「人間万事塞翁が馬螽斯」の批評
かぬまっこさんこんにちは。
俳句生活佳作おめでとうございます。
人選と佳作の違い、、、確かにどういう違いなんでしょうね。
プレバトでいうところの才能アリだけど、直すべき場所や引っかかる点がある場合は佳作で、直す場所がなかったり工夫がみられるのが人選。そして地選以上は高得点での才能アリ、特待生、名人レベルといったところでしょうか。
螽斯という季語の本意というのもなんでしょうかね。
そこまで深い意味はなさそうな気はしますが。
草の中で跳ねたり、鳴いたりしたところに風情を感じるので、情緒のある俳句を作るのもいいし、逆に都会の風景と取り合わせると意外性があるし、突拍子もないことを二物衝撃でぶつけるのも面白い(私はこれで人選に選ばれました。)というところでしょうか。
人間万事塞翁が馬・・・
「人生における幸不幸は予測しがたいということ、幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ」
こちらの俳句は螽斯とは関係ない言葉を二物衝撃でぶつけてきたパターンですね。
ですが、ことわざ、故事、あるいは比喩などと取り合わせると映像が乏しくなるので、読み手の解釈や想像力を頼らざるを得ません。
故事を取り入れるという果敢な挑戦を評価してもらえたのかと個人的に思います。
まあでも、既に意味の込められている故事に寄りかかってしまっては自分の思いを素直に伝えられないので、故事などは作句のヒントに留め、わかりやすさや映像描写に焦点を当てていくといいと思います。
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俳句生活「螽斯」
なかなか名前が見つからず四字熟語を使ったりすると没なのかと思ってましたら「佳作」に名前がありました。
「人」と「佳作」の違いってどこをなのかと毎回、思います。
推敲の余地がないのが「人」なのか…。
また、季語の本意を捉えてないのが「佳作」なのかとも…。
しかしながら、季語の本意って漠然としていて難しいですね。