冬の夜やまだ間に合うと思い立つ
作者 林涼介 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
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間に合ふか鉛筆削る冬の夜
回答者 丼上秋葵
こんばんは!
浪人一回、留年一回。
昔はダメ学生だった、おくらです。
恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。
単純ではありますが、久田様のご指摘は的確だと思います。俳句という詩歌は、読みの多様性をある程度、許容はしてくれますが、掲句は、あまりにも手懸かりが少なすぎます💦
「終電」「抽選葉書の投函」「宝くじの購入」「彼女が来る前の部屋の掃除」など、思い付く候補は挙げれば、きりがないですが、私は自身の経験から「センター試験への備え」を思い浮かべました。提案句は、それを示唆する視覚描写を「鉛筆削る」に託して、詠んでいます。
新年の目標なら、そうですね💦
今の方達もやるのかどうかはわかりませんが、【大きな紙に筆文字で、デカデカとその目標を書き、机の横にでも貼ってみて】はいかがでしょうか?
俳句は一句【読み終えた後に、読み手の前に視覚的な情景がはっきり浮かび上がること】が佳い句の条件の一つとされています。その点に気を付けて、今一度、推敲してみてください。
次の句を楽しみにお待ちしております!
点数: 1
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「冬の夜やまだ間に合うと思い立つ」の批評
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新年の目標を今更思い出し、まだ間に合うと行動し始めるという句です。
だから、季語「冬の夜」は11~12月の夜ということです。
「思い立つ」の割にはエネルギッシュではないイメージですが、ふと思い出した感を出すには良いのではないのでしょうか。
ただ、これだけだと「まだ間に合う」が新年の目標であるとは想像しにくいですね…
想像の余地としておきましょう。