「夕薄暑乾杯の泡茜色」の批評
回答者 慈雨
添削した俳句: 夕薄暑乾杯の泡茜色
田上大輔さま、こんにちは。
生活「人」選おめでとうございます。迫ってくるような力強い佳句でした。
御句、もうビアガーデンですか!初夏らしい気持ちのいい一句ですね。
中七下五が「乾杯の泡(は)茜色」で意味上はつながっているのは理解できます。ただやはり印象としてはプツプツ切れているように思いました。
あと軽やかな句意に対して、漢字だらけの重厚感がやや気になりました。
ちょっと語数調整で「茜色」を「緋色」にさせていただき、
・乾杯の泡の緋色や夕薄暑
あるいは、
・乾杯の泡の光りて薄暑かな
とか。
コメントにある「夕薄暑」と「茜色」の近さというのは色の意味ですよね?
それもあると思うのですが、「薄暑」と「飲み物」が近いというか、因果が含まれるような気がします。
季語を再考するのも一手かもしれませんね。
またよろしくお願いいたします。
点数: 1