「万緑万緑朱鳥居万緑」の批評
回答者 卓鐘
滝へのコメントありがとうございました。あたたか以外は割と満足いく投稿はできてますね。(自分の今のレベルでやれることをやった感)
僕の場合はあまり選考結果と好みに差がない感じです。以前はありましたが見返すとそれゃだめだわなぁとなる感じ。というか、僕にとって俳句は競技で、選にとられてなんぼなところがあったりします。競技が基本的には好きなので。
滝は結構好きな季語の一つで、一瞬の現象の一つ一つとして、一つ一つの現象の集合としての滝、その一瞬の現象の集合が時間的に永続して繰り返される時間も含めた集合としての滝。
それらが複合的に組み合わさった滝というのが、この季語の本意ととらえてます。
一瞬の現象、現象の集合、永続的に繰り返される現象、これらを一句で表現できないものかと模索してますが、そこはなかなか難しい。
取り止めのない話ですみません。ゲバさんが読んでくださった句意にほぼ齟齬はありませんでした。今はほんと今の一瞬が消えたような感覚をよみたかったですが、表現しきれてない自覚があります。
点数: 1
添削のお礼として、卓鐘さんの俳句の感想を書いてください >>
今日のラジオ一句一遊の金曜の句を聴いてて
季語「ギヤマン」というきれいなガラスの器が兼題。
よく冷えてギヤマン燃えてゐるかたち/古瀬まさあき
ギヤマンをはじけば水の影ふるふ/飯村祐知子
ギヤマンにそそがれみづのしんのいろ/わらわらうさぎ
どれも凄すぎて圧倒された。
「誰もが分かる言葉を用いて、誰も真似できない詩を出す」ということへの感動。目指すはそれだよなあ。天の古瀬さんの、「涼」のためのギヤマンが燃えて作られる感じの本意の迫り方もスゴいし、他のコップでないギヤマンに注がれる水に迫る二人もスゴイ。水には影も色もないけど、ギヤマンこそがそれを映し出すわけだし。
とかいろいろ思って思って、自分が今日詠みたかった万緑の中の朱鳥居をどう表したいのかわからなくなったので、今日は、、、、「猫車」のときの型で。
みなさんご意見よろしくお願いします。