俳句添削道場(投句と批評)

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土蜂の彷徨う如く近寄れリ

作者 弓削素直男  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

添削下さる方々に感謝致します。大変勉強になります。

遠くにふらふらと彷徨っているような土蜂が、こちらが油断していると、あっという間に近づいてきた様子を詠う。

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「土蜂の彷徨う如く近寄れリ」の批評

回答者 なおじい

弓削素直男さん、こんにちは。
御句拝読しました。
先に長谷さんがコメントしておられることと似ていますが、私からもお伝えします。

「彷徨うごとくに近寄れり」、これはわかったようなわからないような措辞です。というのは、全然別の性格の動詞だからです。彷徨うのは、行き先の当ても目的もないさまですよね。しかし近寄るは方向も目的も明確な行動です。それをごとくで繋ぐのは、高度な技だと思います。山下清画伯の世界。
ではどうするか。
私は土蜂を知りませんが、次のようなのはいかがでしょうか。

・土蜂のいつの間にやら近寄れり

あまりに単純。ただこうしても、「だからなんなの?」「近寄ってきたから何だというの?」という疑問が残りますけど…。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「土蜂の彷徨う如く近寄れリ」の批評

回答者 長谷機械児

句の評価:
★★★★★

弓削素直男さん、こんにちは。

御句について。

「彷徨ふ」と「近寄る」を“如く”で繋いでいますが、コメントを読む限り、この二つは繋がっていないと思います。
「彷徨ふ」ようなのは土蜂の飛び方で、「近寄る」は何だかよくわからないうちに、あれよあれよという間に起った結果。
なので、「彷徨ふ」は「土蜂」につける言葉として、「近寄る」についてはその前に一旦切るとか、あるいは「近寄る」という動詞自体を省略するとかいったやり方があるかと。

 土蜂の彷徨うてをり近寄れり
 彷徨へる土蜂いつの間に此処に

あと、仮名遣いは統一すべきです。「もふもふ」句で「ふはり」と表記されているので、弓削さんは旧かなを使うつもりがあると思われますが、御句は「彷徨う」と新かなになっています(提案1句目の「彷徨うて」はウ音便です、念のため)。

今後ともよろしくお願いします。

(と、提案しながらも少々不安あり。デジャブかなあ…提案2句ともに、どこかで見たような気がする…が、検索してもそれらしい句はヒットしない…)

点数: 1

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添削対象の句『土蜂の彷徨う如く近寄れリ』 作者: 弓削素直男
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