俳句添削道場(投句と批評)

丼上秋葵さんの添削最新の投稿順の27ページ目

「ハロウィンの渋谷ライブや秋収め」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: ハロウィンの渋谷ライブや秋収め

こんにちは。
改めまして、おくらです。

黙っているのも大人の嗜みだと思い、何も言わずにおこうかと静観していたのですが、御句「黒点」の句にケチをつけてしまった以上、こちらの句にも感想を述べさせていただくのが、筋かと思いました。

恐縮ながら、御句「ハロウィン」の句に感想を述べさせていただきます。

2011年のNHK俳句で「ハロウィーン」が季題として挙げられました。載っていない歳時記もまだ沢山ありますし、西洋のものとは少し趣を異にしますが、日本の「ハロウィン」は、季語として、確立しています。

これは知識の問題なので、別に知らなければ知らないで問題はありません。

御句の一番の問題は【「ハロウィンの渋谷ライブ」と「秋収め」を同列に扱ってしまった】ことです。

「秋収め」の季語が持つ本来の意味を、歳時記なり、それに類するもので、きちんとお調べになりましたか?

「秋収め」とは【その年の収穫がすべて終わり、豊穣をもたらしてくれた天地に感謝しつつ、春からこつこつと農業に携わってきた人たちを労う】意が込められています。

昨年はトラック横転事件まで起きた「ハロウィンの渋谷」ですが、【コスプレ大喜利のバカ騒ぎ】と化したこの行事を、私はいつも苦々しい気持ちで観ております。

いや、勿論、お祭りとして楽しんでいる方たちのお気持ちは尊重いたしますし、別に否定しようとは思いません。私も、実際に参加してみたら、それなりに楽しんでしまう自信はあります。

それに、子供たちがトリックオアトリートしながら、近所を訪ね廻る「ハロウィン」文化はむしろ、大好きであると断言します。

ですが、少なくとも「ハロウィンの渋谷ライブ」からは、そういった〈天地人に対する敬意〉を、私は微塵も感じることができません。

上記のような理由から、御句を一読して私が抱いた感想は、【季語「秋収め」が可哀想】の一言に尽きます。もっと一つ一つの言葉に対して、真摯な愛情を注いであげてもらいたいと思います。

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

「ハロウィンの渋谷ライブや秋収め」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: ハロウィンの渋谷ライブや秋収め

進撃の巨人ならぬ、
追伸のおくらです。

大泉様が最初期に詠まれていた「運動会」や「芋煮会」の句たちは素朴ですが、温かみがあって、とても好きでした。

斬新な表現の追求も大切だとは思いますが、あのような、優しい、句の心が感じられる作句をしていただきたいと思います。

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 0

白菜は九十九の味や旅の宿

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 白菜の漬け物好きの旅の宿

こんにちは!
白菜大好き、おくらです。

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

思わず連投してしまう程にほとばしる「白菜」への愛情。日野様の句自体からも、しっかりと伝わってきていますよ! 

私も白菜は漬け物で食べるのが一番好きで、特にシャキシャキ感が残った浅漬けで、白米と一緒に、さっぱりいただくのが至高だと思っています。

「漬け物」は漬ける人間とその方法によって、味・仕上がりが千変万化なのが、面白いですよね。色々な「旅の宿」に泊まると、「お、今回はこうきたかぁ!」となります。

その「漬け物」の味の多様性を「九十九(つくも)の味」と表現してみたのが、私の提案句です。「白寿」と言う言葉から、着想を得ています。

ちなみに日野様はどんな漬け方が一番お好きですか?

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 0

冬構え龍も越えよと若き鯉

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 冬構え猛アピールの若き鯉

こんにちは!
スポーツ観戦はWCの時くらい。
にわか丸出し、おくらです。

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

いいですねぇ! この俳句というオブラートを用いても、ごぼごぼと溢れだしてしまう詠み手の句意。冬の寒さもなんのその、菊花様の若手選手への熱き激励の気持ちが伝わってきます!

まさに「一軍メンバー」に入れるか否かの登竜門。上昇志向の「鯉」は滝を登るのが、相場となっております。

「龍」は中日ドラゴンズの寓意も含んでおりますが、「若き鯉」そのものである若手選手が、

滝を登り切った末に「龍」と化しても、さらに上まで上り詰めるんだ! 

という、克己の気持ちを、勝手に推し量って代弁した中七に託し、提案句とさせていただきました。

少しでもご参考になれば、幸いです!

点数: 1

立冬や月も皿空け晩餐会

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 立冬の月鏡ごと晩さん会

おはようございます!
今日は大学恩師の生前告別式!
有休とってのおくらです。

※慶弔休暇ではありません💦
恩師はぴんぴんしております。
破天荒な方なのです💦

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

確認から入りますね!
「立冬」は初冬の季語です。
「月(の)鏡」は三秋の季語です。
御句は「立冬の月鏡」と「立冬」が「月鏡」を修飾しているので、季語としては「月鏡」を主に据えた句として、捉えてもよろしいでしょうか?

「立冬」を迎え、「凍てつくような寒さ」が夜を包むようになってまいりました。ですが、「友夫婦」との「晩さん会」は、詠み手にとって、余程満ち足りた時間だったのでしょうね。外に出ても、心身にはまだ温かさが残り、見上げた「月」は「鏡」のように、澄みきった自分の心までも、映しているかのようです。

と、いった句意を読み取らせていただきましたが、いかがでしょうか?
「立冬」の〈寒さ〉と「晩餐会」の〈温かさ〉が対比となり、その喜びを「月鏡」が優しく映し出す、とても綺麗な句だと思います。

提案句は、季違いを避けるため、三秋の季語「月鏡」を無季の「月の皿」に換えてみました。若干、句意が変わってしまうような気もするので、一案として、ご笑納ください。

少しでもご参考になれば、幸いです。

指摘事項: 字余り 季重なり

点数: 1

丼上秋葵さんの俳句添削依頼

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