幸福来々さんの添削最新の投稿順の19ページ目
「秋月や小首かしげて束ね髪」の批評
回答者 幸福来々
添削した俳句: 秋月や小首かしげて束ね髪
コメント失礼します!
最初、『月』をバックに『髪』をセットしてる最中の女性を想像して綺麗だなーと思いました。
この『髪』を『月』のようにまんまるなものにしようとしてると想像しました。
『月』と束ねることのできるほどの『髪』の取り合わせは、きれいだと思います。
ただ、読めば読むほどわからなくなってきました^^;
調べると『束ね髪』は名詞で、束ねられた髪が完成した状態をいいます。
それを前提として、『小首かしげて』は慣用句として捉えると、「不思議そうに『束ね髪』をみてる」という意味でわからなくなってしまいますし、そうでないとしたら「首をかしげると『束み髪』が見えた」ということになっちゃうのかな?
と、自分の読みが間違ってるのが証明されていきました。。。orz
なので、添削というより、この句でインスパイアされた句をおいていきます―。
ヘアゴムを咥え束ねる髪や月
点数: 1
「すすき梅雨米寿の母の髪をすき」の批評
回答者 幸福来々
添削した俳句: すすき梅雨米寿の母の髪をすき
コメント失礼します!
お母さんの髪を想像させようとする強い意志を感じられます。
「秋の長雨」のことを『すすき梅雨』というのは初めて知りました。
『すすき梅雨』の『すすき』からお母さんの髪の感じを。
『梅雨』からお母さんの歴史を、そしてこれからをという感じですかね。
その髪をすいている作者のお母さんに対する尊敬や哀れみも感じ取れました。
切れがない『すき』を選んだことによる効果としては、お母さんの髪をすいて、ごはんを作って、体を起こしてあげてみたいな感じで、作者がお母さんに対して色々してるのだなという想像しやすくなります。
もしくは、「お母さんの髪をすいたから何かを感じた」となりますが、こちらに関しては俳句の中にヒントが結構ないと伝わらないので、かなり難しいと思います。
ただ、『すすき』と『米寿』の『米』を響き合わせたいという意図があるかもしれませんが、『すすき梅雨』と『母の髪をすき』を取り合わせば、お母さんがご高齢であることは想像つきやすいと思います。
こうしたかったらこんなのどうですか?という意味で句を残しておきます。
・お母さんを弱々しくする髪の描写を入れる
すすき梅雨梳きたる母の髪細し
・髪の描写を読者に託す(昨日のプレバトの横尾さんの句の添削ででてきた余韻の残し方)
すすき梅雨梳きたる母の白髪は
点数: 2
「不自由の自由に喘ぐ空は秋」の批評
回答者 幸福来々
添削した俳句: 不自由の自由に喘ぐ空は秋
コメント失礼します!
この句そして、こういう行為好きです。言葉遊びには詩が生まれるものです。
椎名林檎さんの「人生は思い通り」を彷彿とさせられました。
武者震いのような不自由を自分で選んだ人の心の高ぶり、困難を楽しんでるロックでパンクな若者を私は想像しました。
『不自由の自由』の『の』を文語と捉えて、『不自由』は『自由』という意味で読み、『空は秋』から高く、さやかで、晴れが増えてくるポジティブなイメージをすくい取ったからです。
でも、コメント読むかぎり違うっぽいですね^^;
コロナで行動が制限されるのに、空だけが秋になってしまうという感じですかね。
だとすると、『不自由』な『自由』とするのがわかりやすいと思います。
『不自由の自由』と「秋空」の対比の読みを誘導するための助詞『は』はとても効いてると思います。
点数: 1
「秋刀魚焼く銀箔ゆらぐやうな皮」の批評
回答者 幸福来々
添削した俳句: 秋刀魚焼く銀箔ゆらぐやうな皮
『秋思』の句のコメントありがとうございます!
幸福来々というペンネームは、『SAMURAI DEEPER KYO』というマガジン漫画に出てくる必殺技からもらいました。
なんか、その辺からメンヘラになった気がしますw
本句ですが、描写が丁寧ですねぇ。
『秋刀魚焼く』と『銀』の『皮』を描写すると、この『銀』がこれから焼かれて黒くなっていくことも想像できます。
なので、『秋刀魚焼く』行為の最初から最後までを簡単に想像できます。
しかし、「丁寧な描写ですね」と「当たり前ですね」で意見が分かれる句だと思います。
丁寧な描写と当たり前のことの境界線って結構曖昧ですよね。
正直私まだわかってません^^;
ただ、季語は『秋刀魚』なので、『焼く』ことによる状態を丁寧に描写する行為をダメというのは難しい気もします。
点数: 0
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