卒業の学舎更地となりにけり
作者 あらちゃん 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
最新の添削
添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
「卒業の学舎更地となりにけり」の批評
回答者 慈雨
あらちゃん様、こんにちは。
母校が更地となった切ない気持ち、「なりにけり」の結びが引き立てていますね。
間違っているかもしれませんが、勉強のために質問というかコメントさせてください。
御句で「卒業」が春の季語として機能しているか、少し疑問に感じました。
もちろん卒業されたのは(◯年前の)春だと思うのですが、この句は「卒業した時」ではなく「更地となった母校を見た時」を詠んだものだと思います。
ではその更地を見た瞬間はいつなのか?句の中にはその情報が無いので、いつの時季を詠んだ句なのかわからないと思いました(更地を見たのは冬かもしれない)。
そう考えると御句では「卒業」は季語として扱わず、別の季語を入れた方が良いのではないでしょうか?(むしろ「卒業の」が無くても母校だろうと想像できるかも)
・春雨や学舎更地となりにけり
・春寒や更地の母校見つけたり
とか…上手くないですが。またよろしくお願いします。
点数: 4
添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>
「卒業の学舎更地となりにけり」の批評
回答者 なお
あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。
慈雨さんのコメントに似ていますがご容赦ください。
御句の「卒業の」は、卒業式のシーズン=春、というよりも、「自分が卒業した」という、学舎にかかる形容詞のように読めます。
これですと、読み手には季節が伝わらないことになります。
しかし例えば、
・卒業や学舎更地となりにけり
・卒業や更地となりぬ我が学舎
これですと、「卒業のシーズンだなあ・・・。私の学校は更地になってしまったけど・・・」というような意味になると思います。学舎は母校もありかと思います。
更地の後には、何ができるのでしょうか?
点数: 3
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
「卒業の学舎更地となりにけり」の批評
回答者 慈雨
あらちゃん様、再訪失礼します。
ご丁寧な返信をありがとうございました。
理解力が低くてごめんなさい。
頂いたコメント「『卒業』がありますので見たのは仲春ですね」
→つまり「卒業」は「『過去』に卒業した母校である」だけでなく、「更地を見た『現在』が仲春である」と、二つの時点両方を意味づけているということでしょうか?
うーん。
『過去』はわかります。実際に卒業されたわけですから。
『現在』においては卒業する登場人物がいるわけでもなく、仲春であるというだけで「卒業」の季語が嵌まりますかね?
そしてやはり、「卒業の学舎更地となり〜」という措辞から「今の季節は仲春である」と読み取るのは、私にとってはかなり難解な鑑賞だと感じました。
すみません、コメントを拝読してなおさら別の季語にした方が良いように感じてしまいました(「卒業」と書かなくても母校であることは表現できるので)。
たぶん私の鑑賞力が不足しているのでしょう。。引き続き勉強します。
拙句へのご提案句もありがとうございました!
点数: 3
添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>
「卒業の学舎更地となりにけり」の批評
回答者 つちや郷里
あらちゃんさんこんにちは。
御句
すでに指摘されている方もおりますが、季語は自身が今その空間に置かれていないと機能しないものだと思います。
この句を見た感じ、自分は何年も前に卒業した母校が更地になっていたという内容だと思います。
「卒業」という季語を活かす作りにするなら、今自分が卒業するという内容に変える必要があると思いました。
・『卒業の学舎更地となるらしい』
またよろしくお願いします。
点数: 3
添削のお礼として、つちや郷里さんの俳句の感想を書いてください >>
「卒業の学舎更地となりにけり」の批評
回答者 めい
あらちゃん様。
私の母校も無くなりました。
なんだか、自分の青春まで、なくなったみたいで、寂しいような、虚しいような、。
そんなお気持ち共感いたします。
ただ、淡々とした、その、詩に、いっそう、
寂しさが、こみ上げてきます。
点数: 1
添削のお礼として、めいさんの俳句の感想を書いてください >>
「卒業の学舎更地となりにけり」の批評
回答者 竜虎
あらちゃん様 こんにちは
お世話になります。
拙句の渡る舟のコメントありがとうございます。
具体的な映像がなかったですね。
ご提案ありがとうございます。
これからもご指導よろしくお願いします。
点数: 1
添削のお礼として、竜虎さんの俳句の感想を書いてください >>
「卒業の学舎更地となりにけり」の批評
回答者 竜虎
あらちゃん様 おはようございます。
お世話になります。
御句
佳いですね。
廃校と詠みたいところですが、さすがですね。
よろしくお願いいたします。
点数: 0
添削のお礼として、竜虎さんの俳句の感想を書いてください >>
「卒業の学舎更地となりにけり」の批評
回答者 こま爺
おはようございます。
このままでは更地が主役になっています。卒業を主役にしましょうかね。
”卒業のなおまっさらやこの土地に
下五に更地は消えましたがどうでしょうか。よろしく。
点数: 0
添削のお礼として、こま爺さんの俳句の感想を書いてください >>
「卒業の学舎更地となりにけり」の批評
回答者 なお
あらちゃんさん、こんにちは。
再訪です。
先の私の提案句、一句目は切れが二つ、確かにそうです!失礼しました。
最初は二句目しか考えていなくて、それだけ送ろうと思ったのですが、原句の「卒業の」を「卒業や」と変えてみたらどうだろう、と思って、そこだけ変えて送ってしまいました。軽率でした。
あらためて、次のようにしてお送りします。
・卒業や学舎更地となりてをり
よろしくお願いします。
点数: 0
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
その他の添削依頼
優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
母校が廃校となり更地になった。