俳句添削道場(投句と批評)

鳥越暁さんの添削得点の高い順の5ページ目

「苔玉にあまたのひかり夏浅し」の批評

回答者 鳥越暁

添削した俳句: 苔玉にあまたのひかり夏浅し

おはようございます
御句について
苔玉がキラキラとひかっているところを描写したのだと思います。助詞「に」の選択はどうでしょうか。苔玉に「ひかり」が当たっているような表現となりますが、すると「あまた」でたくさんのひかりとは、と混乱します。
「の」とすれば苔玉自体が煌めいてる様子なのだと伝わるのかなと思います。
「の」にした前提で、季語とのバランスですが、言葉的にさらっとしているので、季語が弱く感じます。【夏始】など、言い切りの形がよいのではないでしょうか。

◆苔玉のあまたのひかり夏始

できるだけ、元句の文言を変えずにご提案させていただきました。

点数: 3

「薫風や白杖跳ねる点字道」の批評

回答者 鳥越暁

添削した俳句: 薫風や白杖跳ねる点字道

こんにちは
郁爺さま、よい俳号ですね。お孫さん、おめでとうございます。孫俳句も楽しみにしております。

御句について
よい場面だとおもいます。季語の選択もいいのではないでしょうか。
軽やかさを「跳ねる」で表現なかろうとしておりますが、季語の力と読手に委ねるとして、さらっとした方が、余韻も含めてよいのかなと。

◆薫風や白杖のゆく点字道

ただ、これだと終わりが点字道となり、句の中心が伝意とずれるでしょう。

◆薫風や点字をすすむ白き杖

と語順を変えて「白杖」を焦点にしました。
いかがでしょうか。

点数: 3

「藤垂れていにしへの風牛車の音」の批評

回答者 鳥越暁

添削した俳句: 藤垂れていにしへの風牛車の音

牛車を辞書で引いて平安時代などの高貴な方の(雅な)乗り物だと知りました。
なるほど、雅な感じがしますね。
昔の乗り物を出されたので、「いにしえ」としなくてもよかったのかなぁなどと僭越ながら思いました。

点数: 2

「病院の待合は空花日和」の批評

回答者 鳥越暁

添削した俳句: 病院の待合は空花日和

拙句「山道・・・・・・」へのご指摘・コメントありがとうございました。
添句いただき、素直にすっきりしました。拙句よりもやわらかで温かみがあると勉強になりました。

掲句について
私は素直に「待合」=待合室と読みました。また、受付の方がぼおっとして「みんな桜観に行ってるんだろうなあ」と思っている姿も想像できてよい句だと思いました。

点数: 2

「吹く風に支えいづこやクレマチス」の批評

回答者 鳥越暁

添削した俳句: 吹く風に支えいづこやクレマチス

クレマチスの細く伸びた目の状況がしっかりと目に浮かびました。
クレマチスは育てるのは簡単そうで難しいようですね。実は友人が専門家(趣味の園芸講師)だったりします。
上五は手を入れる余地がありそうですよ。「風」は吹くものなので、他の表現もできるかもなどと思ったりします。例えば強い風でしたら「吠ゆ風」とか。時間を切り取って「夕風」とか「朝風」なんていうのもできそうですね。

点数: 2

鳥越暁さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

夏近し浅間に揺るる露天風呂

回答数 : 1

投稿日時:

咲きさうな蕾に蝶の止まりけり

回答数 : 3

投稿日時:

軽トラの轍の先の梨の花

回答数 : 10

投稿日時:

膝枕空との狭間揚雲雀

回答数 : 3

投稿日時:

咲きさうな桜の下に壺菫

回答数 : 7

投稿日時:

鳥越暁さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

寒雀に俺の生き方問いかけて

作者名 鳥田政宗 回答数 : 2

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初夢の最後の風が待つ夜明け

作者名 ハオニー 回答数 : 6

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ネクタイの結び目固し入学式

作者名 中村あつこ 回答数 : 5

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