俳句添削道場(投句と批評)

以下の俳句の添削・批評をお願いします!

吾子寝たり窓の外から桜散る

作者 ききら  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

孫がやっと寝て、ふと部屋の窓から外を見るともう桜が散っていることに気づきました。孫の成長とあっという間に咲いて散る桜を重ね合わせました。よろしくお願いいたします。

最新の添削

「吾子寝たり窓の外から桜散る」の批評

回答者 みつかづ

再訪失礼致します。コメントありがとうございます。

文語体でも「ガラス窓」との解釈が、今の時代ならば普通かとは思います。
と申しますのは、戦前はまだ現在の様な完全な口語体ではなく、文語体と口語体が混じってる様な日本語の歴史があり、「窓」につきましては関東大震災の後は「ガラス窓が一般的になった」という歴史があります。

ただ文語体ですと「障子窓である(可能性もある)」という含みがありますので、例えば「私は窓の近くに居たけれども、(窓の外の遠くでの)火災に気付かなかった」という句を詠んだ際に、「窓の近くに居るのに見えている火災に気付かないのはおかしいでしょ?」と言われた時に、「この窓は障子窓であり開けておらず、外は見えないですし消防隊の音も聞こえなかったので分かりませんでした」と反論できる訳です。「窓を逆手に取る」という方法です。
これが口語体で「窓」でしたら、「窓の障子」と書かない限り反論できない訳です。

文語体と口語体では含みが変わってくる単語は、他にも幾つか存在する様です。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

添削のお礼として、みつかづさんの俳句の感想を書いてください >>

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「吾子寝たり窓の外から桜散る」の批評

回答者 こま爺

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

子育ては大変ですが、可愛お子さんの寝顔は励みになるでしょうね。

さて、言葉の引き算という推敲を少し試みてみますのでお許しのほとを。助動詞「たり」「窓」を省略するとどうなるか。 
”吾子の寝る外は桜の散りにけり

吾子はとにかく現在は寝ている、そしてふと外を見ると桜が散っているではないか!
という句意となります。

言葉の省略を試みて、句意をはっきりさせる操作を一度ご検討ください。

今後ともよろしく。

点数: 2

添削のお礼として、こま爺さんの俳句の感想を書いてください >>

「吾子寝たり窓の外から桜散る」の批評

回答者 めい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。ききら様。
お孫さんですから、吾子とは、言わないと思います。吾子とは、我が子のことです。娘さんもいらして、娘さんの気持ちを詠んだということでは、なくて、お孫さんとして、見ていらっしゃるのですよね?

▪孫眠る窓の舞い散る薄桜
ま の韻を踏みました。嘘です。偶然です。🙇

点数: 2

添削のお礼として、めいさんの俳句の感想を書いてください >>

「吾子寝たり窓の外から桜散る」の批評

回答者 感じ

句の評価:
★★★★★

こんばんは🌆はじめまして。
感じと言います。
御句、拝読しました。
「窓の外から桜、、」
と読んだ時、窓から桜が入ってきた、だと思いました。
以下、参考ですが、せっかく、「窓」と言う小道具だしましたので、
・吾子寝たり窓の外より落花かな
宜しくお願いします。

点数: 2

添削のお礼として、感じさんの俳句の感想を書いてください >>

「吾子寝たり窓の外から桜散る」の批評

回答者 どきこ

句の評価:
★★★★★

こんばんは、ききら様😊

お返事ありがとうございます。

詩情があって良い句ですね😊

お孫さんの成長と季語の桜散るを取り合わせているのは良いと思います。

提案句です。

桜散る吾子の寝息はすくすくと

静かな部屋にお孫さんの寝息の音と、窓の外では桜散る様子を詠んでみました。

よろしくお願いします😊

点数: 1

添削のお礼として、どきこさんの俳句の感想を書いてください >>

「吾子寝たり窓の外から桜散る」の批評

回答者 感じ

句の評価:
★★★★★

再訪です。
先の、私の参考句、取消しとして下さい。
「かな」で詠嘆するには、上五が終止形で切れでおります。強い切れです。
取り急ぎ。
宜しくお願いします。

点数: 1

添削のお礼として、感じさんの俳句の感想を書いてください >>

「吾子寝たり窓の外から桜散る」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

ききら様、はじめまして。
とても優しい句ですね。お孫さんを想う気持ちと、桜を愛でる気持ちの重なり合いが伝わってきます。とても佳い句だと思いました。

添削というほどではないですが、、
・ねんねこよ外の桜は舞いにけり
と考えてみました。子か孫かは、鑑賞の幅としてぼかしておいてもいいのかなと。
(最後の助動詞「けり」は、夏井先生が「ずっとそこにあったが、今本人がハッと気づいたことへの詠嘆」と解説されていて、貴句の句意に合うのではと思い使ってみました)
「ねんねこよ」だと、まだ眠ってないように見えちゃうかな…初心者ですので上手くなくてごめんなさい。ご笑覧いただければ幸いです。

点数: 1

添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>

「吾子寝たり窓の外から桜散る」の批評

回答者 みつかづ

句の評価:
★★★★★

こんにちは。貴句、拝読ました。
私は、他の方とは違う観点の意見を申し上げます。

この句は文語体ですので、「窓の外」という表現には「障子の向こう側の外」という含みもあります。と申しますのは、室町時代から江戸時代までは一般的な窓は障子で、障子そのものは既に平安時代に存在していたそうです。
現代でも、一部の窓はガラス窓の室内側に障子が張ってあるものもあります。

口語体では「窓」といえばガラス窓ですので「の外」を外して外の風景を描写しても問題無いケースが殆どですが、文語体の場合は「窓」を障子窓と解釈される余地があり、「視覚以外の情報や「外」の表記が無いのに、作者は見えない外の状況をどうやって知ったのだろう? 障子を開けたのかな?」と読者が疑問を持つ事があります。

ご参考までに。
今後とも、よろしくお願いします。

点数: 1

添削のお礼として、みつかづさんの俳句の感想を書いてください >>

「吾子寝たり窓の外から桜散る」の批評

回答者 感じ

句の評価:
★★★★★

再訪です。
先の、私の参考句、取消しとして下さい。
「かな」で詠嘆するには、上五が終止形で切れでおります。強い切れです。
取り急ぎ。
宜しくお願いします。

点数: 0

添削のお礼として、感じさんの俳句の感想を書いてください >>

その他の添削依頼

徴用で春日大社で麦の秋

作者名 弥平 回答数 : 2

投稿日時:

夏草や今は更地の元実家

作者名 ハルジオン 回答数 : 1

投稿日時:

山よりの風のぬけ来て秋の滝

作者名 久田しげき 回答数 : 0

投稿日時:

トップページへ
俳句を添削する!
添削対象の句『吾子寝たり窓の外から桜散る』 作者: ききら
手直しした俳句は省略可能。批評、感想のみの投稿もOKです。

選択肢から簡単に良い感想が作れる!

さんの俳句

ました!

次回作も楽しみです。

俳句の評価
指摘事項(該当する項目にチェックを入れてください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ