「雪解やピアニシモからフォルテシモ」の批評
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 雪解やピアニシモからフォルテシモ
いなだはまち様、批評ありがとうございます。
貴殿の人選句「時間は縦軸冬眠は横軸」について、“こういう見方があるのか!”と、はっとさせられました。さらに破調の句でありながら、「は」を二回挟むことでリズムも生まれている。やはり秀句だと思います。
さて「ガマ」の句。地元の人間でないと、ピンとこないかもしれません(汗)。
すでにお察しでしょうが、この句は「沖縄戦」を詠んだものです。ガマに立てこもる日本軍や住民を、米軍が火炎放射器で焼き殺していたということがありました。火炎放射器の炎は、まるで這うように人々を襲ったと言われています。
現代。夏のガマは、蒸し暑い。まるで「溽暑」が這っているように。そのイメージと火炎放射器のイメージが重なったので、あのような表現となりました。
しかし、伝わらないということは、もっと表現を工夫すべきですね。もう少し考えてみます!
点数: 2