俳句添削道場(投句と批評)

丼上秋葵さんの添削最新の投稿順の25ページ目

「干し柿を揉む母の手のあたたかさ」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 干し柿を揉む母の手のあたたかさ

おはようございます!
早朝出勤、おくらです。

拙句「二歩」の句に、ご批評を賜り、ありがとうございます!

実際に将棋を指される方でないと句意がなかなか伝わりにくい、ニッチな句でした💦

【二歩を指したときのように、ハッと息を止める程】という読みは新鮮で、かつ、提案句はとても美しい景なので、ありがたく頂戴いたします!

親友との将棋はいつだって真剣勝負。雨が降ろうが槍が降ろうが見据えるのは、相手と盤面のみ! それが、礼儀と誠意ってもんです。動かざること、山の如し。何者にも決して動じません!!
ただし、頬を紅く染めた鈴木杏樹なら話は別です。喜んで、一緒に紅葉狩りに出掛けるでしょう🍁さらば、親友。

長くなりましたので、掲句には、改めて感想を述べさせていただきます!

点数: 0

干し柿を揉む母の手もやはらかき

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 干し柿を揉む母の手のあたたかさ

はい。改めまして、おくらです。

恐縮ながら、御句「干し柿」の句に感想を述べさせていただきます。

菊花様のお母様に対する眼差しは、いつも慈愛に充ち溢れていて、心が温かくなります。それもお母様に「干し柿」のように、大切にお育てになられた賜物でしょうか?

掲句は「母」から滲み出る「あたたかさ」がよく伝わってくる素敵な句だと思いますが、【詠み手は「母」を遠目に見ているはずなのに、何故「あたたかさ」まで感じ取れるのか?】という小さな問題を孕んでいます。
ここは母の「あたたかさ」が滲み出る視覚的情景描写を詠み込んでみては、との提案句です。

◆干し柿を揉む母の手もやはらかき

【物腰「やはらか」に、慈しむように、「干し柿を揉む母」】の景を詠んでみました。「母の手も」とすることで、「母」の「やはらかき」愛情が「干し柿」にも伝わり、「柿」自体も「やはらか」く、優しげな甘味を育んでいくように感じられませんか?

また上五と座五で「柿」と「かき」もいい感じに韻を踏めました。

お母様のお作りになる「干し柿」はさぞ、美味しいのでしょうね! 実にうらやましい。

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

「田舎道風に流され落葉川」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 田舎道風に流され落葉川

おはようございます!
今日の勤務、拘束時間は、17時間。
夜はコメント出来ぬであろう、おくらです💦

ずっと何がいけないんだろう…? と考えていて、違和感の正体がやっとわかりました!

ずばり。千日草様は、感動の閾値が一般的な人たちよりもすごく低いんだと思います!

どういうことかというと、普通の人は、同じ景色を観ても「つまんな。只事じゃん」と感じてしまうところを、千日草様は「すっごくきれい! 是非、句に残そう!」と感動してしまう訳です。

言い換えれば、すごく感受性が高いんだと思います。生きていく上では、とても幸せなことだと思います。

掲句は、私にとっては、ありふれた景に見えてしまいますが、千日草様にとっては、すごく心を動かされた景なのですよね? 沢山の類句の中に埋もれてしまいそうな句ではありますが、今まで詠まれた句と一緒に、大切に愛でてあげてください。

千日草様の過去作品の中に、多くの方も一緒に感動なさっている句がちらほら散見されるのは、その為です。

只事上等。沢山感動して、沢山句に詠みこみましょう!

少しでもご参考になれば、幸いです

点数: 2

朝霧や干し場にぎわう日和かな

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 朝霧に物干しにぎわう日和かな

こんばんは!
布団の中から、おくらです。

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

「朝霧」が出た日は、晴天になりやすい。初めて、知りました! 勉強になります。

私は、御句を一読し、千日草様が想像されたような、深い霧を思い浮かべたので、上五「朝霧に」に対して、(何故、「朝霧」の中に、洗濯物を干すのだろう? いくら日中晴れるかも知れないとはいえ、より湿ってはしまわないのだろうか?)と一瞬、身構えてしまいました💦

拙句はそういった誤解を避ける為にも、上五は「朝霧や」にした方がよいのではないか、という提案句です。

切れ字の「や」を用いることで、【詠み手の
、〈「朝霧」が来た!〉=〈今日は洗濯日和だ!〉という喜びも、より強調できるかと思います。

中八の解決策は、平果様のご提案を、援用させていただきました。

少しでもご参考になれば、幸いです。

指摘事項: 字余り

点数: 1

秋晴れにお陰様でと母咲ふ

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 秋晴れにお陰様でと母わらう

おはようございます!
BUMP OF CHICKENの曲の中では、「セントエルモの火」が一番好きな、おくらです。

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

菊花様の母シリーズは、いつも期待を裏切らない温かさですね! すぐに景が浮かぶ素敵な句だと思います。

今回は、私が作句の際、どういう選語の仕方をしてるのか、少しご紹介しますね。

まず、御句のような、切り取りたい場面のベースを作ります。私もやはり原句のままだと、「母わらう」がもっと良い選語に出来るのでは、と推敲に入るでしょう。

今回は「秋【晴れ】」と「お【陰】様」の対比から、【〈日向〉↔️〈日陰〉】のイメージをより明確にできたら、面白いのではないか?  
と考えました。

「リトルブレイバー」BUMP OF CHICKEN
http://sp.utamap.com/showkasi.php?surl=A01092
参考:うたまっぷ

私は、初期のBUMPがすごく好きなので、すぐに【日向に咲く一輪の花】を思い浮かべました。「母」を【嬉しそうに日向ぼっこするお花】に例えてみよう、となった訳です。

あとは原句の情景をできるだけいじらぬよう「母◯◯◯」の選語を考えるだけです。

御句「干し柿」の句の時は「あたたかさ」→「やはらかき」という類語がすぐに頭に浮かんだので、問題ありませんでした。

今回は「わらう」に替わる単語がすぐに思い付かなかったので、「わらう 類語」でGoogle検索し、イメージに合う言葉を探した結果、「咲う」という表記を見つけた訳です。私も「咲う」という単語を、今回、初めて知りました。

「母咲ふ」で、より〈優しく微笑んでいる〉感じが出せたでしょうか?

類義語、対義語検索は、言葉の微妙なニュアンスを知るためにも、とても有効かと思います。

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

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