俳句添削道場(投句と批評)

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不自由の自由に喘ぐ空は秋

作者 すかんぽ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

いつもご指導ありがとうございます。
皆様のコメントも、いろいろ読ませて頂き
勉強させていただいております。
今の状況を読んでみましたが
俳句と言えるかどうか、単なる言葉遊びのような。
季語は真逆のものを持ってきましたが、少し弱そう。

最新の添削

添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「不自由の自由に喘ぐ空は秋」の批評

回答者 幸福来々

句の評価:
★★★★★

コメント失礼します!

この句そして、こういう行為好きです。言葉遊びには詩が生まれるものです。
椎名林檎さんの「人生は思い通り」を彷彿とさせられました。

武者震いのような不自由を自分で選んだ人の心の高ぶり、困難を楽しんでるロックでパンクな若者を私は想像しました。
『不自由の自由』の『の』を文語と捉えて、『不自由』は『自由』という意味で読み、『空は秋』から高く、さやかで、晴れが増えてくるポジティブなイメージをすくい取ったからです。

でも、コメント読むかぎり違うっぽいですね^^;
コロナで行動が制限されるのに、空だけが秋になってしまうという感じですかね。
だとすると、『不自由』な『自由』とするのがわかりやすいと思います。

『不自由の自由』と「秋空」の対比の読みを誘導するための助詞『は』はとても効いてると思います。

点数: 1

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不自由の自由に喘ぐ秋の空

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

言葉遊びも俳句のうちです。大いに結構だと思います。
他人の目に触れさせる句どうか、ということさえ意識していれば。

御句、下五の「空は秋」で「空は秋だなあ・・・」と詠嘆している感じは出ますが、反面、「秋」という映像のない季語になってしまったという弱点を持ちます。
また、上五中七から突然「空」を見上げたという動作も気になります。

推敲された範疇と思いますが、季語「秋の空」ははっきりと映像を伴う季語ですので、これを下五に置くと、上五中七の「自分の境遇」と季語「秋の空」の取り合わせになり、
・秋の空の下、私は喘いでいるのだなあ・・・
・私は喘いでいるのだが、秋の空は高くさわやかだなあ・・・
などの想像が増えてくるように感じます。いかがでしょうか?

いろいろ理屈を語りましたが、句として大きな差は出ません。
最後はお好みで大丈夫な範囲です。

点数: 0

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不自由の自由に喘ぐ空や秋

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

良いと思いますよー。なんか詩の雰囲気は感じますし。

言葉遊びから発してこういう句ができたところは良いですが、そこから、ちゃんと意味をなしているかを確信しているかどうかですね。(このタイプの句は、その意味そのものが読者に伝わる必要はない。)

で、一読み手として読みを進めてみます。
不自由の自由を投げているのは、意味的には空と解釈しました。嘆いている空は、秋となりました。秋の空は、女心と秋の空と言うように、移り変わりが激しいと言う意味が一般的ですが、俳句としてはちょっと違います。爽やかな澄み切った空であるとともに、その澄み切った様子に寂寥感のようなものを感じる高い空です。
ここで、どちらで解釈するかで読みも変わりそうです。

自由という不自由ならよくある感じですが、ここは不自由の自由。自由はかえって身動きの取れない不自由であること考えると、不自由であるからこそ自由を謳歌できる、その中でこそ自由があるというのはわかる。だが、ここはそれを嘆くとある。
自由が嫌なのか、制限を設けられた中の自由なんてとの反発心か。そしてそのことを空が嘆くとはどういうことか。(意味は自分であるかもしれないが、詩的把握として空が嘆いているという前提で考えます。)
確かに、空は自由なように見えて、地球の自転・季節・太陽の光・など様々な自然現象に縛られて存在していますね。そして、影響されて虚ろい安くも、今は秋の晴天として澄み切っています。

そんな風に解釈してみました。

ということで本句、良いんじゃないですか?僕なら、空を一回詠嘆します。

点数: 0

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「不自由の自由に喘ぐ空は秋」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

あ、嘆くではなく喘ぐでした。
嘆くよりも喘ぐの方がさらに良いです。「苦しむように息をする」。澄見きった青空が、実は苦しみながら息をしているという把握は好きです。空気も薄くなっていくような、息の細い秋の高い空。

点数: 0

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「不自由の自由に喘ぐ空は秋」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

こんにちは。すかんぽ様、いつもお世話になってます。

御句、これはコロナ禍で外出とかが規制されている状況をお詠みになったのだと思いました。とても不自由に感じるけど、拘束されているわけでもない。考えようによってはとても自由。でもこの息苦しさはなんだろう?空はあんなに晴れ渡っているのに…。という句と解釈しました。

提案句ですが、私は、喘がなくてもいいかなと思いました。

 不自由の中の自由や秋の空

私の見解ではありますが、喘がなくてもこの句で作者の思いは十分届くのではないかと思いました。

ただ、

 不自由という名の自由秋の空

ということか、とも考えました。そうすると解釈が変わってくるのですが、私は前者を推します。

下五の秋の季語は他にもっと適切なものがあるかもしれません。

点数: 0

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「不自由の自由に喘ぐ空は秋」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句、最初は中七の切れでスムーズに読んだので、「秋の空」の方がいいのではないかなーと思ったのですが、その後卓鐘さんのコメントを読むと、空まで一気読みなのですかね。喘いでいるのは「空」、そうなると、別解釈ができてさらにおもしろいかもしれませんね。「空」が主体なら卓鐘さんの「や」で強調して、「や」まで一気読み。喘ぐで切れるなら「秋の空」の方がおすすめだと思います(^▽^)/
観念的な句ですが、いろいろなことを想起させられる句だと思います!

点数: 0

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添削対象の句『不自由の自由に喘ぐ空は秋』 作者: すかんぽ
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