてしまう方法もありますが、中七下五がそのままでも上五に平凡感がなければ「類想っぽくない」句になることがあります。
 この点でも「嬉々として」とか、結構よい表現なのではないかと思います。

 また、この上五の五音だけで句の風景ががらりと変わりますので、いろいろ考えてみてください。

・わけもなく園庭走る子へ落葉
・一人きり園庭走る子へ落葉
・黙々と園庭走る子へ落葉

推敲例で、他の形の句も置いておきます。

・場所取りの園庭の子へ落葉かな
・始業直前園庭の子へ落葉

点数: 2

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「声高く園庭走る子へ落葉」の批評

回答者 いるか

句の評価:
★★★★★

春の風花さん、こんにちは

御句拝読しました
前回気にされてた季語を立たせるのも末尾の体言止めで上手く際立ってますね
自分の提示できなかった部分で悔しい限りです(笑
本句このままいただきます
今後ともよろしくお願いします

点数: 1

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「声高く園庭走る子へ落葉」の批評

回答者

句の評価:
★★★★★

春の風花様、お早うございます!頓でございます!
早速にて…。
あらちゃん様のコメントに、全く同感です。良い句になりましたなぁ…。風花様の立ち位置も目に浮かびます!
ヒッチ様の受け売りになりますが、「声高く」を少し変えて、
◎ 嬉々として園庭走る子に落ち葉
としても…あくまで参考です。
風花様の真摯・謙虚な姿勢に、頭が下がりますm(_ _)m。

点数: 1

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「声高く園庭走る子へ落葉」の批評

回答者 独楽爺

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

俳句は引き算の美学、私も推敲する時いつも使うチェックポイントです。御句、「声高く」は後に子が来るので引き算の出番ですね。

次に、句の構成ですが、園庭を掛ける子と、落ち葉のニ句の構成にするほうが句に膨らみが出ると思います。

中七の後に意味上の切れを入れ、子供が声を上げて園庭を掛けまわっているで一呼吸入れます。続けて、ああ、落ち葉の季節だなあと周辺へと詠みを広めます。

"園庭に子らのかけっこ落ち葉時

よろしく。

点数: 1

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「声高く園庭走る子へ落葉」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。前の句より、良くなったと思います。

私の個人的好みかと思いますが、五音の季語なら下五に置いても安定感があるのですが、本句は三音ですので、なんと言いますか、存在感が薄い気がします。

ちょっと変えすぎかもしれませんが、落葉を中七に持ってきました。

・園庭に子らは落葉を追いかけて

私のこだわりは、園児が落ち葉を「追いかける」、これを入れたかった。また、「声高く」は、園児が落葉を追いかけて走るのだったら、歓声をあげるだろうことは言わずともわかるだろうと、その分を「追いかけて」に回しました。
大きく変えてしまってすみません。よろしくお願いします。

点数: 1

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「声高く園庭走る子へ落葉」の批評

回答者 めい

句の評価:
★★★★★

春の風花さま。
このままでも景は、見えるし、子供達の楽しい雰囲気は、わかります。
もう少し、具体的に膨らましたいと思います。
●キャッキャッと園庭走る子へ落ち葉
🙇‍♀️🙏

点数: 1

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「声高く園庭走る子へ落葉」の批評

回答者 いるか

句の評価:
★★★★★

再訪です

水鳥句へのコメントありがとうございました
合格かどうかって?私から見ると合格も合格です!
ただ、皆さんのコメントも見るとまだまだ俳句道は奥が深いですね
お互い切磋琢磨させてもらえればと思います
今後ともよろしくお願いします

点数: 1

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「声高く園庭走る子へ落葉」の批評

回答者 ヒッチ俳句

句の評価:
★★★★★

こんばんは。
しっかり勉強されていますね。
ここの皆さんのアドバイスをきちんとご自分なりに吸収されているのかなあと思います。
この推敲句も、その意味で凄く良い句になりましたね。
下5「子へ落葉」は、余韻が残りとてもいいと思いました。
ここからさらに高みを目指す為と言う意味で、感じたことを書かせて頂きます。
上5「声高く」についてはすでに出ておりますね。
「園庭走る子」について、まだ工夫が出来るかも知れません。
この「子」は、作者の子供さんの事?
それとも作者の子供さんを含む園児達?
その設定によっても変わりますが、
「園庭を走る子」

「園児かけ出す」
とかにすれば、園庭と言う少し固い表現をしなくても、園児が走り回っているのは、恐らく園庭だと分かると思います。
最後に季語ですが、「落葉」の傍題にはいくつかあります。その中からもっとこの句に合う季語が無いか、探してみるのもいいかも知れません。
本句は、本句とした上で参考句を置かせて頂きます。(参考になるかどうかは分かりませんが、、)

嬉々として園児かけ出す落葉風

何にしても、子供は風の子ですから。
よろしくお願いいたします。

点数: 1

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「声高く園庭走る子へ落葉」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

春の風花さん、こんにちは。
再訪です。拙句「お歳暮」にコメント有難うございました。わかりやすい、時代を反映した句だと言ってくださって有難うございます!

あと、先の私のコメントで、下五の三音の季語の存在感云々というお話をしましたが、あれ、言葉足らずでしたので補足します。
下五は当然五音ですので、そこに例えば「冬の夜」とかを置けば極めて安定感がありますが、三音の例えば「落葉(おちば)」だと、それだけでは字足らずなので、あと二音必要です。
その場合、一番作りやすいのが「かな」で詠嘆することで、「落葉かな」。次には動詞を付けることで、落葉舞うとか、落葉踏む、ちょっと類想感が出ますが。他には前後に二音を付けて、落葉焚、落葉籠あるいは柿落葉、朴落葉など。これらは私の個人的な意見ですが、安定して、存在感は増します。
御句の場合、下五が「子へ落葉」でしたので、もちろん意図はわかるのですが、その点で、ちょっと気になったということでした。
でも、他の方々からはご指摘がありませんから、聞き流してくださって結構ですよ。
これからも楽しみにしています!よろしくお願いします。

点数: 1

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