「秋の果てロードバイクを駆りにけり」の批評
こんにちは。
どこで見たのか忘れましたが、もともと「秋の果て」という季語は存在しないそうで(「果てる」という表現は夏にしか使わなかった模様)・・・今は春秋冬でも意味はわかるので定着しているようですが、表記上「秋果」=秋の果物とややこしいことになりがちなのでご注意です。
この句、意味・意図はわかります。
◆「20週俳句入門の17節」とするならば、もっと因果のない季語を使わなければならないのでは。
◆「バイクを駆る」の「駆る」は自分の意志による自分の行動なので、そこを「けり」で詠嘆するのがやや違和感です。
「けり」は自己の体験でなく間接・客観の意が強いので、自分の行動としても客観的に観察したものを「けり」したいです。
20週俳句入門に準ずるならロードバイクを客観視です。季語はロードバイクから見える風景なんかどうでしょう?
・秋の雲ロードバイクの行きにけり
・鳳仙花ロードバイクの停まりけり
「駆りにけり」のまま観察の「けり」にするなら、自分の意志ではどうにもならないものを「駆りにけり」とすれば少し違和感が減ると思います。20週俳句入門からは離れます。
・行く秋のロードバイクを駆りにけり
・晩秋のロードバイクを駆りにけり
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
20週俳句入門の17節で肆の型の基本「上五季語下五けり切れ」の練習句です
#16週は新年句の課題なのでこの場では割愛、、
句意は「冬になると気温や凍結の関係で走れなくなるから風を切り無心で走れるのもこれで最後かなぁ」です
前句夜長の句へのコメントありがとうございました
「床の中」「が灯る」辺りは類語辞典とにらめっこしつつ推敲したのですが惨憺たる結果で申し訳ないかぎりです、、
俳句入門の課題も残りは同じ型になりますので一旦切り上げて
また縛りなく4つの型内で反復練習しようかと思います
追加課題としては写生力/語彙力と配合の二つを考えてます
図書館で句集と歳時記を借りて追加で読書中、、、
早く駄句から脱せれるように頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします