俳句添削道場(投句と批評)

つちや郷里さんの添削得点の高い順の44ページ目

「わが身上花野は知らぬはずなのに」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: わが身上花野は知らぬはずなのに

なおじいさんこんにちは。
いつもお世話になっております。

御句ですが
イサクさんがご提案された前書きが良いかもしれないですね。
「花野は知らぬはずなのに」の部分をどうするかですが、花野がどういう状態なのか説明するか、このままにして読み手に想像してもらうか判断が難しいですね。
ただ、季語を主役に立てるという見地から考えると、花野の描写も必要だと思います。

・(長く勤めた会社を辞めた記念に山奥の秘湯へ)
 「花野揺る我が身上なぞ興味なく」

()の中は前書きです。御句のコメントから拝借しました。
中八になりましたが、「ん」や拗音が入っていると字余りが気にならなくなると夏井先生がおっしゃっていた記憶があるので大丈夫かな。

またよろしくお願いします。

点数: 1

「ナンマドル羽織持つ手に秋感ず」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: ナンマドル羽織持つ手に秋感ず

木工用ボンドさんこんにちは。

御句ですが、ナンマドルが何かわかりませんでしたが、台風14号のことなんですね。
固有名詞や名前を使うのは全然ダメではありませんが、私個人の考えとしてはわかりやすさを優先した方がいいと思います。
また、「台風」自体が秋の季語なので、季重なりになりますね。

コメントに「台風が羽織を持っているような文になった」とありますが、私はそうは思いませんでした。
「ナンマドル」で一回切れて、「羽織持つ手に秋感ず」で一塊のフレーズになっていると解釈したからです。

・台風過ぎて羽織手放せぬ此の頃

私は添削があまり上手くないので、この添削例を過信しないでください(笑)
七八四という変則的な破調になりましたが、私の腕では「台風が過ぎたら肌寒くなり羽織が必要になった」という情報を入れるためにはこうするしかありませんでした。
これ以上変えてしまうと「添削」ではなく「改作」になってしまいますからね。
もっと上手な方の添削を待ちましょう。

これからも俳句作りがんばってください。
次回も楽しみにしてます。

点数: 1

「トレイルラン花野風集めてゴール」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: トレイルラン花野風集めてゴール

イサクさんこんにちは。
いつもお世話になっております。

御句
とても爽やかで良い句だと思いますが、やはりリズムですかね~。
言葉をいじらずに五七五のリズムにするなら
「花野風集めてゴールトレイルラン」ですが、カタカナが続くので読みづらいですね。

・ゴールという要素を捨てて
「花野風集めながらのトレイルラン」
・トレイルランを略さずに
「花野風集めトレイルランニング」

どちらも微妙ですかね。
長谷さんの添削例に一票で。

またよろしくお願いします。

点数: 1

「殿様や来客する秋近し」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 殿様や来客する秋近し

ただまさ れいたろうさんはじめまして。
土谷海郷(つちやみさと)と申します。
よろしくお願いします。

御句
申し訳ないですが、字面だけ見たら意味がまるでわかりません。
「や」という助詞は詠嘆の役割を持つと同時に意味を切り替える効果も持っています。
なので「殿様!!!」と詠嘆して意味が切り替わり、誰かわからない来客がいると思ったら、唐突に「秋が近いなぁ」という季語が出てくる感じになります。

殿様はトノサマバッタのことなんですね?
でしたらそう書きましょう。
「バッタ」は秋の季語であり「秋近し」は夏の季語なので、季節違いの季重なりという俳句のタブーを犯しています。
別の季節の季重なりは非常に高度なテクニックですので、季重なり自体もタブーなんですが、せめて同じ季節の季語でやりましょう。
トノサマバッタを見て「秋が来たなぁ」と思ったということでよろしいでしょうか。

・殿様飛蝗は秋への来訪者
こんな感じの破調になりましたが、ただまささんの言いたいことに近づいたと思います。

・秋来る殿様飛蝗来客す
五七五にしたらこんな感じでしょうかね。
※「来る」は「きたる」と読みます。

点数: 1

「幻影か家族団らん秋の空」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 幻影か家族団らん秋の空

鷹司晶子さんこんにちは。

御句ですが、どっしりとした重たい句ですね。
もちろん俳句では思ったことをそのまま詠み込むということも大事ですが、本来は季節を前提とするものなので、なんとか季語を活かしたいですね。

・在りし日の家族団らん秋の雲

兼題が「秋の空」なので捨てたくありませんが、「秋の雲」の方が御句には合っている気がしたので採用しました。
遠くなりゆくあの日の家族団らんの思い出と、澄み切った青空に浮かぶ今にも消えてしまいそうな遠い秋の雲を取り合わせました。

・鰯雲遥かかの日の団欒よ

こちらは秋空に連なる鰯雲と団らんの思い出を取り合わせてみました。

「幻影」と直接言わず、季語の持つ効果を信じてみるのも俳句の懐の深さです。

点数: 1

つちや郷里さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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