俳句添削道場(投句と批評)

いなだはまちさんの添削最新の投稿順の398ページ目

「秋晴や新人戦の初安打」の批評

回答者 いなだはまち

添削した俳句: 秋晴や新人戦の初安打

南風の記憶さん
お世話になります。

秋晴、複数選おめでとうございます。
NO.3の句ですか?いや、、NO.5かな?ウ~!
私は硬式テニスをやっていましたので、「秋の新人戦」という言葉にすごく共感いたします。
夏のインターハイを終えると、3年生は引退という感じでした。新人でもない2年生も参加していたような気がします。笑
プロ野球でも「プロ初・・・」とよく耳にしますね。
本人は当然嬉しいのですが、初・・・こちらも嬉しくなり、思わず「がんばれよ!」応援したくなる耳心地の良い響きです。
初鰹は春ですが。

御句、実体験の句ですね。
一年生の初打席初安打と読みました。打順は7番か8番あたり。第四打席でのヒットでこの句は生まれません。チームが負けてしまえば、そこで終わってしまいますので、決勝点に結びつくような安打であったに違いないです。この安打がチームの勝利を呼び込んだのです。

打球の行方は、センター前にゴロで抜けてゆく感じです。ピッチャーのグローブを掠めていった感じです。ピッチャーは悔しがっています。

試合が終わり帰り道、先輩から頭を叩かれて、「お前のあの渋いヒットのおかげだよ」と言われ、秋晴れの空を見上げ嬉し涙を流すのでした。

基本の型に忠実ゆえに、初々しさを感じる句でした。すごく爽やかな気分になりました。ありがとうございます。

点数: 1

「一日の始まる銀座白い月」の批評

回答者 いなだはまち

添削した俳句: 一日の始まる銀座白い月

そうりさん
添削道場は、「良い(さすが)と思った添削と感じたらいいね!」で、添削の腕を磨き合い句力を向上させましょうという主旨(立て付け)で立ち上げたのだろうと思います。

添削に対しての意見は、殆どが「俺は(私は)そうは思わない」に近いもの(私含め)になっており、「添削のどこが良かったのか(至らなかったのか)」ということに焦点が全く当たっていないと思われます。

それ自体、特段問題にする必要を感じませんが、「鑑賞」という視点で句に対する意識はどうなんだろうかと自問自答しています。
春先に、すばらしい鑑賞コメントをくださった方がいらっしゃいましたが、本来人様の句は、なぜそのような句を詠んだのかを作者の身になって考える(寄り添う・共感する)ことが先で、その上での添削案にしないと、単なる添削者の自慢(手柄)話のような句(改作)になってしまします。

今日すごくそのことを考えて、自己嫌悪に陥ってしまいました。
南風さんの句で、自分を試して(ごめんなさい)みましたが、寄り添う・共感することの難しさを改めて実感しました。

作者がどんな思いで、その句に至ったのか、鑑賞に重きを置いて今後過ごしていければと考える次第です。

点数: 1

「秋の炉や妻の焼きたてくるみパン」の批評

回答者 いなだはまち

添削した俳句: 秋の炉や妻の焼きたてくるみパン

鳥越暁さん
日常を詠む俳句、素敵ですね。
俳句のある生活を楽しいと思えることに、本当に感謝です。

いいですね!奥さんの焼いたパンを召し上がれるなんて、なんと贅沢な日常。
我が家の時差は、開くばかりです。

妻の、と詠むことで、奥様への愛情を感じます。私も「妻との時差」でしたが。笑
さりげなく季重なりっぽくして秋を一層際立たせることに成功してますね。

切れ字「や」の効果が薄い言葉の配列ですので、「の」が自然な感じがします。
「を」もありますが、パンたちが炉を通ってきました。の意味になり、やや不自然かも知れません。

パンの焼ける匂いが、こちらにまで伝わってきています。
胡桃は、リスもイメージさせます。窓の外、あっリス!
楽しませていただきました。♪♪

点数: 1

「秋晴や新人戦の初安打」の批評

回答者 いなだはまち

添削した俳句: 秋晴や新人戦の初安打

南風の記憶さん

公園に・・という広い場所に
伸びやかに・・延長する感じに
秋晴れに・・空へと方向を示すように

に、にもっと可能性はありはしないかと、私なりのチャレンジでした。失敗!!
同じ単語を使って、それっぽくするのは、簡単ですものね。でも絶対入選しない句。

点数: 2

「星月夜ゴッホと酒とおだんごと」の批評

回答者 いなだはまち

添削した俳句: 星月夜ゴッホと酒とおだんごと

武照さん
拙句、夜寒へのご鑑賞ありがとうございます。
「六句」という言葉の解釈(解説)勉強になりました。・・知りませんでした。
この六句は、YouTubeで「ビタミンHaiku」という「毎朝6時に更新される動画」で紹介される句数のことです。
もしかして動画を作っていらっしゃる方(俳人1号さま)は、敢えて六句にされているのかも知れないと今更ながらに思った次第です。
響きは「音楽のロック」に近いですので、若々しい新鮮な響きを感じます。

御句について。
季語:星月夜(ほしづきよ)三秋・天文 子季語:ほしづくよ、星明かり
説明:月の無い晴れた夜空、月の光で見えにくかった星たちが、我先にと一斉に瞬いている景。

星月夜と聞いて、真っ先にゴッホを思い浮かべる作者の多方面への知識と心の余裕を
感じる句。そして、酒・だんごと並べ、余計な言葉を省き、思いを「物」に託している。余計な説明がない分、句に奥行や解釈の幅が生まれ、読者の経験値に合せ、鑑賞できる作品。星月夜とゴッホは、ややベタな関係だが、酒・だんごへと誘導する水先案内のような役割を果たしている。
作者の年齢・性別は、風流を理解できる五十代以上の男性と推察される。酒は、冷やのコップ酒。まん丸のだんごをつまみに、目の前に無い月にも思いをめぐらしている。清少納言が無月に思いを馳せるのに似た感情をうまくだんごに託している。
言葉を並べるだけでも、選び方で句に思いを込めることができることを教えてくれる佳句である。

ありがとうございます。
一点、おだんごの「お」が、句を緩くしている感じがしますので、以下のご提案をいたします。

星月夜ゴッホと酒とだんごあり

句末の二文字(あり)は、他の提案もできそうですが、私はこれでお願いします。
ちなみに「かな」は、しみじみと感じることになり、句の男っぽさを削ぎかねないと思い採用を見送りました。

点数: 0

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