俳句添削道場(投句と批評)

つちや郷里さんの添削最新の投稿順の38ページ目

「隙間風ドルか金貨はなかったか」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 隙間風ドルか金貨はなかったか

友也さんこんにちは。

結構肩の力を抜いた方が良い句ができますよ。
詩にしようとしてもがいたり、もっと良い言葉はないかと探していると余計な力が入るものです。
意外と投句した後に、人に句の意味を説明している言葉のなかに良いワードが入っていたりします。
御句も「ドルか金貨はなかったか」と言われても、どういう状況なのかがわかりづらいですが、友也さんのコメントの中に良さそうなワードがありました。
”とっくの昔に売ってしまった”んですよね?じゃあそう書きましょう。

上五字余りになりますが
・「ドルも金貨も売ってしまった隙間風」
・「ドルも金貨もとっくに売った隙間風」
こっちの方がよっぽどわかりやすいと思います。

ただ、これでも何故こんな句を詠んだのかまでは伝わらないので、奥の手ではありますが、前書きというものを使ってもいいかもしれません。
前書きとは、句の前に句を詠んだ状況や場所などを記すものです。
この句の場合は「円安ドル高」と書けばいいでしょう。
このサイトは前書きを記入する欄はないので、コメント欄に書きましょう。
私が当サイトに投句した「秋空を貫くブルーインパルス」という句に前書きをつけておりますので、参考程度にご覧ください。
奥の手ですので、むやみには使えませんが。

次回も楽しみにしてます。

点数: 1

「青春は確かにありぬ返り花」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 青春は確かにありぬ返り花

再訪です。

基本的に俳句では自分のことを詠むものというのは、その通りです。
なので、一人称を句に取り入れる必要があるのかどうかは、よく議論になります。
十七音しかない俳句において、一人称分の音数を使うのはもったいないですからね。

私的には、改めて自分を強調したいときや、御句のように「私にも青春があったんだ」と実感する際は入れても構わないと思ってます。

例句
『教室のわたしを富士へ白き梅』鈴木光
『鈍行は僕の生き方かぶと虫』水野結雅

またよろしくお願いします。

点数: 1

「枯葉踏み向かう寒さにさ暖愛し」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 枯葉踏み向かう寒さにさ暖愛し

キジトラさんはじめまして。
土谷海郷(つちやみさと)と申します。
よろしくお願いします。

初心者さんということですので、一つ一つおさえていきましょうか。
その前に、「寒さにさ」の最後の「さ」はなんでしょうか。打ち間違いでしょうか。
ちょっとわからないので、これは無いものとして話を進めます。

・申し訳ないんですが、句の意味がまったくわかりません。俳句を小難しく考えすぎてわからなくなってる感じだと思うのですが、ちゃんと詩として言葉を繋げることを心掛けた方がいいと思います。
・「枯葉踏み向かう」というところ、季語+動作+動作と畳みかけてる感じは良いと思います。枯葉を踏む音も聞こえてきます。
・「向かう」とあるので、どこに向かうのかと思ったら「寒さ」と来るので、ここでわからなくなります。寒さに向かうというのはどういうことなんだろうか、それとも寒さ自体が向かってきているのか。
・最後の「暖愛し」という表現ですが、はっきり言うと陳腐です。寒いときに暖かさを求め愛するのは当然ですから。
・ちなみにですが、この句は「枯葉」と「寒い」の季重なりです。「枯葉」は冬の季語、つまり寒いのが当たり前なので「寒い」という言葉はいりません。もちろん「暖」という言葉もいりません。

上記のことを踏まえると、この句は「枯葉を踏みながらどこかへ向かっている」という情報しかありません。
俳句は本来字面だけで評価するものですが、こちらのサイトは添削をしてもらうサイトなので、コメント欄にこの句はどういう状況なのか、どういう思いで詠んだのかなどを出来るだけ詳しく書いてもらうと添削がしやすくなるので、次回からよろしくお願いします。

と言いつつ一応作ってみます。
・『待ち合わせ場所へ枯葉を踏みながら』
待ち合わせ場所という情報を加えるだけで、読み手は勝手にストーリーを想像してくれるようになります。これが俳句の奥行きです。
また、「向かう」という言葉は「へ」という助詞のたった一文字で表現できます。日本語の面白いところですね。

俳句は詩であると同時に情景描写、映像描写です。
季語のまわりで何が起きたか、または季語がどういう状態かを十七音で描写するものです。
それを踏まえてまた挑戦してみてください。
次回作楽しみにしてます。

点数: 0

「三時間足らずの家出いわし雲」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 三時間足らずの家出いわし雲

げばげばさんこんにちは。
いつもお世話になってます。

今回のポストは並選でした。
月曜の類想一覧をみてみると、この表現も類想なのかと驚かされますね。
特に今回の兼題「鰯雲」は誰もが使う季語なので、類想が多いんですかね。
類想を避けたところに新たな類想があって、大変でした。

御句ですが、類想であるということ以外に問題点はない気がしますね。
語順を変えてニュアンスを変えるという方法しか思いつかないです。

・鰯雲家出は三時間足らず
・三時間で帰る家出や鰯雲

またよろしくお願いします。

点数: 1

「右窓に連なる冬田六号車」の批評

回答者 つちや郷里

添削した俳句: 右窓に連なる冬田六号車

イサクさんこんにちは。
いつもお世話になってます。

御句ですが、「右肩に~七号車」のパクり・・・いやオマージュですね(笑)
プレバト歴代俳句でトップ5に入った名句。
「連なる冬田」というところに景色の動きが感じられます。
まぁ本歌取りのような形なので、特に言うことはないですね。

またよろしくお願いします。

点数: 3

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