「待ちくたびれてぽろぽろと巨峰かな」の批評
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 待ちくたびれてぽろぽろと巨峰かな
負乗さん、「新酒」句への感想ありがとうございます。
御句について。
「巨峰」へのこだわりがどの辺りにあるかにもよりますが、他の方の指摘通り、品種名「巨峰」を季語「葡萄」に変えるのがよいと思います。
粒の大きさとかだと、最近なら「葡萄」といえばそれくらいのものをイメージされると思うのです(私の子どもの頃の感覚だと、葡萄といえば「デラウェア」で、「巨峰」などの大粒なものは贅沢な贈答品みたいな感覚でしたが、今のスーパーでは輸入物が増えたのか、寧ろデラウェアのような小粒な種の方がたまに見かける程度の存在になりました)。
あるいはオ段の音を続けたい、というところにあるなら、「ぽろぽろ」の前に「葡萄」を措くことで“ぶどーぽろぽろと”となって、どうかなあ、と考えてみて・・・
葡萄ぽろぽろと待ちくたびれて落つ
いや、句またがりやり過ぎですね。提案句はなしとさせていただきます。
今後とも、よろしくお願いします。
点数: 1