俳句添削道場(投句と批評)

りんごのほっぺさんの添削最新の投稿順の3ページ目

霧雨や親子でテント設営す

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 霧雨や運動会のテント張る

テントはイベントのときに使うものですので「運動会」は消しました。
霧雨が降ってきたので、親子で苦心しながらテントを組み立てる作業に没頭する様子をあえて「設営す」という固い言葉で表現してみたのですが、どうでしょうか。

点数: 1

小さく切りし梨をほおばる翁かな

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 八つ切りと決めて梨食う入歯かな

表現がとても面白いです。
しかし、入れ歯という言葉を使った句がどうしても思いつかず。
字余りですが「小さく(ちさく)切りし」と大きなものが食べられない様子を表現し、入れ歯の存在をほのめかすだけにしました。

小さく切らないと梨が食べられなくなった年を重ねた読み手自身の感慨が元句の肝かと思いますが、添削句では、梨をほおばるおじいさんの様子を見ている様子を表現するように句意をずらしてみました。もちろん大浦さんは女性ですが、あえて「翁」で。いかがでしょうか。

点数: 1

枯れ葉踏む音さまざまに山の道

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 足先が奏づ枯葉のまといつく

「足先が奏ず」という表現は詩的でとても素敵なのですが、
枯れ葉を踏めば音がするのは自明で説明的だと思われるので削りました。
また、「まといつく」という言葉は、
「うっとおしい」ようなネガティブな響きをもちますから、
枯れ葉の音に感動する風流な気持ちを打ち消してしまうので、
そちらも削らせていただきました。

ご説明だと山道を歩いているとのことだったので、
情景を表現するため下五句に入れました。
「音さまざまに」は、複数で歩いている様子や
時には、まといつく枯れ葉に足を取られたりする様子も暗示したつもりです。

まったく別の句になってしまいましたが、
一つの意見としてお読みくださいませ。

点数: 2

烏瓜咲くか慌てて髭を剃る

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 新宿二丁目や烏瓜の花

二丁目のオネエ様たちと、烏瓜の花、並べてみると
夜に咲くこととか、ひらひらしたちょっと退廃的?なイメージ、は
確かに似ているなと思いましたが、
まさか、おひげが伸びてくる時間帯を読んでいるとは(笑)

詠んでいる素材がかなり個性的なので、
破調にしすぎないほうが分かりやすいかと思います。
素材の取り合わせは面白いのですが、具体的な情景が見えにくいので、
私なりに読み替えさせていただきました。

夕方に慌ただしく出勤する髭の人、ということで、
オネエ様であることを暗示したつもりです。
さらに詞書で「新宿二丁目のニューハーフバー店員が出勤する頃」
(すみません、詞書のうまい表現が思いつかないです)などと
添えてもいいかなと思いました。

点数: 1

「バーボンに流氷沈むグラスかな」の批評

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: バーボンに流氷沈むグラスかな

流氷をオンザロックでいただくバーボン、素敵で奇抜ですね。
そのまま情景を詠まれたいのであれば、手直しなしで良いと思います。
候補にされていた「流水溶ける」よりも、「沈む」のほうが、
流氷がぷかぷか海に浮いたり沈んだりしている様子が想像できて
面白い句だと私は思いました。

点数: 1

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作者名 佐渡 回答数 : 5

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