俳句添削道場(投句と批評)

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菩提樹の花見あげるよるべなき凡夫かな

作者 パラダイム種子島  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

初めて作りましたが字余りになってしまいました

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「菩提樹の花見あげるよるべなき凡夫かな」の批評

回答者 げばげば

こんにちは。
はじめまして。

みなさんのおっしゃる通りで、「見上げる」は省けそうですね。凡夫をするか、よるべなきとするかは悩みます。
わたしが詠んでいる以上私という言葉が必要か場合によるかもしれません。

よるべなき吾は菩提樹の花見上ぐ

まずは、凡夫を吾にして575にはおさめてみました。ここからの推敲です。2句目もたのしみにしています!

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「菩提樹の花見あげるよるべなき凡夫かな」の批評

回答者 なお

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 パラダイム種子島さん、こんにちは。初めまして。

御句拝読しました。
初めて作りましたとのこと、この道場は、初めての方は多いですよ。

そして「字余りになってしまいました」とおっしゃっていますね。ということは、俳句は五七五が基本形であることはご存知ということですね。

句の内容はともかく、やはり俳句ですので、
季語一つ
・五七五
は押さえましょう。
季語は「菩提樹の花」としっかり置いていらっしゃるので、よろしければもう一度五七五でご検討いただき、再度ご投句いただくのもありかと思いますよ。

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「菩提樹の花見あげるよるべなき凡夫かな」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
初めての作句なのですね。
「菩提樹の花」とか「よるべなき」とか、挑戦は見えております。

ご本人も字余りだとご認識していますが、
言いたい単語をすべて入れると、五七五に収まらないのは当たり前です。
省略できる言葉や、言わずに受け手に想像させる言葉、などを選んでいくのがよいと思います(それができないので字余りしているのでしょうけれど)

例えば
◆「凡夫」が自分のことならば、「見上げる」と書かなくても「菩提樹の花」と書けば見上げているかと思います。背の高い木ですよね。
◆そもそも「凡夫」が必要かどうか・・・を考える必要もあります。
 自分のことを卑下する必要はあまりないですし、他人のことを「凡夫」というのも・・・なので。
◆「よるべなき」かっこいい言葉ですが、映像のある言葉ではないです。
 これを使うことで、どこまで俳句としてカッコ良くなるか?
 (下の提案の句では残します)
◆「かな」俳句に効果的な言葉ですが、使いどころがあります。
 この句に要るか要らないか?
 五七五のリズムが大きく崩れる時には使いにくい言葉です。

提案の句です。「吾」は「あ」と読んで「自分」「私」という意味です。

・菩提樹の花よるべなき吾を包む

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添削対象の句『菩提樹の花見あげるよるべなき凡夫かな』 作者: パラダイム種子島
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