「魂をぱんぱんにして桔梗咲く」の批評
回答者 つちや郷里
添削した俳句: 魂をぱんぱんにして桔梗咲く
佐藤 胡椒さんはじめまして。
土谷海郷(つちやみさと)と申します。
よろしくお願いします。
御句ですが、発想はなかなか面白いと思います。
桔梗の膨らんだ蕾のことを、「魂をぱんぱんにして」と表現しているのがオリジナリティがあると思います。
ですが、はっきり言うとわかりづらいです。
俳句は十七音しかないので、表現の独特さより、わかりやすさを優先した方がいいです。
蕾のことでしたら「蕾」と書いた方がいいですね。
あなたの表現したいことが十七音の器からあふれているので、「魂」を使いたいならそれで一句、「ぱんぱん」を使いたいならそれで一句というように、何句かにわけたほうがいいかと思います。
この一句じゃわからないですが、プレバト俳句の東国原永世名人タイプかな。
ちなみに、花のことを詠むときは咲いてる状態を詠むので、「咲く」という言葉はいらないんですが、この句の場合は蕾のことを詠んでいるので、「咲く」はいりそうですね。
・魂のごとき桔梗の蕾かな
・ぱんぱんと蕾ふくらみ桔梗咲く
前述のとおり、発想が面白いので続けていくと化けそうですね。
次回も楽しみにしております。
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