「木道の雲まで続く花野かな」の批評
回答者 長谷機械児
かぬまっこさん、「ハロウィーン」句のコメントありがとうございます。
季語「ハロウィーン」について。
私の手元にある歳時記3種類のうち、電子書籍「いちばんわかりやすい俳句歳時記」(辻桃子・安部元気著、主婦の友社)にのみ収録がありました。また、Webを検索していると、過去にNHK俳句の兼題とされた(2011年10月、選者・有馬朗人)というブログ記事も見つかりました。
渡辺白泉の句については何とも…、私のコメントの書き方が良くなかったのかなと思ってます。軍人姿の男は、霊的なものや幻視的なものではなくて、巷の仮装イベントに関係なくその種の格好をする“本物のマニア”に出くわしたのだと私は了解していたので…。全く詩的でない陳腐な了解なのです。
御句について。
花野自体に傾斜があって、木道は上り坂になっていてこれを登っている景と見たのですが、
「雲まで続く」の解釈が2通りできるかなと思っています。
(1)頂上付近で花野と木道が視界から切れて、その向こうに青空と白雲が見えている景
(2)斜面の途中に雲が横たわり、そこから先の花野と木道をかき消している景
とりあえず参考句措いていきます。
花野きて坂の向かうに雲ひとつ (1)
雲立ちて花野の果てを隠しけり (2)
今後ともよろしくお願いします。
点数: 1
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俳句ポストの発表がありました。
月曜日の類想一覧に載りました。
「木道」のワードに類想感があるようです。
類想を抜けるにはオリジナリティーを持つこととか…。
今回は類想一覧の選外でした。
でも、全没よりはいいかな。(*^^*)