俳句添削道場(投句と批評)

幸福来々さんの添削最新の投稿順の28ページ目

「横顔のレリーフめける月の下」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 横顔のレリーフめける月の下

卓鐘へ

私は本句において、文法上「横顔がレリーフみたいだ」とは読むことはできないという意見ですよー。

終止形も連体形も同じ活用である場合(「食べる」とか「見る」とか)であれば、卓鐘さんのおっしゃるとおり、係るはずのない名詞を持ってくることによる解決は良いと思います。
ですが、「めく+けり」については、連体形は「めける」、終止形は「めけり」と別の活用になるので、「めける」の後に何をくっつけようが、文は完結しません。
よって、本句を「横顔がレリーフみたいだ」と読むことはできないということです。

ちなみに、『日の当たりたる荒野』の『たる』も連体形なので、『当たりたる』は『遠山』には係らず、必ず『荒野』に係ってきますよ。

一応、参考URL貼っておきます。
「けり」
https://www.hello-school.net/haroajapa009003.htm

「たり」
https://www.kotenbunpou.com/%E5%8A%A9%E5%8B%95%E8%A9%9E/%E3%81%9F%E3%82%8A-%E3%82%8A/

点数: 2

「不知火やショッポの煙湿りゆく」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 不知火やショッポの煙湿りゆく

私もここで『レリーフ』について、再コメントします。

なるほど。
「月の下がレリーフみたいだ」は成り立つと思います。
すみません。これは読み違ってました。

なるほどなるほど。
「別の読みをする選択肢を外せ」という話ではなく、「読みが複数あるなら面白い方取ろうぜ」って話ですかね?

「遠山に日のあたりたる枯野かな」この句知らなかったんですけど、「遠くの山に(ある)日が当たる枯野」と読みました。
だけど、解説みたら「遠くの山には日の当たる(私の近くにある)枯野」と読むみたいですね^^;

であれば、連体形とか終止形とかいう話ではなくて、『横顔の』の助詞『の』の話だと思いますがいかがでしょうか。

点数: 0

「横顔のレリーフめける月の下」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 横顔のレリーフめける月の下

俺もまた飛んじゃったw

いやいや!
個人的には、俳句に対して新しい観点が生まれそうなので、楽しんじゃってますw

私は基本的には、複数の読みが発生するのは狙いがないとしちゃいけないと思っていました。

文法としておかしいと指摘したいわけじゃなくて、この文法だとこう読まれるよ。言ってるつもりです^^;
色々言われるくらいなら、読ませたい読み方に沿った文法を当てはめたらどうですか?って感じですw

でも、ちょっとこの考え方も間違ってたかもって思ってます。

点数: 2

「不知火やショッポの煙湿りゆく」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 不知火やショッポの煙湿りゆく

返信ありがとうございます!

私も楽しいですよw
付き合うとかではなく、こういう話は沢山したいです!

> > 「別の読みをする選択肢を外せ」という話ではなく、「読みが複数あるなら面白い方取ろうぜ」って話ですかね?
> これは、ケースバイケースと考えています。
もちろんそうだと思うんですが、私は「別の読みをする選択肢を外せ」という立場でコメントしました。
これが良いとか悪いとかではなく、認識合わせとして書いておきます。

> 余呉の鯉間近にはねし浴衣かな 百合山羽公
> これどう読みます?
これは、実景としては、「濡れた浴衣がある」と読みます。
調べてみると、『余呉』は大鯉で有名みたいですね。
なので、「すんごく濡れた浴衣がある」になる。
あと、「鯉がはねた」という事実と「濡れた浴衣」に「驚き」と「冷静」を感じますね。
「うわっ!?!?!!!・・・は?」みたいな感じですかね。

> 浴衣が主語になるわけでも目的語になるわけでも、場所を表しているわけでもなく、ただ、取り合わせの二物を連体形でつなげている。
なるほど。。。
「なぞなぞ」みたいなやり方ですね。
鯉が間近ではねた浴衣ってどんな浴衣だ?ってことで読者の想像をふくらませる技法なのかな?
やったこと無いので、今度やってみようかなと思います!

> これ議論がありますね。遠景と近景の対比と読むのが一般的ですね。
「一般的である」というところに、私は疑問を感じますね。
言葉って捉え方がまずいという一方的なものではないためです。

ただ、今回、指摘してもらって私が啓蒙されたのは、17音しかない俳句に限った話ですが、「誤読を恐れず書かざるをえないときがある」ということです。
これは結構、自分の中で衝撃的でした。

私は、読んだ句を面白くするのもしないのも読んだ側にも句を詠んだ人と等しい責任があると考えてます。
ですので、自分の詠んだ句に面白くない読みがあったとしても面白い読みもあるならば、「読者を信用して」提供するのも怖くないなと思えました。

今回、「複数の読み方が存在するのが基本悪」という考え方のもと、私は面白くなくさせる読み方してしまったなと反省しました^^;

あと、このサイトの句に関してもそうですが、正解から逆算した読み方をするのは、楽しくないのでコメント・解説は見ずに句を読むようにしてます。
ですが、それだと読みが広がらねぇなとも思いました^^;
どっかでは、このルールを撤廃する必要あるなぁ。。。

点数: 0

「横顔のレリーフめける月の下」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 横顔のレリーフめける月の下

返信ありがとうございます!

ごめんなさいorz
ぶっちゃけ、鑑賞してないんですよね^^;
というか、コメントしたときは、読みが複数ある句を読むという心構えができてなくて。。。
コメントで読み方の件で盛り上がってたので、もし読ませたい方向があるなら~くらいの気持ちでコメントしました。

んー。
「誰かの横顔のレリーフみたいな月(下)」より「横顔をレリーフみたいにしてしまう月(下)」の方が句意としては、独創性も景も段違いに優れてると私は思います。
月の光の包容力や、レリーフみたいになってしまった横顔の持ち主への愛情を感じます。

複数読みが存在する句に対しての自分なりの結論はまだ出せませんが、私だったら、「めけり」で「誰かの横顔のレリーフみたいな月(下)」の方の読みを回避しちゃいますね。

点数: 1

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