俳句添削道場(投句と批評)

つちや郷里さんの添削最新の投稿順の89ページ目

「魂をぱんぱんにして桔梗咲く」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 魂をぱんぱんにして桔梗咲く

佐藤 胡椒さんはじめまして。
土谷海郷(つちやみさと)と申します。
よろしくお願いします。

御句ですが、発想はなかなか面白いと思います。
桔梗の膨らんだ蕾のことを、「魂をぱんぱんにして」と表現しているのがオリジナリティがあると思います。

ですが、はっきり言うとわかりづらいです。
俳句は十七音しかないので、表現の独特さより、わかりやすさを優先した方がいいです。
蕾のことでしたら「蕾」と書いた方がいいですね。
あなたの表現したいことが十七音の器からあふれているので、「魂」を使いたいならそれで一句、「ぱんぱん」を使いたいならそれで一句というように、何句かにわけたほうがいいかと思います。
この一句じゃわからないですが、プレバト俳句の東国原永世名人タイプかな。

ちなみに、花のことを詠むときは咲いてる状態を詠むので、「咲く」という言葉はいらないんですが、この句の場合は蕾のことを詠んでいるので、「咲く」はいりそうですね。

・魂のごとき桔梗の蕾かな
・ぱんぱんと蕾ふくらみ桔梗咲く

前述のとおり、発想が面白いので続けていくと化けそうですね。
次回も楽しみにしております。

点数: 0

「山登る一歩一歩の確かなり」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 山登る一歩一歩の確かなり

イサクさんこんにちは。
このたび俳号を作りまして、つちや改め土谷海郷(つちやみさと)になりました。
よろしくお願いします。

私はまだ当サイトへの投句歴は浅いですが、このサイトの利用者の中から素晴らしい成績を収める人が現れたことには自分のことのように嬉しく感じますね。
私も頑張らねば。

さて御句ですが、単純に句だけ読めば「一歩一歩の確かなり」というフレーズに分厚い登山靴の靴底から伝わってくる地面の感触が感じられますね。
ですが、上記の通り入選者が出たことを鑑みると、さらに深い句ですね。
俳句作りを始めて、時には褒められ、時には厳しい指摘を受け、挫折したり紆余曲折を経て今に至ったんだなという思いが伝わってきます。

点数: 1

「滝のぼる鯉のごとくに輝けり」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 滝のぼる鯉のごとくに輝けり

げばげばさんこんにちは。

温かいお言葉と添削ありがとうございます。
「神々の通ひみち」
登山とは元々自身の信仰のためのものであり、登山という季語の本意とこの言い方がマッチしていてとても良いですね。
参考になりました。

秋沙美さんが俳句生活地選ですか!これは素晴らしいですね。
私もいつか選ばれてみたいものです。

またよろしくお願いします。

点数: 1

「花の名を知りてうなずく登山道」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 花の名を知りてうなずく登山道

こあめさんこんにちは。

個人的に好きな句です。
映像も見えますし、何気ない一コマを描くことができています。
コメントを拝読しまして、アプリで知ったということですね。
魚の名前を教えてくれるアプリは知っていましたが、花バージョンもあるんですね。
私的にはアプリという情報を盛り込む必要はないと思います。
ガイドさんに教えてもらったのか、見知らぬ人に教えてもらったのかなどを読み手に考えさせるのも俳句ですからね。

語順だけ変えて
・登山道花の名知りて頷けり
もしくは
・登山道花の名知りながら進む
・登山道花の名調べつつ進む
みたいな感じのもどうでしょうか。

次回も楽しみにしております。

点数: 2

「思い出が星空に溶け夏の空」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 思い出が星空に溶け夏の空

ほりくさんはじめまして。

思い出が星空に溶けるという表現の仕方は詩的ではありますが、十七音しかない俳句に入れ込むにはぼんやりしすぎています。
また、「星空」と「夏の空」で「空」が被っていますし、「夏の空」は基本的に昼間の空のことを言うので、矛盾が生まれています。
修学旅行ならそう書くべきですが、長い単語なので上五に字余りで置くというのが一番かもしれません。
俳句では字余りはあまりよろしくないですが、上五は一番字余りが許容されやすいので。

・修学旅行の思い出夏の星に溶け
・修学旅行の思い出夏の星に消ゆ
・修学旅行の思い出夏の星となり

「修学旅行の」までが上五です。
こうすればあなたの言いたいことに言葉が寄ったと思います。
ですが、これでもかなりぼんやりしていて意味がわかりづらいということは解消されていませんので、もっと上手な方の添削を待ちましょう。
修学旅行を詠みたいのであれば、実際に行った場所や体験したことを句にした方が良いと思います。

「江戸村の和傘とりどり風薫る」
これは以前私が日光江戸村を詠んだ句ですが、こんな感じで場所と自分の見た光景や思ったことを明確に書いた方がいいです。

これからも俳句作りがんばってください。

点数: 1

つちや郷里さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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