俳句添削道場(投句と批評)

丼上秋葵さんの添削最新の投稿順の24ページ目

若き日は霧中になりし妻の笑み

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 若き日の妻との想い霧の中

こんにちは!
こと恋愛に関しては、無糖珈琲を何度もがぶ飲みさせられている、おくらです。

お墓参りの句といい、日野様は心から奥さまのことを愛しておられたのですね。作句の端々から、奥さまに対する慕情ともう会えなくなってしまった悲哀が滲んでいます。

ですが、それだけ大事に「想」ってもらえた奥さまは、本当に幸せな人生を歩まれたのだろうなとお察しします。

提案句は、奥さまの〈幸せ〉を「笑み」で映像化し、「霧中」と「夢中」を掛けて見ました。

死してなお、こんなにも想ってもらえるなんて、故人は本当に幸せ者だと思いますし、そこまで愛する人と添い遂げることができた日野様も、とても幸せ者だと思います。

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 0

間に合ふか鉛筆削る冬の夜

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 冬の夜やまだ間に合うと思い立つ

こんばんは!
浪人一回、留年一回。
昔はダメ学生だった、おくらです。

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

単純ではありますが、久田様のご指摘は的確だと思います。俳句という詩歌は、読みの多様性をある程度、許容はしてくれますが、掲句は、あまりにも手懸かりが少なすぎます💦

「終電」「抽選葉書の投函」「宝くじの購入」「彼女が来る前の部屋の掃除」など、思い付く候補は挙げれば、きりがないですが、私は自身の経験から「センター試験への備え」を思い浮かべました。提案句は、それを示唆する視覚描写を「鉛筆削る」に託して、詠んでいます。

新年の目標なら、そうですね💦
今の方達もやるのかどうかはわかりませんが、【大きな紙に筆文字で、デカデカとその目標を書き、机の横にでも貼ってみて】はいかがでしょうか?

俳句は一句【読み終えた後に、読み手の前に視覚的な情景がはっきり浮かび上がること】が佳い句の条件の一つとされています。その点に気を付けて、今一度、推敲してみてください。

次の句を楽しみにお待ちしております!

点数: 1

田舎道彼岸より来し枯葉かな

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 田舎道風に流るる枯葉かな

こんばんは!
布団の中から、おくらです。

拙句「大三元」の句に、ご感想を賜り、ありがとうございます!
麻雀は久しくやってないですよ! 仲のいい友達と遊ぶ程度ならいいですけれども、そもそも面子が揃いませんし、パチンコと同じで、どこまで頑張っても、最終的には運ゲーですからね💦
運要素は全く介在せず、努力と勉強のみが成果につながる将棋と俳句の方が余程、面白いし、遣り甲斐があります!

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

本日、お父様の命日だったのですね。お墓参りは勿論ですが、こうして千日草様が日々お元気に過ごされていることが、故人様は何よりも嬉しいのではないのでしょうか。

それはそれとしまして、掲句はこのままだと只事感が否めないですね💦

折角「墓参」に行かれたのですから、そのお気持ちを「枯葉」に託して、もう少し〈身に迫る思い〉を表現されてみては、と考えての、提案句です。

お墓は山の上にあるのでしょうか? 「枯葉」は「山の方から」詠み手の方へ「風に吹かれて」来たということなので、その景をより具体的に詠まれた方がよいかと思います。

①田舎道吾に吹き寄せる枯葉かな

「吾」は「あ」と読んでください。風によって、詠み手の方へ「枯葉」が舞っています。「枯葉」はどこか〈もの悲しげ〉なイメージを孕んでいるので、「吾」に何か、悲しい出来事があったのかな? と読み手は判断します。

②田舎道彼岸より来し枯葉かな

より、〈死〉をイメージさせる「彼岸」という言葉を用いてみました。ただ、こちらは、少し観念的で、具体的な視覚情景描写が想像しづらいので、①の方がマシかも知れません💦

お父様のご冥福をお祈りいたします。

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

「神の留守徳利片手の湯舟かな」の批評

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: 神の留守徳利片手の湯舟かな

こんばんは!
研修上がりの、おくらです。

拙句「カンタータ」の句に、お褒めの言葉を賜り、光栄の至り。ありがとうございます!

芸術の秋、しばらくは、楽器をテーマに詠んでみますかね。

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

日本の神様は気さくでいいですよね! 津々浦々から一同に介して、何をするのかと思いきや、恋バナですもの。私も是非、一度参加してみたいものです。

さすが、悠様! 
〈御上〉の眼を盗んで、風呂場で一献とは、漢らしき清々しさ。詠み手の鼻唄までも聴こえてきそうな、気持ちのいい句ですね!

とはいえ、いくら相手が天照のような〈女神〉だとしても、うっかり忘れ物を取りに来たら、どうするんですか? 阿修羅のごとき〈鬼神〉と変じた奥様に、湯船が真っ赤になること、うけあいです。まぁ、掃除は簡単そうでいいですけれども。

寒い日が続いております。
湯冷めをなさらぬよう、ご自愛くださいませ。

点数: 1

冬めきてこも巻き繋ぐ二人の手

回答者 丼上秋葵

添削した俳句: こも巻きの二人の手際冬めきぬ

こんばんは!
布団の中から、おくらです。

拙句「カンタータ」の句に、ご感想を賜り、ありがとうございます!
恋というよりも、請いというか、最早、乞いというべきか…orz
初めて出来た彼女との大失恋を忘れたくて、眼にした女性を手当たり次第、口説いていたあの頃の私…orz
穴を掘っても入りたい、黒歴史です💦💦💦

恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。

とても温かみのある句ですね!
外は「冬めき」、肌を刺すような木枯らしも吹き始めているのかもしれません。木々を護るための「こも巻き」自体も暖かそうではありますが、長年連れ添った夫婦なのでしょうか? 息の合った「二人の手際」には、より温かなつながりが感じられます。

提案句は原句の〈暖→寒〉の流れを〈寒→暖〉にすることで、句全体の〈温かみ〉を増そうと試みてみました。ですが、「二人の手際」という選語は、とても素敵だと思うので、原句のままの方が、佳いかもしれません。

少しでもご参考になれば、幸いです。

点数: 1

丼上秋葵さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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