干し柿を揉む母の手もやはらかき
回答者 丼上秋葵
はい。改めまして、おくらです。
恐縮ながら、御句「干し柿」の句に感想を述べさせていただきます。
菊花様のお母様に対する眼差しは、いつも慈愛に充ち溢れていて、心が温かくなります。それもお母様に「干し柿」のように、大切にお育てになられた賜物でしょうか?
掲句は「母」から滲み出る「あたたかさ」がよく伝わってくる素敵な句だと思いますが、【詠み手は「母」を遠目に見ているはずなのに、何故「あたたかさ」まで感じ取れるのか?】という小さな問題を孕んでいます。
ここは母の「あたたかさ」が滲み出る視覚的情景描写を詠み込んでみては、との提案句です。
◆干し柿を揉む母の手もやはらかき
【物腰「やはらか」に、慈しむように、「干し柿を揉む母」】の景を詠んでみました。「母の手も」とすることで、「母」の「やはらかき」愛情が「干し柿」にも伝わり、「柿」自体も「やはらか」く、優しげな甘味を育んでいくように感じられませんか?
また上五と座五で「柿」と「かき」もいい感じに韻を踏めました。
お母様のお作りになる「干し柿」はさぞ、美味しいのでしょうね! 実にうらやましい。
少しでもご参考になれば、幸いです。
点数: 1
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美味しい干し柿を作るために、母はよく干し柿をやさしく揉みます。それは気だての優しい母の仕事です。が、今年の干し柿は雨に祟られ…😢